The Mostly True Story of Tanner and Louise by Colleen Oakley 読み終えました。



Colleen OakleyのThe Mostly True Story of Tanner and Louise、読み終わりました!
女二人のロードノベル、最高でした。

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Tanner and Louiseからテルマ&ルイーズを連想しますよね。
この作品と重ね合わせながら丁寧に作ってあるなあと思いました。
ブラピ演じるJ.D.ぽいのも出てくるし。

著者が描く現代女性が置かれている状況は、まだまだテルマ&ルイーズの時代とたいして変わらないように見えるけれど、テルマとルイーズにようやく時代が追いついて、日々の「それっておかしいよね」がより可視化されるようになったのはとてもいいこと。
そしてあの時代にありがちだった抗う主人公天国行きのラストはもういらないよね!

テーマは重いですが笑えるところがたくさんあり、主人公のふたりが大好きになってしまって、読み終えるのがもったいないなと思いながら読みました。映像化されたら必ず観ます。

感想

宝石泥棒容疑でFBIから追われる84歳と、ケガでサッカー選手としての奨学金を失い大学中退を余儀なくされた、ルールから外れるのがきらいな21歳のふたり旅。

結末が読めなくてどきどきしつつ、途中途中でハッとさせられる驚きの展開をたっぷり楽しみました。

“Nothing in life goes according to plan. Nothing. And the sooner you accept that, the better off you’ll be.” というLouiseの言葉が胸に響き、応援してもらっているような気持になりました。自分が決めたルール、自分の信念を持っているLouiseの生き方を見ることで、Tannerが自分で自分を縛っているものから解放されていくところがとてもよかった。自分ではすっかり大人だと思っているけれど、まだまだ全然未熟なお年頃なんですよね。

それからなんといっても、Tannerと同じ年頃の娘を持っている私にとっては、Tannerの母親であるCandaceにどっぷり感情移入してしまいました。信頼はしていても、いつまでたっても心配なことには変わらず。最後のCandace登場シーンのところは泣き笑いでした。

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レビューサイトでは、著者の既刊、The Invisible Husband of Frick Islandの方がよかった!と言っている読者が多かったので、近いうちに読もうと思っています。

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