バレットジャーナルで2021年を振り返る

年末年始は年休を足して、ゆったりと過ごしました。
こんなにゆっくりしたのは久しぶりの気がします。

手帳を見返す時間もじゅうぶんに取れました。
毎日ちょこちょこ書いているつもりだったのですが、見返してみると、もう少し記録しておけばよかった、と思います。

振り返りは手帳だけでなく、私の場合、ブログも役に立っています。
去年の1月の記事を読むと、今の心情とはまったく違っていて、おもしろいです。

2021年の手帳とわたし
新しい年が始まりました。今朝ようやく、1月のマンスリーログを作り、今年初めてのデイリーログを書きました。手帳から離れてみた12月後半から、ずっとバレットジャーナルを書いていませんでした。あえて開きませんでした。今朝、久しぶりにバレットジャー...

この時期に一回沈んでゆらゆら浮かび上がったことが、結果的によかったようです。

他には、オンラインショップの注文履歴の振り返りも有用ですね。買ったもの、誰かに贈ったもの、案外すぐに忘れてしまう。

2021年を振り返る

「1年に起きたよかったことリスト」のページを作っているのですが、そこからさらに厳選して、「2021年を振り返る」ページも作ってみました。

2021年の後半は忙しすぎて気づかなかったのですが、10年前、20年前の自分が立てた目標に、知らない間にたどりついていたことに、手帳を見返して初めて気づきました。

1月~3月

時間的に余裕がある時期で、近場をたくさん歩きました。
書こうと思っていたセルフ出版本の原稿が全く進まず、いったんあきらめることに決めました。(ご協力をお願いしていたみなさま、その節は本当に申し訳ありませんでした。)
時間があっても原稿の字数がそれに比例して増えるわけではないのだなということを再確認できました。

その代わり本はたくさん読めました。ブログで紹介した外国語書籍は以下の通り。日本語書籍はもっと読みました。

A Lonely Girl is a Dangerous Thing by Jessie Tu 読了
A Lonely Girl is a Dangerous Thing、読み終えました。2020年の夏に、オーストラリアで出版された作品です。
The Guest List by Lucy Foley読了
Lucy FoleyのThe Guest Listを読み終えました。アガサ・クリスティぽいミステリ、ということでしたが、最初から最後まで、気がめいるドヨドヨした雰囲気たっぷりのお話でした。あらすじ船でしかたどりつけないアイルランドの島で開催...
Normal People by Sally Rooney 読み終えました(再・英語・中国語)
Normal People by Sally Rooneyを読み終えました。直前に読んだ本がアイルランドの孤島を舞台にしていたので、そういえばNormal Peopleもアイルランドのはなしで、結構意地悪な人がいっぱいでてきたなと思い出して...
荒潮 陳楸帆 読みました
まずは中国語で読んだ、陳楸帆の《荒潮》。日本語でも読み終えました。作品自体は2013年に発表されていて、『三体』と同じく、それほど新しい作品ではありません。(中国のベストセラーリストって、いつも10年以上前の作品が入っていて、不思議です。日...
Machines Like Me(『恋するアダム』新潮クレストブックス)読みました
イアン・マキューアンのMachines Like Meと、1月に出た日本語版『恋するアダム』を読みました。『恋するアダム』って邦題、どうなんでしょうか。内容は原題から受けるイメージと同じく、甘さはありません。中国語版のタイトルは原題に則して...
The Invisible Life of Addie LaRue (『アディ・ラルーの誰も知らない人生』)読み終えました
V. E. SchwabのThe Invisible Life of Addie LaRue(『アディ・ラルーの誰も知らない人生』)を読み終えました。10月に出てすぐにサンプルを読んで勢いで買ってしまったものの、2割くらい読んだところでペー...
南货店 张忌 読み終えました(中国語読書)
张忌の2020年の長編小説、《南货店》を読み終えました。最近の中国語読書は、好きな短編を何度も読み返すか、中国語に訳された海外作品を読むかがほとんどで、長編小説を読み切ることが少なくなっていました。久しぶりに、読み終えて「これは人に紹介した...
佛兰德镜子 dome(胡葳)読み終わりました
ずっと読みたかった《佛兰德镜子》(フランドルの鏡)をやっと読み終わりました!紙の本がほしかったのですが、電子書籍が入手できるようになっていたので、電子書籍で読みました。(リンクは微信読書です)初期フランドル派の画家、フーゴー・ファン・デル・...
晚婚 辽京 読み終わりました(中国語読書)
豆瓣の新刊情報だかレコメンド欄だかに出ていた、1月に出たばかりの《晚婚》という小説を読み終わりました。著者の辽京は80后で北京人。北京外国語大学の卒業生です。豆瓣からデビューした作家のひとり。この作品も、もともとは《默然记》というタイトルで...
《文城》余華 読み終えました(中国語読書)
8年ぶりの余華の新作長編《文城》、読み終わりました。読み始めたら止まらず、一気に読み終え、寝不足です。リンク先は豆瓣。電子書籍はAmazon中国または京東、当当など複数のストアから入手可能です。8年ぶりの新作2013年の《第七天》ぶりの長編...
Girl A by Abigail Dean 読み終えました
今年1月に出たアビゲイル・ディーンのデビュー小説、Girl Aを読み終えました。エージェントにより出版権がオークションにかけられ、6桁の金額で競り落とされたという話題作です。著者は2作目の執筆にとりかかりつつ、今もGoogleで弁護士として...
Klara and the Sun読了(カズオ・イシグロ『クララとお日さま』原書)
カズオ・イシグロのKlara and the Sun、読み終えました。世界同時発売ということで、日本語訳もすでに出ています。中国語訳も韓国語訳も出てた。すごいな。Amazonの日本語版ページはかなりネタバレレビューが集まっているのでご注意く...
City of Girls エリザベス・ギルバート 読み終えました
先日Kindle版がセールになった際に買っておいた、City of Girls by Elizabeth Gilbert を読み終えました。このところ200~300ページくらいの作品に読みなれていたのですが、こちらは500ページ強。長かった...

後半から新しいお勤め仕事を始めました。

Poke2を買いました。京東とかタオバオとか使って、この時期は他にもこまごまとした買い物をしました。

電子ペーパー読書端末、Likebook P6を買いました!
ここのところ、Boyue Likebook P6を使っています。6インチの電子ペーパー読書端末です。6インチといえば、BOOX Poke3を買ったばかりでは?と気づいてくださったみなさま、いつも読んでくださってありがとうございます。実は昨年...

4月~6月

勤め先が合わず、続けることを断念。次の人が見つかるまでという合意を得てぼちぼち働きます。
仕事の内容的にはおもしろく、新規立ち上げ部署だったこともあり、自分で考えながら事務フローも効率的に組み立てられ本社の人とも信頼関係を築けたのが自信になりました。後任の人とは結局会えずじまいでしたが、うまくやれてるかな。
職場におかしな人がいれば早めに逃げたほうがいい。勤め先はたくさんあります。

月に1度は欲しいものを買い、ランチに出かけ、映画を見に行くことができました。

海の日企画を立ち上げて、このたびは中国語読書にどっぷりつかる予定でしたが、イマイチでした。ノルマをこなすのに一生懸命で、あんまり楽しくなかった。結局、原稿に逃げてしまい、おかげでKDP出版を達成しました。私はいつもこのパターン。

6月にはKDPで『ときほぐす手帳』を出版しました。忙しいほうが原稿が進むことを実感。

読んだ本。
アンディー・ウィアーの新作はとてもよかった。

Project Hail Mary by Andy Weir 読み終えました!
アンディ・ウィアーの新作、Project Hail Maryを読み終えました!おもしろかった!発売時は2200円台でしたが、今は少し値下がりしてます。そして日本語版『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も出ました!『火星の人』を彷彿とさせる宇宙...

クララとお日さまの中国語版。

克拉拉与太阳(クララとおひさま中国語版)読み終えました
カズオ・イシグロのKlala and the Sunの中国語訳、《克拉拉与太阳》を読み終えました。簡体字書籍にしてはめずらしく、日本のKindleストアでも購入できます。世界同時刊行、あらためてすごいなと感じます。我们改不了的。我们这代人依...
Britt-Marie Was Here by Fredrik Backman 読み終えました
フレドリック・バックマンのBritt-Marie Was Hereを読み終えました。スウェーデン語からの英訳版。すっかりファンになってしまいました。日本語版(『ブリット=マリーはここにいた』)も出ています。頑固なおじいさんの次はA Man ...
This is How You Lose the Time War 読書記録
今年初めに読んだ、This is How You Lose the Time War。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞/英国SF協会賞受賞作。夢中で読んだのですが、難しくって感想を書けずにいました。今月邦訳が出ます。タイトルは『こうして...

買ったものでいちばん満足してるのは、炊飯器。

おいしいおこげができる炊飯器を買ったらQOLあがりました
もうすぐ10年選手になる炊飯器の、炊飯クオリティと保温機能がどうも落ちてきたようなので、思い切って新しいものに買い替えることにしました。ごはんがおいしくなくなった数か月くらい前から、急にごはんがおいしくなくなっちゃったんですよね。水加減はい...

Kindle書籍だけでなく、複数の電子書籍サービスを利用できるBOOX端末を買ってから、読書が一段とはかどるようになりました。中国語と英語の行き来も簡単。活字だけでなく音声も利用できるので、Scribdを活用するようになりました。

洋書読み放題・聴き放題サービス、Scribd(Everand)を使っています
洋書読みの皆さんが愛用されているScribd(Everand)。昨年末頃から、怒涛の洋書読みシーズンに入ったのを機に使い始めました。私が読みたい本があまり入っていなかったので、これまでは利用していなかったのですが、洋書セール情報を更新するよ...

7月~9月

新しい仕事を始めました。
自分の能力では手が届かないかなとあきらめていたところに採用のお知らせが来たのでうれしかった。英語5、日本語3、中国語2、で毎日の業務が進んでいきます。「私には無理かも」「なんとか食らいついたらイケるかも」を行ったり来たりしながら、かなり消耗しつつ、日々過ごしていました。晩ごはん作れない日も多かった。

読んだ本。ほとんど読めてません。忙しいのもあったけど、途中であきらめてしまった本がたくさんあります。前半に読んだ本がよすぎて、波に乗れませんでした。
朗読音声に活字読書を引っ張ってもらって何とか読んだ1冊。Scribd万歳。

How Lucky by Will Leitch 読了。キングおすすめどきどきサスペンス
スティーヴン・キングの夏本リスト(Stephen King’s favorite 2021 summer reads)にあった、How Lucky by Will Leitchを読みました。スティーヴン・キングが好きって公言するのがわかるわ...

こちらも読み上げサービスと活字の並行読みでした。

《尾气》慢三 読了(中国語読書)
慢三の《尾气》を読み終えました。北京という大都市で奮闘する人たちの悲哀に満ちたミステリーです。10月末のある夕方、通勤ラッシュのピーク時に、北京の環状線・三环路の国贸桥上で、車を運転していた男が突然死。現場に駆けつけた刑事・马牛は、フロント...

買ったものでは、懸垂バーがとてもよかった。ぶら下がるだけですけど、肩こり軽減。

STEADYの懸垂バーとフォームローラーで肩こり軽減
先日、懸垂バーを買いました。ぶらさがり棒が買いたかったのですが、部屋を占領してしまうような場所を取るものはイヤだな(洗濯干し場になってもイヤ…)と悩んでいたら、つっぱり棒的に設置できる商品を発見。類似商品が多くありますが、何かあったときに日...

ノイキャンイヤホンも、頭が痛くならない商品を見つけることができて大満足です。

Anker Soundcore Life P3 ノイズキャンセリング付き完全ワイヤレスイヤホンを買いました
AnkerからSoundcore Life P3という、ノイズキャンセリング付き完全ワイヤレスイヤホンが出ました。以前BOSEの有線ノイズキャンセリング付きイヤホンを買ったものの、使用するたびに気分が悪くなるため、強力なノイキャン機能のある...

コロナで血中酸素濃度測定器が話題になり、いい機会だからMi Band6を買いました。
Apple Watchほど高くないので、ウェアラブル気になる人にはホントにおすすめです。

Mi Band 6を買いました。血中酸素濃度も測れる
Mi Smart Band 6を買いました。持っているMi Band 5とほとんど違いがなかったので、はじめは購入を見送るつもりでいましたが、Mi Band 6では血中酸素濃度が測れるようになり、パルスオキシメーター代わりになるとのことで、...

10月~12月

会いたい人たちに久々に会えました。うれしいお声がけも複数いただき、次につながるといいなあと期待しています。

KDPでペーパーバックも刷れるようになりました。すごい。試し刷りで満足して販売はしてません。高すぎるし。

KDPペーパーバックを刷ってみました
Amazonでセルフ出版しKindleストアで販売している電子書籍の、ペーパーバック版を出版できるようになりました。電子書籍であれば、誤字脱字があれば改訂して、購入者に新しいバージョンを届けることがわりと簡単にできますが、紙書籍はそうはいか...

9月くらいにOculus Quest 2を買いました。

Oculus Quest 2を買って飽きずに遊んでいるコンテンツ
Oculus Quest 2を買いました。オールインワン型VRヘッドセットです。私はフィットネス、子どもはシューティング、夫はVR動画、と、それぞれに楽しんでます。想像していたより没入感がすごいです。レディ・プレイヤー 1に出てくる人たちが...

あとは、新しいKindle Paperwhite(第11世代)も買いました。あんまり使えてないですが。

新しいKindle Paperwhite(第11世代)を買いました
ブラックフライデーで新しいKindle Paperwhiteが安くなっていたので買いました。通常は14980円ですが3000円引きの11980円。12/2(木)まで。セールで買えるのは容量少なめバージョン手元にあるひとつ前の世代のKindl...

自分の英語がどうしようもないことに嫌気がさし、トレーニングを始めました。『英語のハノン』いいです。

英語のハノンをやっています
職場が変わって、外国語を使う頻度が大きく変わりました。割合としては、英語5、日本語3、中国語2くらい。読み書きもしゃべるのも同じくらい機会があります。しばらく語学関係ない事務職をしていたので、英語はさびつきまくっています。読み書きはまだしも...

高校生のムスメがHSK5級に合格しました。

高校生、HSK5級合格しました(ほぼ7割)
うちの高校生が、9月にHSK5級を受験しました。当日の朝はバタバタして、遅刻寸前で会場にすべりこみセーフ。全然やる気が感じられず、正直合格ラインに届くのは難しいかなと思っていました。ところがふたを開けると200点オーバー、ほぼほぼ7割とれて...

秋になると仕事にも慣れて落ち着いてきて、日本語の本をたくさん読みました。
あと、ちょっとずつロシア語を始めたりと、生活に余裕が出てきました。
しかし洋書の方はDNF(放り出し)が続きます。サリー・ルーニーもダメだったし、ジョディ・ピコーの新作もダメでした。

そんなこんなで、振り返った2021年。

20代で結婚し、そのときに立てた30代、40代の自分のあり方。年末に振り返ったら、ちゃんと叶えられていたことに気づきました。そして、20代の時点では想像することすらできなかった50代の自分。ふとしたきっかけで大きな目標ができました。そのことを考えるとワクワクが止まりません。
正直、子どもが大きくなるのに比例して、自分自身が停滞していると感じていたのですが、その目標のおかげで停滞感が消え去り、以前のように「空き時間があったら少しでも手を動かして前に進もう」と思えるようになりました。

目標を据えて、そこに向かってガシガシがんばる、というのもいいですが、私の場合は、一つのことにフォーカスしすぎると続かなくなってしまうので、焦点を合わせすぎずに視野を広くもち、気になることにはすべからく首を突っ込み、一歩一歩すすんでいくのがいいのかもしれません。いろんなことに気を取られて記憶からこぼれ落ちてしまうものも多いので、そのためにバレットジャーナルに記録。そして振り返りの時間を持つ。

50代の自分がより楽しく過ごせるように、40代を充実させていきたいと思います。

今年こそは、自由に行き来ができる世の中になりますように。

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