高校生の子どもと中国語勉強中です。
今は春休みで、ふだんより時間に余裕ができたため、ほぼ毎日中国語コーチをつとめております。
学校のほうの勉強もあるので、いつもはまとまった学習時間がとれないのですが、休みに入ってからは1日2時間~を中国語学習にあてています。始めて1週間ほどで、メキメキと目に見える成長を遂げています。
備忘録がてら、今取り組んでいることを書いておきます。
使用テキスト
本人がHSK5級取得を目指しているので、HSK対策用のテキストを使っています。
2015年と2018年の公式過去問集。
リスニング
筆記問題は正答率が高いので、過去問をひとりで進めているようです。私が一緒にやっているのはリスニングの過去問。
1問ずつ丁寧に取り組んでいます。問題を解く→音読→精読。
作文
そして本人がいちばん苦手意識を持っている作文は、アプリを利用。
HSK Onlineアプリの練習問題を使っています。
作文問題は問題集を買ってもページ数や問題数が少なく、対策しづらいカテゴリですが、このアプリでは作文に限らずどのカテゴリでもかなりたくさん練習問題が準備されているのがうれしい。
1日1~2問に取り組んでいます。
まずは自力で作文してみて、私が添削(まだまだちゃんとは書けません)。
模範解答を筆写して音読したあと、使えそうなフレーズをリストアップします。
単語
単語は、5級用のテキストに出ている単語はQuizletを使ってひたすら何度も高速回転させつつ、
1~4級のテキストの例文をがっつり活用しています。
5級の方の単語は、「単語を見て日本語の意味がわかればOK」として、通学バスの中でやってるそうです。バスの中で字を読んで車酔いしないのが羨ましい。
1~4級テキストは、ディクテーション&リピーティング用教材として使っています。
5級合格を目指している段階なので、基本的には1~4級テキストに出ている単語はすべて知っていないといけないというのが前提です。
例文に出てくる単語も4級範囲におさまっているはずなので、ちゃんと聞こえて理解できないといけない単語ばかりのはず。
ということで、5級のリスニング対策の基礎トレとしてピッタリの内容です。
ひとつずつ例文の音声を聞いて一時停止し、繰り返して文章を復元できるか試します。何度かやってみてさっぱりだめだったら、ノートにディクテーション。
書きとってみることで、いつも聞き逃してしまう語が把握できるので、本人も意欲的にとりくんでいます(とはいえひとりだとイヤになるので私と一緒にやるほうが続くみたい)。
「教育」とか「把我的」とか、wとかyで始まる語がはさまっちゃうと聞き取れないことが多かったのですが、そのことに気づいてしまうと案外聞こえるようになる…などなど、小さな成功体験を重ねて楽しくなっている様子。
この本がよく作られているなと思うのは、例文でしっかり復習ができるところ。なかなか覚えにくい量詞や介詞がいろんな例文に繰り返し使われることで、気づかないうちにちょうどいい間隔をはさんで復習できます。
1級から4級まで使える仕様ですが、易しい単語と難しい単語がシャッフルされているため、下のレベルの人が使うと使いづらいと思います。4級にチャレンジする人、そして5級をめざす人の基礎固めとしてぴったり。
私は自学するとき、テキストを終わりのページから始めてみたり、あまのじゃくな使い方をしがちなのですが、多くの著者のみなさんはこうして最初のページから丁寧に取り組むことで効率を高めようと工夫してくださっているんだなと気づき、自分のテキトーさを反省しました。
試験対策をしていると上のレベルの単語をどんどん覚えていく方に意識が向きがちですが、目標のひとつ下のレベルの単語集を使って運用力を高めるのも大事だなと感じます。
HSK1~4級用の単語集を使ってリピーティングやディクテーションの練習をすることが、回りまわって5級のリスニングや作文問題、そしてHSKK口試中級の対策になっているんですね。
自動分割再生アプリおすすめ!
ディクテーション・リピーティングをするようになってから、私のおすすめした使いやすい再生アプリをこどもも愛用しています。
わたしたちが使っているのはこちら。有料アプリだけど、ひとりが買えばファミリー共有でみんなが使えるのでお得です。
本人にとっては、今がちょうど「5級合格に手が届きそう」という感触がありやる気が出ている時期のようなので、しっかりサポートしてやりたいと思っています。
受かりました!
のんびりコツコツ続けておりましたが、2021年9月の試験で無事5級合格しました。
ほぼ7割です。
ムスメ、HSK5級合格してました㊗🌸 pic.twitter.com/nVOeHNMzpe
— Marie (@marie__100) October 18, 2021