TOEICの問題集には、リーディングパートの長文の読み上げ音声が提供されているものがあります。
書き言葉ということもあり、リスニング問題の音声と比べて、使われている単語もやや難しいので、聞き取るのが大変ですが、この長文音声を使ってリスニングのトレーニングをすることで、リスニング・リーディング両方に効果があると感じ、積極的に活用していました。
英検でも、準1級の筆記問題の長文を音声読み上げアプリに朗読させて、ディクテーションをしてみたことがありました。
(試験自体は大学生の時に2級をとった時以来、受けてはいないのですが、英検の過去問を使ってときどき勉強しています。)
中検でも同じことをしてみようと思い、準1級の筆記の長文をアプリで読ませてディクテーションしています。
読み上げアプリでリスニング教材を作る
コピーペーストしたテキストを、好きな言語で読み上げてくれるアプリがあります。
使い方は簡単で、読み上げさせたいテキストをコピーして、アプリ内にはりつけるだけ。
機械音声で、まだ自然ではない部分もありますが、無料で使う分には十分な使用感です。
iPhoneとAndroidと両方紹介しますね。
Androidでは、@Voice Aloud Readerというアプリを使っています。
読み上げだけでなく、語学学習に使える機能が満載なので気に入っています。
今回はこちらを中心に紹介していきます。
中検過去問の長文を使う
問題をコピーして、カッコと数字で抜かれている語句を長文内に補充します。
文章をきれいに整形したら、コピーしてアプリ内にペースト。
このアプリはセンテンスごとに止まってポーズを入れてくれたり、センテンス単位でリピートしてくれたり、語学学習にぴったりの機能が盛りだくさんです。
読み上げ速度も遅めにしたり速めにしたり、自由自在です。
ディクテーション用の素材なので、操作するときに見えてしまわないように、フォントを小さくして見えにくくしてみたり、工夫しています。
私は使っていませんが、読み上げた音声を録音して、音声ファイル単体で再生することもできます。
目を細めて、文字が目に入ってこないように作業する必要がないので、手間をかける価値はあるかもしれません。
録音は、メニューの「Record Sound File」から。
いったん再生し始めたら、ロック画面や通知画面に操作パネルが出現します。
操作パネルをウィジェットとしてホーム画面に表示させるには、課金が必要です。
ちなみに、英検公式サイトでは過去問と一緒にリスニング音声も提供されていますが、中検公式サイトでは、リスニング問題は原稿しか提供されていません。
機械音声ではありますが、こうした読み上げアプリの力を借りれば、リスニングの過去問も力試しに使うことができます。
機械が読み上げる音声は、速度が常に一定です。当然ですが、内容と連動したメリハリもありません。
普段聞いている有声小説と比べてみると、生身の人間の朗読は、緩急をつけながら読まれており、そのことが聞き手の理解の助けになっているのだということを実感します。
筆記問題とリスニング問題の難度の違い
準1級と1級のリスニング問題、長文問題で、計4種類の文章を聞いているのですが、文章自体の難易度の差がよくわからない。
1級の書き取り問題が難しいのはダントツなんですけど。
こんなふうに記事を書くと、すごく勉強しているように見えるかもしれませんが、なかなか時間がとれず、こうして勉強のための素材とツールを確保しただけで満足してしまっています。合格への道はまだまだ長く続きそうです。
コメント
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