『ちいさなくふうとノート術』刊行から4年半、続編がようやく完成しました。
今回もKindleダイレクトパブリッシングでのセルフ出版です。
表紙のデザインから校正までワンオペです。挿絵のキノコだけムスメ作です。
効率とか、夢が必ず叶う、とか、そういうのがとてもとてもしんどくなってしまって、そうじゃない手帳術・ノート術についての本を書きたいなと思いつつ、なかなか進まず一進一退を繰り返しておりましたが、ようやく完成しました。
ノートの実例・デジタルツールの使用法など、120枚以上の画像を掲載しています。
・手帳と合わせて使うと便利なデジタルツール
・シンプルに運用するデイリーログとコレクションページ
・迷ったときの手帳とのつきあい方
1冊にぜんぶ、は難しい
バレットジャーナルは「何もかもを1冊にまとめ」られるのが売りですが、万能のシステムではありません。
なにより、「何もかもを手書き」は時間がかかりすぎる。
ネットを見ればきれいに描かれたページがあふれていて、「このくらいやらなければいけない」というおかしなプレッシャーもかかってきます。
私自身は、記録したいことの一部をデジタルにまかせることで、手書きの手間がかなり減りました。
手帳と合わせて使うとメリットの大きいデジタルツールをたくさん紹介しています。
手帳をうまく使えない
雑誌の手帳特集だけでなく、使用例を集めた手帳ムックが多く発売されるようになってから、どのくらいたったでしょうか。
SNSで手帳のアイデアが多くシェアされるようになり、参考になる情報に触れる機会が増えたと同時に、手帳疲れ、手帳をうまく使えないことの悩みがあるということもしばしば目に入るようになりました。
私自身、うまくいかないことは今まで手帳を使って解決できたのだから、今回もできるはず、とあまりに強く思いすぎて、調子をくずしてしまった時期もあります。
手帳をうまく使えない、という悩みにこたえられるといいなと思い、私自身の経験をシェアしています。
コロナウイルスで世の中が急変し、自粛自粛の生活が続いてはや1年半。
思うようにいかないことばかりですが、そんな中でもできる限り前向きに、でも前のめりになりすぎず、おだやかに日々を過ごしていきたい。
そんな気持ちを「いいことばかりが続くわけじゃない日々をゆるやかにつむぐ私のノートの使い方」、という長いサブタイトルにこめました。
好評発売中
ありがたいことに、さっそく売れ筋・新着ランキングの上位に出ています。
Amazonは自分で書籍のジャンルを指定できないので、たまにふしぎなジャンルにカテゴライズされます。
すごい人たちにはさまれています。
レビューありがとうございます!
倉下さんの書評サイト『Honkure』。
ツキアカリさんの『ツキアカリテラス』。
素晴らしかった!これは凄い!私の悩みが全部書いてあるのかと思った。うまくいかなかった例が書いてある事がこの本最大の素晴らしさ!参考文献も読む!#Bujo
"ときほぐす手帳: いいことばかりが続くわけじゃない日々をゆるやかにつむぐ私のノートの使い方" by Marie https://t.co/naIcU6EWcC pic.twitter.com/U9fdkOXk8d
— さーや(Saya) | 家事嫌いわー!ママ (@fuji_kko_jp) August 2, 2021
昨晩読み終わりました。頭の中が忙しくて頑張り過ぎちゃう、そして頑張りが続かなくて自己嫌悪で凹む人に、おすすめです〜。
手帳はパートナーであって、リーダーじゃないんだよなって思いました。やるのは自分。でも毎日張り詰めなくて良い。 https://t.co/3YGCfT4RAd— Tinana🦎釣りキャン🎣 (@tina_na) June 21, 2021
まだ読み途中ですが参考になるヒントがたくさんあるのでありがたいです。
— 柚野(ゆうの) (@yuunoyuuno0808) June 22, 2021
ときほぐす手帳: いいことばかりが続くわけじゃない日々をゆるやかにつむぐ… https://t.co/Qt554OOOqu
読了しました!雲の上の人みたいに思っていたMarieさんだけど、悩んでいたことは自分とけっこう似てるんだなと気づいてびっくり。自分を変えていくためのヒントをもらった気がしました。
— Lavendale @ Home (@lavendale) June 23, 2021
おすすめの本の紹介:『ときほぐす手帳: いいことばかりが続くわけじゃない日々をゆるやかにつむぐ私のノートの使い方』(Marie 著)
アンリミでよんでる やはり書店で売るための本の体裁よりも個人が自分のノウハウを開示してくれる同人誌的な本が好き https://t.co/AwaicXBD3b pic.twitter.com/8KeFIPrAxl— まい (@MemoMaiko) June 23, 2021
プロントで読書タイム。
marieさんの本「ときほぐす手帳」しょっぱなからうなづくことしかなくて首がもげそう…! pic.twitter.com/uaxrj1r4to— (も・ω・い) (@mokyun) June 24, 2021
ノートに書くことを一瞬でも迷うことはフセンに書くようにしてる→書籍の編集作業もフセンをもとに進めたというのを読んで、わたしもフセン!!!!ってなってる。
何かしらのヒントはもらえる本なので、未読の方はぜひ。https://t.co/5QrpRyqsPs
— なかむら真朱 (@aooooon) June 25, 2021
やっとこさ読了。「私もそこで悩んだ〜」と共感しながら穏やかな気持ちで読んでいたら衝撃が走る。
『google keepおまっ!場所で通知できるんか!』笑今まさにbujoないし管理という面で悩んでいる人には、たくさんのヒントが得られる本だと思いますー。 https://t.co/KIhvJZqp8x
— にょの (@nyono218) June 27, 2021
たまたま見つけてダウンロード。
ワクワクしながら熟読中です…!読み応えじゅうぶん。
いまいち使いこなせなかったGoogleカレンダー、早速あれやこれやカスタム始めました!!良書をありがとうございます😊 https://t.co/ms2TD7XOtc
— うさぎ@ 目指せ年間200冊! (@usagi_note15) June 25, 2021
拝読しました。
全編とおして日々の失敗や不安を肯定する姿勢が貫かれていて、読んでいるこちらの心がときほぐされる素敵なご著書でした。— ℕ (@neuenana) June 27, 2021
通読完了。
サクサクと沢山のことをこなされている印象の著者さん、実は心配性で飽き性で段取り苦手…と、同じ悩みが多く共感の嵐!
自分を知り、自分で機嫌をとるための自分だけのやり方を探り出すヒントがびっしり。とても読みやすいです。
さて私はどうしようかとおさらいしながら読むのも楽しみ。 https://t.co/jXSs3kkVI4— きょろぺこ (@kyoro_peko) June 29, 2021
読みました📘デジアナ併用に行き詰まったときのヒントをいろいろいただき、完璧を目指さなくてもいいんだという気付きがありました😌 折に触れて読み返そうと思える本、ありがとうございます😊 https://t.co/YFlKXaSklp
— さかりょう (@sacalyo) June 29, 2021
憧れのMarieさんの本読了。Kindle買えないのでunlimitedでも読めて嬉しい。
手帳や文具が好きだから私もこんなふうにやりたいと思いつつ「どうせ続かない」と思って結局ベッドに寝転がってTwitterに時間を使いすぎる私。そろそろ変わりたい…やろうか、とやっとやっと思えたかも。 https://t.co/fWDDkbEfyD
— け ろ 子 (ΦωΦ) (@Naokind) June 28, 2021
単なるTodoリストや備忘録としてではではなく、自分自身が充実感を感じるための手帳術だと思いました🥰
— こやもり (@koyamori71066) June 30, 2021
Marieさんの『ときほぐす手帳』いいですよねというところから、魅力的なノウハウ本書くのってめちゃくちゃむずかしいですよねという話をしました。#うちあわせCast https://t.co/FSK6KdPXag
— Tak. (@takwordpiece) July 1, 2021
Amazonカスタマーレビューより引用:
今回、特に印象的なのは、デジタル・ツールの活用です。
Marie さんはプログでも様々なアプリやガジェットをご紹介されていますが、実際にどのように時間管理(ログの取り方を含めて)されているのか、手帳のお写真とスクリーン・ショットの解説がとても分かりやすいです。
(読むのを中断して、LINE Keep メモの設定をしました。)……
書籍紹介
本書では、デジタルツール併用を前提とした、現在の私の手帳の使い方について紹介していきます。
2017年に発売した、『ちいさなくふうとノート術』の続編です。
・手帳と合わせて使うと便利なデジタルツール
・シンプルに運用するデイリーログとコレクションページ
・迷ったときの手帳とのつきあい方
手帳を長く使い続けて気づいたのは、「書く量には波がある」「自分が必要とする記録はそのときどきで変わる」ということです。
そして同じように、人生にも波があるということ。
調子のいいときもあれば、そうでないときもある。
何もしなくてもうまくいくときがあると思えば、どんなに頑張っても好転しない時期もある。
自分とそのまわりの条件に合わせて手帳に記録するボリュームや内容を調節するのは、環境の変化に応じて、手持ちの洋服を適切にコーディネートすることに似ています。
春のコートは夏になったら片づけるように、手帳につけている記録も足したり引いたりしていい。
バレットジャーナルが得意なのは、こういう「伸び縮み」へのフレキシブルな対応です。
いいときも悪い時も、自分の思考と感情をときほぐし、日々をつむいでいくツールとしての手帳。
この本が、皆さんの生活にほんの少しでもお役に立てることを願っています。
目次
はじめに
ステップ1 バレットジャーナルの弱点を把握
✍ 予定管理のしづらさ
✍ バレットジャーナルとデジタルツールの親和性
✍ スケジュール管理のデジタルシフト
ステップ2 タイムログで、手帳の上の理想とリアルをつなぐ
✍ 家計簿のように時間記録をつけてみる
✍ 行動記録で暮らしのリズムをととのえる
✍ タイムログアプリの存在を忘れてしまうときは
✍ ログのページは凝りすぎない
✑ コラム・ログ=航海日誌
ステップ3 カレンダーアプリと手帳をつなぐ
✍ 予定はデジタルで管理
✍ 実践・新しいカレンダーの作り方
✑ コラム・アンケートをとってみた
ステップ4 デイリーログを起点にしてつないでいく
✍ デイリーログの運用ルール
✍ ふりかえり
✍ バレットジャーナル×ふせんの活用
✍ 予定とタスク
✑ コラム・ デイリーログという箱を整理する習慣
ステップ5 マンスリーログ
✍ マンスリーログ
✍ 月のタスク
✍ 少し遠い未来の備忘録
✍ トラッカー
✍ 月のふりかえり
✑ コラム・くよくよ思い悩む時間からの解放
ステップ6 デイリーログからコレクションへ
✍ 全体を見渡すためのコレクションページ
✑ コラム・発展型バレットジャーナル
ステップ7 コレクションいろいろ
✍ 毎週・毎月のふりかえり
✍ よかったことリスト
✍ コーピングリスト
✍ 映画絵日記
✍ 図書館利用状況
✍ ダンプリスト
✍ ネガティブな感情の記録
✍ A6ロイヒトトゥルムで作るフォーマット
✑ コラム・ノートの後ろから作るコレクションページ
ステップ8 インデックス
✍ インデックス≠本の目次
✍ なんのためのインデックス?
ステップ9 手帳とつなぐと便利なデジタルツール
✍ Google Keep
✍ ウェアラブルデバイス×周辺機器
✍ 家計簿アプリ
✍ 読書・映画鑑賞記録をデータベース化
ステップ10 まよったときには
✍ ポジティブになれない
✍ やりたいこと・目標がない
✍ 先延ばしを減らすために
✍ 計画通りにうまくいかない
あとがき
参考文献