もうすぐ10年選手になる炊飯器の、炊飯クオリティと保温機能がどうも落ちてきたようなので、思い切って新しいものに買い替えることにしました。
ごはんがおいしくなくなった
数か月くらい前から、急にごはんがおいしくなくなっちゃったんですよね。
水加減はいつもと同じなのに、ちょっとべちゃべちゃした炊き加減が続き、保温したごはんもどうも味が落ちている。
子どもが高校卒業するくらいまでは、この一升炊きの炊飯器にがんばってほしかったのですが、そして壊れたわけではないので、使い続けることもできるのですが、コロナで外出できない昨今、おうちの中での楽しみを少しでも増やしたいということで、ちょっといいものを買ってみようかということになりました。
家電芸人番組とかで紹介されるような、ハイエンドのやつです。
おいしいごはんが食べたい
悩んだ結果、タイガーの最上位モデル「土鍋ご泡火炊き(ごほうびだき)」に決めました。
買ったのは2019年、2年前のモデル(JPG-S100)です。
ちょうど今、今年の新機種が出るタイミングなので、底値に近いところだろうというのも選択理由の一つ。
2020年のモデルはJPL-A100、今月発売の2021年モデルはJPL-G100。
発売時価格は13~14万円のものが型落ちで5万円台で買えたので大満足です。
豆ごはん炊いてみた
到着して最初に炊いたのは、豆ごはん。
炊き込みモードで炊きました。
5.5合炊きで4合炊きました。5合炊くとかなりふちのギリギリまできます。
炊きあがりは粒感があって、歯ごたえしっかりめです。
おこげもできて、おいしい!!
子どもが通っていた保育園は、毎日くどでごはんを炊いていたのですが、あのごはんを思い出しました。
玄米ごはんが簡単においしく炊けた
我が家は玄米を家で精米しています。
これまで何度か圧力なべで炊く玄米ごはんに挑戦したのですが、なかなかおいしく炊けず、普段は5分づき米に精米したものか、胚芽つき白米モードで精米したものを普通に白米コースで炊飯器で炊いていました。
おうちでの精米、いいですよ。
今回は浸水時間が2時間と少ししかとれず、ちょっと心配しながら炊いたのですが、おいしくできました!
夜炊いたものを保存して、朝ごはんでも食べましたが、保温のクオリティもばっちりです。
プチプチして甘くって、よく噛んで食べられるのも玄米のよいところですね。
前の炊飯器と比べて
以前は日立の圧力IH炊飯器を使っていました。ミドルレンジの機種で、高級モデルではないやつです。
一度に炊ける量
子どもも大きくなるし、一升炊きのものを買ったのですが、これまで最大で6合しか炊いたことがなかったため、今回は5.5合炊きのものにしました。高級モデルになると、一升炊きの機種は限られてくるんですよね。
子どもがたくさん食べるようになった分、大人の食べる量が減ったので、今のところ普段の食事では5合で足りています。
ちなみに炊き込みコース・玄米コースだとMAX炊ける量が4合くらいになるのでご注意ください。
そうそう、炊くときは結構音が出ます。早朝予約炊飯は目覚ましになる可能性が。
https://twitter.com/marie__100/status/1398215516540456961?s=20
ごはんの食感
前の日立の炊飯器は、みずみずしいというか、ふわっとした炊きあがりでした。
ちょっと水加減を失敗すると、べちゃべちゃになってしまいそうなふわふわ感です。
おべんとうに入れたりして、さめたごはんを食べるとき、このやわらかさが良いほうに影響しておいしく食べられてました。
今回のタイガーので炊いたごはんは、つぶつぶ感がしっかりしているので、お弁当にぎゅっと詰めちゃうと、さめたときに硬く感じるようです。こどものお弁当には、前よりふわっと軽めによそうようにしています。
タイガーの白米コースは「もっちり」と「しゃっきり」が何段階かで調節できます。
今のところ「しゃっきり」の方が好きで、こちらばかりで炊いていますが、「もっちり」にするともう少し加水してふわっと炊けるのかもしれません。
炊きあがりのばらつき
今のところ、水加減とお米の量をきちんとはかっていれば、炊きあがりの状態のばらつきはほとんどありません。
玄米を炊くのも、好みの炊きあがりになるまで何度か調節しないといけないかなと思いましたが、一回でおいしく炊けてびっくりしました。
雑穀米を混ぜて炊いても、めもり通りの水加減でうまくいきます。分つき米はちょっと増やして水加減しましたが問題ありませんでした。
保温性能
前の炊飯器はおそらくしばらく前から不調になっていたのかとも思いますが、長時間保温していると、内蓋についた蒸気がポタポタとお釜の中に落ちてきて、ごはんがべちゃついていることがありました。
新しいものは(当然かもですが)そんなことはなく、保温時間が長くなっても乾燥が少なくおいしい状態が続いています。
取説に「乾燥を防ぐため、ごはんはなるべく内壁につけず真ん中を山盛りにするように」とあったので、家族に周知したところ、夫は砂場でお山をつくるみたいにぺたぺた押し固めてしまっていたので、娘から教育的指導を受けていました。
お釜の扱いやすさ
以前の炊飯器もわりとしっかりしたお釜で(しかも一升炊きで)重かったので、タイガーの土鍋は思ったほど重く感じませんでした。
落としたら割れるというプレッシャーはありますが、持ちやすい形状なので、あまり不安はありません。
(お釜が土鍋なのはわかっていましたが、お釜をセットする土台部分も土鍋と同じ素材だったのでびっくりしました。プラスチックだと溶けちゃうからだそうです。すごい高級感があります!)
お釜の内側がざらざらしているので、しゃもじが削れそうだなと思います。洗うときもこびりつきがあるので、水につけた後ちょっと強めにこする必要があるのですが、コーティングがはげてしまわないか心配です。通常使用で問題が発生した場合は5年保証があるのはありがたいポイントです。
内蓋など洗浄が必要な部分も取り扱いしやすいです。
タッチパネル
JPG-S100はタッチパネルで操作します。通常は真っ黒い表面が、近づくとセンサーが感知してメニュー画面が点灯します。
シンプルな見た目が気に入っていますが、後継機では普通の液晶画面に戻っているので、不評だったのかも。
取説を読まずに使い始めると、まごつくこともありそうです。今のところは困っていません。
炊飯以外のメニューがない
炊飯器でおかずを作る流行もあって、炊飯以外のメニューボタンがある機種も多いですが、このモデルはごはんを炊くことだけに専念しています。
1合の少ない量でもおいしく炊くための専用内蓋などもついています。
以前の一升炊きの炊飯器では鶏ハム作ったりローストポーク作ったりしていましたが、今回の炊飯器ではうまくできるかちょっと心配です。保温機能を使って調理をするには大丈夫かもしれないけれど、炊飯機能でホットケーキミックスを使ったりするメニューは難しいかも。
買ってよかった!
高級炊飯器のレビューを読むと、この機種に限らず「1万くらいの炊飯器と変わらない」的な悪い評価がまんべんなくついているので少し心配だったのですが、適当に炊いても毎回予想を上回るおいしさで、大満足です。おいしすぎて、日頃よりたくさん食べてしまうので、体重増加が心配です。
五島に行ったとき、ホテルでいただいたミルキークイーンの衝撃的なおいしさを思い出し、ちょっといいお米を買いたくなりました。