中国の電子書籍ストア、微信読書が、去年の年末に電子ペーパーバージョンのアプリを公開しました。
AndroidがベースのE-inkタブレットで使える軽いアプリで、「文石、汉王、博阅、墨案、海信、索尼などのE-ink電子書籍リーダーで使える」ほかに、Kindle端末でも使える、とのこと。
どんなものかなと試してみました。
微信読書とは
中国のオンライン電子ブックストアです。
無料会員でもたくさん本が読めます。微信でシェアすればもらえる本も定期的に案内されます。
以前は読んだ時間に応じてポイントがもらえ、そのポイントで本が購入できましたが、最近は読んだ時間に応じて「一日読み放題カード(无限卡)」が配布されることになりました。
読書時間1時間・3時間・5時間ごとに一日分のカードが配布され、1週間で最大三日分のカードがもらえます。
読む時間がないときは、朗読モードで機械音声に自動読み上げさせておけば2時間までは読書時間としてカウントされるというチート手法も。
会員登録した時点で20日(だったかな?)の无限卡がもらえるうえ、不定期で无限卡がもらえるキャンペーンもやっているので、課金せずともたくさん本が読めてしまいます。
以前ちょっと記事にしてますが、またあらためて使い方を紹介してみようと思います。
内蔵ブラウザを使って閲覧
中国でいろいろ出ているE-ink電子書籍リーダーは、Androidベースなので、各種アプリがインストールできます。
ひとつの端末内で、Kindleアプリを入れて、Kindleストアで買った本を読んだり、ほかの電子書籍ストアで買った本を別のアプリで読んだりできるのが、Kindleと大きく違うところ。
こうしたその他E-ink電子書籍リーダーと違い、Kindleはサードパーティーアプリを入れることができないので、内蔵のWEBブラウザを使い、電子ペーパー閲覧専用ページを表示して本を読むことになります。
①Kindle端末の右上の「≡」をタップ
②「ブラウザ(体験版)」をタップしてブラウザを開く
③「r.qq.com」とURLを入力
④出てきたQRコードをスマホの微信(WeChat)アプリで読みこむ
スマホの微信(WeChat)を開いて、
プロフィール→自分のQRコード→QRコードのスキャン→Kindleに表示されたQRコードを読み込み
すると、Kindleのブラウザ内で微信読書を使えるようになります。
画面のUIは最適化されています。使えない機能も多いけど。
読み始めたところです。
やっぱりEinkは目に優しくていい。
目次ボタンは生きてます。
字体ボタンも使える。フォントサイズを変更できます。
どんなに目に優しくても、ページ送りがものすごく遅かったらストレスだなあと思っていたら、意外にスムーズ。
問題は、ハイライトや辞書引きが全くできないこと。
あと、コンテンツをダウンロードできないので、オフラインで使えないのも困る。
そんなこんなで、Kindle以外のEink電子書籍リーダーに目がうつりはじめました。