ただいま、Kindle書籍の自主出版を計画しています。
本当は去年の念頭に立てた目標だったのですが、今年にずれこんでしまいました。
はじめはブログの延長・またはブログ記事の再構成くらいの気持ちだったのですが、本という形にするのって、やはりブログを書くのとは全然違います。
まとめ直しながら自分が書いた原稿を見直していると、アラばかりが目につき、何度も壁にぶち当たりました。
驚いたのは、原稿データさえあれば、ほんとうに簡単にKindle書籍を作れてしまうことです。
AmazonのKDP(Kindle Direct publishing)のWEBサービスを利用します。
準備するのは、表紙画像と原稿データのみ。
本の体裁を整えることを考えると、Wordで作成するのが現実的ですが、メモ帳に書いて保存しただけのテキストファイルにだって対応しています。
気になっていた方はぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょう!
Wordでの原稿の作り方
たとえば、ブログに書いた3つの記事をまとめて本にするとします。
前提として、Amazon KDPのサービスが使えるよう、登録をすませておきましょう。
セルフ出版 | Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング
いち早く市場へ。出版にかかる時間はほんの数分。本は 48 時間以内に世界各国の Kindle ストアで購入可能になります。より多くの収益を。米国、カナダ、英国、ドイツ、インド、フランス、イタリア、スペ…
①Wordファイルを新規作成します。
②1ページ目に、タイトルと著者名を入力して、扉ページにします。改ページを挿入。
③3つの記事を貼りつけます。
④記事タイトルを章のタイトルにするため、見出しスタイルを設定します。
⑤章の切れ目に改ページを挿入します。
⑥扉ページの次のページに目次ページを作ります。Wordの目次作成機能を使って一瞬で完了です。
⑦誤字脱字がないか確認したら保存して、Amazon KDPのサイトで必要事項を入力し、作った表紙画像とWordファイルをアップロードしたら、あら不思議、電子書籍の出来上がりです。
⑧プレビューを確認して、レイアウトなどに問題がなければ、価格など販売条件を設定して、審査申請し、許可されれば販売開始。
ほんとうに簡単です。
本にしたい原稿が手元にあれば、1日で審査申請までたどり着くと思います。
ただし、こだわらなければ!
残念ながらこだわってしまったので、途中で何度もくじけそうになりました。
自分の文章を読むたびに湧き上がる残念な気持ちは脇に置くとしても、端末ごとのレイアウトが全然定まらないのには往生しました。
よほど時間をかけて研究しないと、すべての端末で納得のいくレイアウトで表示させるのは無理な感じです。
どこをどう妥協するかというところにしか今のところ解決策はなさそうです。
でんでんコンバーター
でんでんコンバーターも使ってみました。こちらも直感的に使えてよかったです。Wordに慣れていない人は、最初からこちらを使うとよさそうです。
電書ちゃんのでんでんコンバーター – でんでんコンバーター
Just another ‘Markdown to EPUB 3’ converter.これまで 137957 ファイルを変換しました…
挿絵を入れるとさらに大変
iPod touchとKindle Paperwhite、それにAndroidと家にある端末を総動員して表示を確認していますが、どれもどこかが変な感じで、毎夜「あ゛ーーー!」と叫びながら髪をかきむしっています。
こだわらず、テキストのみで画像なし装飾なし、あるいは画像ばかりの写真集タイプならすんなり作れそうだという手ごたえはありました。
(追記:画像入りの原稿も上手に作れるようになりました)
何ヶ月もいじり回していましたが、ようやく日の目を見そうです。誰に強制されているわけでもなく、自分がやりたいからやってるわけですが、今はただ、この作業から早く解放されたい。
あらためて、どんな本でも、本を作るって大変なんだなと思い知りました。
軽く読める本は軽く読めるというその目的のために最大限の工夫がなされているんだろうななどと、電子書籍を自分で作り始めてから本屋さんで本を見る視点が変わりました。
一年前に書いてましたね。忘れてた。
Kindleダイレクト・パブリッシングに挑戦 | Mandarin Note
Kindleが好きすぎて、本を作ってみることにしました。電子出版なら Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングAmazonが提供している作成ツールも日々進歩しているようで、今ではWORD…