あけましておめでとうございます



このブログに遊びに来てくださる皆様、本年もどうぞ宜しくお願いします。
年末年始の目標は、半分しか達成できませんでした。
自分、続いて子供が体調を崩したのが一番の理由です。
節々の痛み、吐き気と胃痛に苦しみました。お陰で暴飲暴食は免れましたが。
☆NURIANに入れている「狼図騰」を読む・聴く→ちょっとだけ
☆韓国語トレーニング・2巡目を予定通り進める→全然すすまず
☆韓国語単語10000のテキスト全部に目を通す・あわよくば2巡目
 →目標の半分、いや3分の1くらい
☆寝すぎない・食べ過ぎない・飲み過ぎない→寝過ぎだけ×
2冊ぶ厚い本を読了する予定でしたが、1冊だけ。
光の帝国
光の帝国 キム・ヨンハ

10年間指令がなく「忘れられたスパイ」だった男のもとに北朝鮮から突然の帰国命令が下された――
ソウルに潜入して20年。普通の市民としての生活が一瞬にして足もとから崩れていく。24時間で過去を清算すべくソウルの雑踏を彷徨するなか中年となった工作員に宣告される運命とは?

心揺さぶられるストーリーでした。こういう作家が韓国にいるのね!という衝撃も受けました。本棚で出番を待っている「クイズ・ショウ」の中訳版、そして原版を、すごく読みたくなりました。
「80年代の韓国」と「現代の韓国」を、著者は全く違うものとして描いています。
子供の頃、「80年代の韓国」の端っこにわずかですが触れたことがあり、その記憶は今でも鮮烈です。この作品を読んで、その印象を生々しく思い出しました。
留学中に知り合った90年代の韓国の若者たちと、現代の若者たちとは(この本を読むまでは同じようにくくっていたけど)ずいぶん違うんでしょうね。
ああ、早く原語で読めるようになりたいなあ。

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コメント

  1. ぺりお より:

    あけましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いいたします。
    Marieさんの本の紹介はいつも楽しみです。
    私の未知のジャンルなので、興味深くて~。
    今年は中国や韓国などの作家の物を読んでみたいと思っています。前におすすめしていた田原のとか。
    あっ、原語で読むのが夢ですが、まずは日本語訳で・・。(笑)

  2. Marie より:

    >ぺりおさん
    こちらこそ今年も宜しくお願いいたします。
    この本、おもしろかったです。主人公の周囲の女たちの次の動きが全然予想つかなくてどきどきでした。
    先日いつもとは違う図書館に行ったのですが、中国作家ものが充実しててテンション上がりました。でもつい「原語で読んでから…」などと思ってしまうので、いつまでたっても読めません。

  3. kumaneko より:

    あけましておめでとうございます。
    体調は回復されましたか?
    『光の帝国』、おもしろそうな本ですね~
    お隣の国なのに、内戦が(ペンディングになってるとはいえ)続く緊張感が文学にも反映されているのかなぁ?
    原語で読んでから・・・の葛藤、分かります!残念ながら中国語小説には、まだあまりそーゆー葛藤を感じられませんが(わたしの語学力の問題プラス翻訳が出ているものも、まだまだ少ないため。未邦訳のものを原語で読みたいです。)、英語の小説はほんとにすぐ邦訳がでちゃうので・・・日本語のように読めるようになる日は死ぬまでに来るのだろうか、と時々考えちゃいます。

  4. Marie より:

    >kumanekoさん
    あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
    おかげさまでもう復活しています。
    『光の帝国』、いかにもスパイ小説のように紹介されてるんですが、大きなテーマは他にあるように感じました。私にとっては、韓国の現代史の大きな流れについてあらためて考えるきっかけになりました。
    原語で読んでから…、そうなんですよ。英語の小説はたいがい読みたいものはすぐ邦訳が出てくれるんです。中国や韓国は、邦訳が少ないだけに、自分で自分の好みの作家を探し出す喜びがあります。韓国はまだまだ語学力が足りませんけどね…