フレドリック・バックマンのBritt-Marie Was Hereを読み終えました。
スウェーデン語からの英訳版。
すっかりファンになってしまいました。
日本語版(『ブリット=マリーはここにいた』)も出ています。
頑固なおじいさんの次は
A Man Called Ove(『幸せなひとりぼっち』)の頑固なおじいさんの次は、頑固なおばあさんです。
Britt-Marieは、周囲の人も読者も、ひたすらイライラさせられるおばあさんなのに、なぜか少しずつ好きになっていく。
かたくなさの中に隠れている、Britt-Marieの過去や思いを知るにつれ、彼女の味方になっていき、応援してしまう。
Oveと同じ展開ですが、飽きさせません。
最後まで夢中で読んで、そしてエンディングに「おお!」とびっくりさせられます。
最初は空気が読めない嫌味なブリット=マリーにイライラさせられ、次第にクスクス笑わされる場面が増えていったと思ったら、後半はおんおん泣いてしまいました。
リストの価値を知ってる彼女が大好き。
Some people don’t understand the value of lists, but Britt-Marie is not one of those people. She has so many lists that she has to keep a separate list to list all the lists. Otherwise anything could happen. She could die. Or forget to buy baking soda.
63歳でも、人生はまた新しい一面を見せてくれる。
素敵な作品なのでぜひどうぞ。おすすめです。
最新作のAnxious Peopleは、今度は若者が主人公。
私は著者の作品のなかで、これがいまのところいちばん好きかもしれないです。