『三体』英語版・中国語版を並行読みしています



海の日までに〇〇をやりとげよう」企画で、『三体』全三巻を英語と中国語で読破するという目標を立てました。

何をするにも気もそぞろ、心が落ち着かず集中できません。 目標を定め、そこに向かってコツコツと、足元を見つめつつものごとを進めていきたい...

ただいま第2巻の第一部が終わったところです。先は長いですが、毎日1%ずつ進めて行けば、余裕で読了できる計算なので、こつこつ続けています。

第1巻は日本語版も出ました。第2巻は6月に発売とのこと。日本語版の第2巻は上下分冊されるそうで、しかも第3巻はさらにそれを上回るボリューム…。がんばるぞ。

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ほんとにおもしろい話で、話題になるのも納得。もっと早くに読んでおけばよかった。

英中並行読みのメリット

外国語での読書は、日本語読書に比べると読み進めるスピードがかなり遅いので、ストーリーを脳内に留め置けず、読んだ内容をどんどん忘れて行ってしまいます。

しかし、英語と中国語で、同じ内容を繰り返しながら交互に読むことで、ストーリーの内容が頭に定着する、それから、片方の言語でいまいち理解できなかったことが、もうひとつの言語で読むことで腑に落ちる、というふたつのメリットを得られます。

基本的に、中国語が先で英語があと、の順で読んでいるので、あとに読む英語の方は、ざっくりとばして読みがちです。
科学用語は、漢字のおかげで中国語の方が理解しやすいのですが、外国人名は英語の方がすんなり頭に入ってきます。

大きな画面の電子ペーパー電子書籍リーダーを買って快適に

中国語は「微信読書」というアプリを使って読んでいるので、これまではやむを得ず、スマホかiPadの液晶画面で読んでいました。

遅ればせながら微信读书を使ってみました。 Kindle Paperwhiteで一元化したくて、他の電子書籍アプリは多看くらいしか日常的...

英語はKindle書籍を買ったので、Kindle Paperwhiteで読めるのですが、中国語版は日本アマゾンでは買えないので、やむを得ず。(中国アマゾンでは購入できるのですが、日本アマゾンと中国アマゾンのアカウント切替がKindle端末・アプリでは大変面倒なのです)

ところが最近、まぶたが痙攣するし背中が痛いしで、ちょっとどうにかしないといけないなと思い始めました。

スマホのログを見ると、読書でかなり目を酷使していることがわかります。

紙と同じような読書体験が可能になる、電子ペーパーディスプレイのタブレットを購入して、使ってみたところ、うれしいことに目の疲れはだいぶ軽減されました。

Onyx Boox Nova2が届きました。 久しぶりのガジェットUnbox Reviewです。 BOOX Nova2 7.8, 電...

しかも、今度は端末を変えずにKindle⇔微信読書の行き来ができます!
(おまけにナビボールのおかげで、ワンタップでシームレスに移動できる)

これまでは、E-ink端末で読めるというだけでAmazonオンリーでしたが、これからは(特に日本語書籍は)他の電書ストアも試してみようと思います。

英中並行読みの流れ

まず中国語で読み、次に英語で読みます。

物語が、登場人物の視点に基づいてしょっちゅう切り替わる構成なので、ストーリーの中心人物がチェンジしたら言語を切り替えるようにしています。

中国語で読んだ内容を確かめながら、英語を読んでいきます。

スキマ時間で読み進めつつ、夜、一日の終わりに、布団に入って読書態勢をとったらまず、辞書を引いた語句の確認をするようにしています。このタイミングで語彙の復習をするのを固定しておかないと、結局ずっとしなくなるので。

それからときどき、手帳を開くタイミングで、専用ページにあらすじや登場人物のまとめを書いておきます。
登場人物が多すぎてよくわからなくなってきます。特に、外国人名の中国語表記は覚えづらい。

英語版の冒頭部分には、登場人物がざっと紹介されているので、ここをブックマークしておくと便利です。

Kindle書籍には「X-Ray」という機能があり、ワードをタップすると、「人物」「トピック」「画像」にカテゴライズされた解説がポップアップででてきます。これがとてもいい。物語のどこらへんから登場したとか、エピソードも思い出せる仕組みになっている。読んだのにすぐ忘れるポンコツな脳みそなので、大変助かっています。

これはKindle Paperwhiteのスクリーンショット。

紙の本と違って、電子書籍は「今全体のどのへんまで読んだのか」が感覚的にわかりづらいので、読み終えたページ数をパーセンテージで表してくれるのは助かります。

また、微信読書では読書時間1時間・3時間・5時間ごとに一日読み放題カードを一枚ずつくれるので、これもモチベーション維持に役立っています。

無課金でたくさん読める微信読書

今年になってシステム変更があり、以前より無条件無料で入手できる書籍の数は少なくなったような気がしますが、それでも、課金なしで気軽に中国語の書籍を読めるので気に入っているアプリのひとつです。
数あるストアの中で、品揃えもよい方だと思います。
機械音声ですが、自然な読み上げ機能もあるので、リスニング力も鍛えられます。

ただいま第二巻の43%、三体全集全体の39%まで進んでいます。
(パーセンテージおかしいですよね?第三巻はどんだけ長いんだ?)
海の日まで残り70日をきりましたが、一日1%読めば読み終えられるはず、と目安があるのでがんばれそうです。

海の日企画にて、『三体』読破を目指しておりました。 中国語版と英語版を並行読みしているため、時間がかかりましたが、ようやく第2...
海の日企画(海の日までに、何かをやり終える)で課題にしていた、劉慈欣の『三体』三部作、とうとう読み終えました。 海の日までに終わらせる...

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