7.8インチEinkタブレット Boox Nova2 レビュー



Onyx Boox Nova2が届きました。
久しぶりのガジェットUnbox Reviewです。

税込39800円。在庫なしのときは高いセラーから買わずに在庫復活を待ちましょう。

たくさん書きすぎて自分でもだんだんわからなくなってきたので、一か所にまとめることにしました。 すぐ忘れてしまうので、自分用マニュアルを残し...

Boox Nova2の特徴

【画面】
Kindle Paperwhiteみたいな、Eink(電子ペーパー)画面を持つ端末です。
紙のような視認性、バッテリーの持ちのよさ。バックライトではなく、フロントライトで画面を明るくするので、画面の明るさが目を刺しません。とにかく目が疲れない。フロントライトは寒色と暖色と二種類。

デメリットとしては、普通のタブレットと比べると、画面遷移がもっさりした動きです。特性上、「ゴースト」と呼ばれる、前画面の残像が残って見づらくなる現象が起こることがあります。

ディスプレイは7.8インチ。Kindle Paperwhiteと比べるとだいぶ大きい。

BOOX nova2

質感はKindle Paperwhiteと似たような感じだけど、BOOX Nova2の方がさらさらしてて、Kindleの方がちょっとグリップがいい気がします。

背面。
Kindle Paperwhiteと同じくらい手あぶらがつきます。気にしない。

BOOX nova2

【Android 9.0】
OSはAndroid 9.0なので、Google Playを使ってアプリをインストールできます。
Kindle PaperwhiteはKindleストアで購入した電子書籍しか読めませんが、Boox Nova 2は各ストアのアプリをインストールすることで、Kindle、Kobo、Honto、紀伊國屋書店Kinoppyなど、複数の電子書籍ストアで購入した本を読めるようになります

電子書籍アプリだけでなく、スマホで使えるアプリもインストールして使えます。

Google Playの導入は、SKTの初期設定解説ページの通りに進めたら簡単にできました。

ブラウザでWEBページの閲覧もできます。
快適ではないけど動画も見れる。

目にやさしい電子ペーパーのAndroidタブレット、Boox Nova2レビューは続きます。 複数の電子書籍ストアで入手したコ...

【スペック】
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzに対応。
Bluetoothは4.1をサポート。

スピーカー・イヤホンジャックはついていないので、音声出力はBluetooth経由かUSB-Cの接続で。

RAMは3GB、ストレージは32GB。バッテリは3150mAh、重さは275g。
外部接続はUSB-C。
USB OTG対応なので、スマホとUSB機器をダイレクトにつないで使うこともできます。

【電子ノート】

画面は4096レベルの筆圧検知に対応し、ワコムスタイラスを使ってメモを書いたりイラストを描いたりできます。
画面自体はモノクロなんだけど、色分けができて、別の端末で見るとちゃんと色つきデータになっている。

ノートはPNGまたはPDFでエクスポートできます。

ノートを書いてる画面のスクリーンショット。

エクスポートしたPNGデータ。

このあたりは未知の領域なので、いろいろ使っていい活用法を見つけてみようと思います。

・undo、redo
・筆圧検知ブラシ、ペン、直線、図形
・消しゴム(通常の消去、線単位での消去、範囲指定による消去、全体消去)
・投げ縄選択ツール
・手書き認識機能やキーボードによる文字入力
・テンプレート(ドット、罫線、英語、五線譜、方眼紙、漢字、プランニング、週間予定表、コーネル式など)
・書き込み領域のタッチ機能オフ
・PNGまたはPDF形式でのQRコードによるスマートフォン転送
・クラウド連携(Yondaoクラウドノート、Evernote、Dropbox、OneNote)

【PDFリーダー】

メモ書きも辞書引きもできる。

スクリーンショットと、

BOOX nova2

エクスポートしたメモつきPDF。

BOOX nova2

Google翻訳使って翻訳できます。中日は微妙な訳が多いけど。

BOOX nova2

・目次一覧、プログレスバーによる移動、タッチ領域設定の変更
・ハイライト、注釈、ブックマークへのジャンプやページ単位での書き出し
・TTSによる読み上げ(百度TTS、Googleテキスト読み上げエンジン)
・自動余白トリミング
・コントラスト、画面の向きやページめくり方向の変更
・二画面分割表示(同じPDFや異なるPDFでの画面分割、メモ用のノート、ページ翻訳による日本語表示)
・手書き機能(筆圧検知、ペン)、手書き文字の色変更(出力時に赤等で表示)
・書き込み領域のタッチ機能オフ
目にやさしい電子ペーパーのAndroidタブレット、Boox Nova2レビューは続きます。 Boox Nova2に内蔵されて...

【リフレッシュシステム】

4パターンのリフレッシュ方法があります。

BOOX nova2

目にやさしい電子ペーパーのAndroidタブレット、Boox Nova2レビューは続きます。 複数の電子書籍ストアで入手したコ...

おいおい研究してみます。

【カスタマイズ】

ナビボール。
ショートカット登録・カスタマイズ可能。
スクリーンショットのショートカットをナビボールに追加しておくと便利。

BOOX nova2

備忘録がてら、Boox Nova2の初期設定でやったことを書いておきます。 Google Playストアを使えるようにする 工場...

【画面分割】

PDFリーダー・電子書籍リーダーのみで画面分割が可能です。

ふつうのAndroid端末みたいに、ふたつのアプリを同時に使えると思ったら、それはできなかった。

でも、閲覧用PDFとノートを並べて表示させるのは便利そう。

二画面表示も便利。

【OTG】

これもまたおいおいに。

Boox Nova2はOTG対応なので、スマホとUSB機器をダイレクトにつないで使うことができます。 いちばん使いみちのありそうなキー...

英語・中国語使用のメリット

日本語で使う分にはあまり関係ありませんが、英語、中国語で使うと便利な機能もあります。

目にやさしい電子ペーパーのAndroidタブレット、Boox Nova2レビューは続きます。 Boox Nova2に内蔵されて...

【デフォルトのブックストア】

デフォルトのブックストアは京東が入っています。
ネイティブによると、値段は高め、取扱数もあまり多くないとのこと。
著作権フリーの英語書籍の品ぞろえが少しずつ増えているのが、欧米ユーザーに評価されてました。

端末の言語設定によって表示が変わります。
中国語以外だと、著作権フリーの英語本が無料ダウンロードできます。
中国語の京東ストアは、無料書籍もたくさんあるけど、アカウント登録が必要。

【辞書】

インターネッツ歴の長いゴガキストには聞き覚えのある、StarDictのデータを入れて使えます。
PDFリーダーアプリでポップアップ辞書として使えるのが便利。

Add A Dictionary to Your BOOX

【手書き文字をデジタル変換】

手書き文字をデジタルに変換してくれます。
これは日本語も対応済みでした。
結構便利そうです。ディクテーションをデジタルノートでやろうかな。

【音声をデジタル変換】

端末下部にあるマイクから入力した音声(中国語、英語)をデジタルに変換してくれます。
日本語は、キーボードアプリGboardを使えば音声入力できました。Androidで音声入力できる言語ならなんでもいけそう。

BOOX nova2

ちなみに日本語入力は、キーボードアプリをインストールすれば、キーボード入力が可能。

ファーストインプレッション

・寝転がって読むのにいい

7.8インチ、いいです。
寝っ転がって読むにはこれ以上大きいサイズだとしんどくなりそう。
持ち歩くにもいいサイズ。本体のみなら、Kindle Paperwhiteにケースをつけたよりも軽いんじゃないかな。

・画面サイズちょうどいい

小さな文字を読むのがきびしいお年頃になってきたので、フォントサイズを大きくしても、1ページの文字数が少なくなり過ぎない画面サイズです。漫画のルビも6インチよりかなり読みやすくなりました。

・フロントライトの暖色がいい感じ

暖色と寒色を調整して、ちょうどいい色合いをつくることができます。
Kindleちょっと青すぎるなと思うことがあったので、暖色を混ぜれるのが嬉しい。

BOOX nova2

・異なるストアの電子書籍をひとつの端末で読める

電子書籍リーダーとしての用途がメインなので、Kindleアプリと微信読書アプリの使いごこちを試しましたが、同じ端末で、Eink画面で読めるの、すごく快適です。多言語学習目的の紹介記事は少ないと思うので、あらためてじっくりレビューしたいと思います。

満足度というのは、端末に対して期待している要素によって変わってくるものだと思います。 購入目的が複数の電書ストアのコンテンツを1台のE...

・入力はストレスあんまり感じない

入力面では、Kindle Paperwhiteと比べると、キーボードからの入力がすごく快適です。早くタイプしても、ほとんど取りこぼしがありません。

電子ノートも、私にとってはおまけの機能でしたが、試してみると予想以上に使いみちがありそうで楽しみです。
職場で休憩中にディクテーションするのに、毎日ノートを持ち運ぶのが重くてつらかったのですが、デジタルノートを使って書き取り練習するのもよさそう。

10年のE-ink電子書籍リーダー利用者としましては、できれば端末は文庫本のように気軽に扱い、持ち運びたい。 Kindle Paper...

購入方法

日本正規代理店のSKTから購入できます。
(公式サイトor Amazon or Yahooショッピング)

こちら(公式サイト or Amazon or Yahooショッピング)から買うと、ミヤビックスの保護フィルムとRavPowerのUSBチャージャー(RP-PC121)がついてくる

もしくは、BOOX公式サイトからの購入も可能。
価格は現在$339.99で、海外からの無料発送。
公式直販から買うと、今なら本体のほかに、ケース、保護フィルム、チップとスタイラステザーのおまけつき
普段なら価格最安の公式サイトで買うところですが、国際輸送状況が不安定なこともあり、今回は最速で届きそうな日本のAmazonでONYX取り扱いの商品を購入。


BOOX Nova2 7.8 ePaper

Amazonは今、プライム対象商品でも生活必需品以外のものは到着まで3~4日かかるようです。
在庫なしになって値段が高くなっているときは、しずかに在庫復活を待ちましょう。

AmazonのONYX internationalから届く商品にはおまけはなかったので、おまけがほしい人はSKTからの購入をおすすめ。

ふたつきケースは必要ないけど、持ち運び用のスリーブを手作りしようかと思っています。
SKT取扱い商品におまけでついてるペーパーライクの保護フィルムを買い足します。ミヤビックスのフィルムにはお世話になりっぱなし。

ひょんなことから、新しいEink電子書籍リーダーを買おうともくろんでいます。 今度はAmazon製品ではありません! しかも、Kindl...

紹介したい機能がたくさんあるので、これから記事を分けてどんどんアップしていく予定です。

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