Kindle Paperwhite、何と中国語の書籍には、中国語のふりがなともいえるピンイン併記ができるようになっていました!
Nanaさんのブログで知り、さっそく試してみました。
ブログを更新しました⇒Kindle Paperwhite でピンイン表示が出せる! https://t.co/FWNRPnDrni
— Nana★ななつことば (@Acchi0321) 2017年8月9日
Word Wiseの中国語表示に加えて、一段と中国語学習に役立つガジェットになりました!
ピンインをダウンロード
まずはピンイン表示するためのデータをダウンロードします。
中国語書籍を開いて、
メニュー→設定(「︙」)→「拼音」を選択。
「拼音」をオンにします。
すると、ダウンロードが始まります。
ピンイン表示を調整
Word Wiseと同じように、表示する量を調整できます。
最大にすると、すべての漢字に発音記号であるピンインが併記されます。
ゲージを調整して、少なめの表示にすると、読みが難しい漢字にのみピンインが振られます。
最大表示以外は字と字の間のスペースが広くならないので読みやすさがかわりません。
発音を確認しながら中国語の文章を読める
ピンイン表示のオンオフは、画面右下の「拼音」をタップして、「表示・非表示」を選ぶだけと、とても簡単。
最初は最大表示ですべての字の読み方を確認し、二度目以降はは少なめ表示にしていって、音読練習ができそうです。
クオリティはかなりよい
ところどころ間引きされて表示されているようですが、中国語学習者にはとても便利な機能が搭載されました。
すごいなと思ったのが、多音词もある程度きちんと区別されて表示されている点です。
「了解了」のひとつめとみっつめはちゃんと違う読みで表示されているし、「指甲油」の甲は軽声です。
「一」や「不」の声調変化はさすがに対応していません。
ピンイン表示を最大からひとつ下げると、表示される数がかなり減ってしまいます。
この表示される語のチョイスが学習者にとっては微妙な所で、たとえば「重游」を見てみると、游のほうだけピンインがついてて、重の方にはついてないのは非常に困惑しました。
この「重」は多音字だから、読み間違えがちなのに!
「重い」の重(zhòng)ではなく、「重ねる・重なる」の重(chóng)で読み方は(chóng yóu)。
なので、多めの表示では、「重游」の読みはできれば両方、どちらかというと重の方に読み方併記をしてほしい。(最大表示にするとちゃんとchóng yóuという正しい読みが出てきます。もったいない!)
こんな感じで、じっと見ていると「もっと表示すべき語があるでしょうに!」ともどかしく感じます。レベルの基準はどうなってるんでしょうね。
送信したドキュメントは非対応
WEB記事などをメールに添付してKindleに送ると、Kindleで読める形式に変換してくれるのですが、残念ながらこの送信したドキュメントではピンイン表示はしてもらえないようです。
それにしても、便利です。
いやー、技術の進歩ってすごい。
特に最新型に買い替えずとも、バージョンアップでどんどん便利になるPaperwhite、ほんとうにすばらしいガジェットです。勉強を勉強と思わず続けられるのはKindleのおかげ。