バレットジャーナルの月のまとめがようやく定まった



バレットジャーナルのノートを9月末で使い切るので、10月から新しいノートに代替わりします。

A6ハードカバーノートを使ったバレットジャーナルは、2014年頃から始めて、もう10年近く続いてます。

悩みに悩んで表紙にステッカーを配置しました。
この作業が終われば「準備完了!」という気持ちになれる。

月のまとめ方が定まった

月の初めに、「マンスリーログ」を毎回設置。
見開きページにハビットトラッカーとその月のTo-doを書いています。
右下半分は空きがちなので、そこで月の振り返りをしていたんですが、いまいちうまく運用できていませんでした。

たぶんだけど…、ハビットトラッカーの空白が自己効力感をそこねてしまうから直視できない。したくない。

そこで「月のまとめページ」を別ページに作って、お金のこと・仕事のこと・健康のこと…とカテゴリ別にエリアを区切って書いてみましたが、これもどうも続かない。

月末に、その一か月を総括するという行為をすることに気が向かない。

週のまとめも同じような感じです。
土日休みに、その週のまとめをしたいなと思うのですが、なかなかその気になれない。
記憶がフレッシュすぎて、まだ過去になっていない感じ。距離が近すぎて俯瞰で見れない。

①各週のまとめを少し時間がたってからやる

そこで、こんなコレクションページを作りました。
見開き1ページで4週間分。
区切りは単純に、カレンダーアプリに表示される週番号に倣います。1年は52~53週。
「W」の横にあるのが週番号。

1ページが2週間、見開きで4週間。
デイリーログを見ながら、その週にあったことを枠の中に書いていきます。
週末にすぐその週のことを書くんじゃなくて、1~2週、インターバルを空ける。

1か月の中に、何度か上がり下がりの波があって、2週間で区切ると何となく「ちょうどよい」感が出てきます。
2週間は、あつかいやすいです。

デイリーログをめくっているだけではできない俯瞰ができます。
しんどかったことを追いかけるのにも「このあたりがピークだった」「ここからいい感じに動き出した」みたいなポジティブな感想戦ができる。

「こういう時期だったんだな」って納得できる。

あー、こういうやり方でいいんじゃない? と思えました。

「今」にフォーカスするBuJoを補完

バレットジャーナルのデイリーログでは「今」にフォーカスするので、なかなか俯瞰で見るのが難しいんですよね。
デイリーログを読み返すだけだと、別の日との関連づけを頭の中だけでやってしまって、目からウロコのアハ体験が少なくて。

過去のページをざーっと読みながら別の場所に引き写しをすることで得られる発見がたくさんあることに気づけました。

特にこの春夏はしんどいことが多くてバレットジャーナルにも空白無記録エリアが増えてましたが、ざっくりでも振り返ることで、リアルタイムで感じていたしんどさが記憶の中でそのままになっていたのを、ちゃんと上書きすることができました。

記憶の上書きってだいじです。
前の職場にいた、感じ悪い同僚からされた言われた、不快な記憶。
その人を好きになったり、いい人だったとウソの上書きをする必要は全然ないです。
その人からも、学んだことがある。そこから次につながっていることがある。
その事実で嫌な記憶を上書きして「学ばせてくれた人、次の機会をくれた人」と覚えておけば、自分が気持ちいい。

ページをうまく書けると、それだけでは満足できず、「カテゴリ(お金・仕事・趣味・健康…etc)ぜんぶ網羅したまとめにしたい」などという野望がチラチラしはじめるのですが、あまり欲張りすぎず、しばらくはミニマムに続けていこうと思います。

2週間でひとくくり

この、2週間単位があつかいやすいという感覚は、ゆるーく併用しているムーンプランナーの見開きページで知りました。

ムーンプランナーに直接書きこんでみたりもしたのですが、正直なところ月の満ち欠けのリズムをぜんぜん生活に活かせてなくて、ページにもほとんど書きこみをしていないので、記録があちこち分散されるよりは1冊にまとめたいと思い、バレットジャーナルのコレクションとして作りました。
ムンプラ使えている人はすでにこれをやってるということですよね!すばらしい!

②その期間のタイトルづけ

さらに、空いている部分に、その期間の総まとめとなるフレーズを書くという作業もたいへんよい感じです。
2週間という期間のタイトルづけです。

今年度前半は、ちょっと人間不信になってしまうようなできごとが多くあったのですが、2週間ごとの総括としてつけたタイトルが客観的で、メンタル持ち直しにすごくよかったのです。

タイトルづけ作業によって、できごとと自分自身を切り離して考えることができるようになるというか。

タイトル自体も、占いの文言的に、ニュートラルでどのようにもとれる感じの抽象的なものにします。
占いの言葉って、自分の中でふくらませてポジティブにとらえなおしますよね。
あの感じが再現できるようなワードチョイスをこころがけます。占い師になった気持ちで。

まとめページは頻繁に見ることになるので、記憶の固定化にすごく影響します。
ウソっぽくないポジティブさがだいじだと思う。

できごと詳細について語れないのでうまく説明できるかわかりませんが、客観的に少し引いてタイトルを考えて書いたことで、できごとに関わった人に対しての不信感とか怒りといったネガティブな気持ちが必要以上に大きくなることを防いでくれたと思います。
怨嗟でゴウゴウと渦巻く嵐の中から、自分を引っ張り出す助けになってくれた。

仕事が大変だった期間以降のタイトルはこんな感じです。

・ままならなさにほんろうされる 他人はままならない
・ままならなさの底づき感 あとは上昇するのみと考えよう
・暴れるだけ暴れてようやく落ち着き、いいことが起きてきた
・楽しいことの種が少しずつ増えていく ハプニングも受けとめる

悪いことは引き続き起きてるんだけど、それでも「あとは上昇するのみ」「いいことが起きてきた」とよい側面を見つけた自分をほめてあげたい。

大変な時まっただなかだと、こういう風には書けないんですが、少し時間をおいて、頭を冷やして冷静にいろんな思いを巡らせる機会を持てたことで、よい感じに記憶の上書きができました。

ウィークリープランナーの1週間見開きとは、感じ方が全然違う。
1週間単位だと短すぎ、1か月ひとまとまりだと長すぎて、タイトルづけが難しい。

ムーンプランナーを使いこなしていらっしゃる方はすぐに取り入れられますのでぜひやってみてくださいませ。

【過去セット】ムーンプランナー(2024春夏&秋冬)というのがお買い得です。
過去分を買って上述の①②をガーッとやってみるのおすすめです。

ほぼ日手帳の年間インデックスは、上述の①②まとめページとして使いやすそうだなーと感じて、LOFTで心が揺らぎました。

月のまとめを書くことで、「しんどいことばっかりだ」とうつむきがちだった自分の心を少し持ち上げ、それまでとは違う視点で今後の見通しを立てることができました。

月のまとめというと、できなかったことを探してしまいがちな私ですが、こんな使い方もできるんだなと、またひとつ発見しましたよ。

手帳界隈が来年の手帳発売の話題で盛り上がっていて、買う必要がない私もなんだかわくわくしております。

ロイヒトトゥルム表紙に貼った搭乗券ステッカー。
なんじゃこれっていうのもあっておもしろい。