新しい本が出ました!!
KADOKAWAさんより『英語が身につく ちいさなノート術』という本をお届けすることになりました。
2月16日発売です。
これまで書いてきた本とは違い、与えられたテーマと構成の中で、どのように自分の思いを伝えられるかということに挑戦するよい機会となりました。
セルフ出版した電子書籍『ちいさなくふうとノート術』とタイトルが似ていますが、別の本です。新しく書き下ろしました。
☆☆読んでくださった方のレビューはこちら。
ノート×英語
雑誌の手帳の使い方特集や、学習ノートの写真が載った本やサイトを見ると、
「なぜこういう使い方を選んだのだろう?」とか、
「どういう流れでこういう書込みがされて、どういうふうに活かされているんだろう?」
といった好奇心で胸がいっぱいになります。
書かれたページのきれいさに憧れることもありますが、惹かれるのは、未来の自分が少しラクできるように工夫を重ねられていることが垣間見られる紙面です。
じーっと紙面を眺めて、その人が使う様子を想像し、その人のアイデアを自分の生活にどう活かそうか、楽しくあれこれ考えます。
そんなふうに、じーっと見て、あれこれ考えて、このアイデアのうち、どれを自分の暮らしの中に取り入れてみようか、そんなふうに楽しめる本を作ろうと思いました。
これまでの本においても、それは共通したテーマなのですが、今回はぐっとカテゴリーがしぼられました。
「英語学習」です。
「英語学習のノート」と聞くと、長文を色分けで構造分析したノートとか、オリジナルの単語帳とかを思い浮かべるかもしれません。
インスタグラムの勉強ジャンルでは、わりとこうした「綺麗に整理され、書き込まれたノート画像」をたくさん見かけるし、私も楽しく見ているのですが(人の勉強ノートを見ると、めちゃめちゃやる気が出ますよね)、残念ながら今回の本にはそういう例は出てきません。
この本のテーマは、「学習を続けるために、ノートを使ってしている私のくふう」です。
英語に限らず、外国語学習は細く長く続けていける楽しみもありますが、短期間で一気にがっつり仕上げることが必要になる時期もあります。
いろんな形で英語学習に取り組んでいる人たちに、寄り添える内容になればと考えて書きました。
この本は、かつて在籍していた会社(TOEIC IPの定期的受験必須)で、英語嫌いな人からよく相談を受けていたことを思い出しながら書きました。
どうせやらないといけないことなら、少しでも楽しみを見つけられたり、負担をできるだけ少なく勉強できたらいいなと、日々のくふうをまとめたものです。— Marie (@marie__100) 2019年2月15日
英語学習が続かない、手帳が続かない、というふたつの悩みは、無関係のようで根っこは同じだと思っています。
バレットジャーナルの本でも、「落とし込む」ところを伝えたかった。
今回の本は英語を習得するために必要な鍛錬を生活の中に落とし込むために必要なものをノートにからめてまとめました
— Marie (@marie__100) 2019年2月16日
#英語が身につくちいさなノート術 pic.twitter.com/RrrmI0LB4m
— Marie (@marie__100) 2019年2月16日
ノートで作る、学習継続のマインドセット
大人になってからの外国語学習は、挫折続きです。
英語力を上げようと決意して、テキストを買って、計画を立てて、トラッカーを作って、準備万端なのに、なぜか計画倒れになってしまう。
誰にも強制されないぶん、なかなか続かない。
目標を持とうとしても、目指したいと思うロールモデルが周りにいない、あるいは、レベルが高すぎて追いつける気がしない。
具体的にどういう力をつければいいのかわからない状態で、世の中は漠然とした「英語力」をあらゆる場面で求めてきます。
そうした中で、「私なりの目標」を見つけ、「私に合ったやりかた」で、忙しい毎日の中で少しずつ学習を続けるために、工夫している方法を、「ノート」というテーマでまとめてみました。
今回の本は「自分に合ったやり方をみつける」ための本になるといいなと思って書きました。10人いれば、10通りの適切なやり方があるはず。それは、自分で見つけていくほかない。
「私のやり方」が、そのまま「あなた」に当てはまることはないと思います。でも、試してみて、フィットしないところを自分仕様にカスタマイズしていくことで、「あなたのやり方」が見つかるかもしれない。
ノートの写真が多く掲載され、イメージしやすい内容になっています。
バックグラウンドについて
外国語学習の本の話になると、多分著者のバックグラウンドが気になると思うので、英語に関しての私の背景を簡単に書いておきます。興味のある方は2006年から書いているこのブログの過去記事を掘ってみてください。
英語学習は田舎の公立中学・高校の授業(+大学の教養講義)だけ、大学の専攻も英語とは関係なしで、英語圏に留学したことも旅したこともありません。小さなころから本を読むのが好きだったので、好きな小説を原書で読みたいという夢はあったけれども、学生時代には1冊も読み通せたことがありませんでした。
今はというと、Kindleがあれば読みたい本はなんとか最後まで読めるようになりました。最後まで読めないままで放置している本もたくさんありますが、これは日本語の本でも同じです。仕事ではほぼ毎日英語に触れる機会があるので、細々と英語学習を続けるモチベーションの源となっています。
売り文句になってしまっているTOEICについて。
はじめて受けて835、2年半後に910(IP)を取りました。その半年後に915(IP)を取って、とりあえずTOEICを受ける必要がなくなりました。TOEICを受けた理由は、就職活動の際、中国語スキルを持っているだけではアピール材料として弱いと感じ、900以上のTOEICスコアを取っておきたかったからです。
「半年で500アップ」とか、「3か月で700から900に」とか、驚きを与える要素は全くなく、しかもIPなので本格派(?)の方からは認めてもらえない可能性もあります。でもまあ、私の就職活動では必要十分でしたし、コツコツ続けた学習の成果が数字という形であらわせたのでよかったです。
「新しいノート術」「TOEIC900がとれる超効率的なノート術」という惹句にふさわしい内容ではないとは思うのですが、目的意識を持ってちいさな習慣を積み重ねることで、最短距離ではなくてもちゃんと行きたいところに行けるんだよという思いをつめこみました。
英語学習だけでなくノート術・手帳術としても
今回は英語学習にフォーカスした書籍となりましたが、機会があれば、多言語学習についても書けるといいなと思っています。複数の言語を学ぶことは、必然的にひとつの言語にかける学習時間が少なくなってしまうというデメリットが生まれますが、それ以上のメリットがあることも実感しています。
今回は英語にしぼった内容となりましたが、学習のための時間管理やスケジューリング、こまぎれの時間で効率よく学習する方法について書いていますので、他の言語を学習されている方にとっても役に立つ内容になっているのではないかと思っています。
「くふうしながら続けていくこと」から得たものは、外国語学習だけでなく、普段の生活のいろいろな場面で役に立っています。
「手帳の使い方」という視点でも読んでいただける本です(バレットジャーナルの要素も結構あります)。書店で見かけることがあれば、ぜひ手に取ってみてください。どうぞよろしくお願いいたします。
Marieさんの新刊『英語が身につく ちいさなノート術』に『TOEIC L&Rテスト 本番そのまま プラチナボキャブラリー』を使った詳細な学習法が掲載されています。等身大の学習者による、現実的で最高に効率的な英語の学習方法が満載です。
『英語が身につく ちいさなノート術』https://t.co/8WvmsKZTSl pic.twitter.com/VJZj0aYCcS— 濱崎潤之輔 (@HUMMER_TOEIC) April 1, 2019
レビューありがとうございます!
『英語が身につくちいさなノート術』について – Word Piece 3
…より英語学習に特化した他の章も、英語に限らずオトナが「勉強」をする場面でとても参考になる、と思う。そう、これは「オトナが勉強するためのちいさなノート術」でもあるのだ。…
読んだ。2回。英語の勉強法(しかも2児の母で細切れに勉強する工夫満載)が詳しく載っていて、行き詰まってたのでとても参考になった。良本|
Marie の 英語が身につく ちいさなノート術 https://t.co/UTtBWBvfus— Tinana🦎好きなことしてたい (@tina_na) 2019年2月16日
『英語が身につくちいさなノート術』おもしろくてあっという間に読み終えた。章ごとにまとめがあって、理解を助けてくれた。急にやる気が出てきて、英語の学習を再開。先日購入したマイクロ5 を「気になったらすぐメモで自分だけの単語帳をつくる」に活用しよう。わぁ〜、楽しくなってきた!
— 翠鳥 (@_halcyondays) 2019年2月16日
あと、「英語が身につく」とあるけど、実際は英語以外の語学、あとは他の資格関連でも通じる内容の本だなあ、と思いました。
— ❄️だなえさん❄️ (@danae3tw) 2019年2月16日
購入しました!今の気分にタイムリーな一冊です。語学学習で手帳を使いこなしたいとずっと思っていたのですが、なかなか具体的なイメージが浮かばなかったので。
英語が身につく ちいさなノート術 Marie https://t.co/T0OgoDn0uk @amazonJPさんから
— Chaimalee Y (@malee_saru) 2019年2月16日
Marieさん著の#英語が身につくちいさなノート術
を再読しました!実践メモに記録しながら進めていきます🤗 pic.twitter.com/oqZ3Sk8MCp
— Rommy (@RommyEnglish) September 4, 2021