THE MAID by Nita Prose 読み終えました



先日セールでゲットした、THE MAID by Nita Proseを読了しました。

出版前からフローレンス・ピュー主演で映画化が決まっている作品ということで、ものすごく期待値が上がっておりました。

とにかく読みやすいし、登場人物がそんなに多くないのでわかりやすかったです。

Scribdでオーディオブック聴けます。聴きとりやすい朗読でした。

洋書読みの皆さんが愛用されているScribd(Everand)。 昨年末頃から、怒涛の洋書読みシーズンに入ったのを機に使い始めました。...

感想

GoodreadsやAmazonの星すくなめのレビューを読むと、私のモヤモヤがじょうずに言語化されているので、(そう思うのは私だけではなかった)とホッとします。

読み始めてほどなくして、主人公がneurodivergentであることに読者は気づきます。主人公のモリーは、相手の言動の本意を読み取ることが不得手なので、不適切な発言をしてしまいがちです。育ての親であるおばあさんの教えの通り、礼儀正しく接しているのに、人間関係を構築するのが苦手で、友達もいない。

自分が主人公と似たような特性を持っているからか、前半、主人公が突拍子もない言動をとったり、周囲の人から見下されたりするたびに、共感性羞恥が発動してしまい、落ち着いて読むことが難しくなりました。

たぶん、モリーを「かわいらしい」と思える読者は、同様の特性を持たず客観視できるタイプなのだろうなと感じます。

世の中から完全に孤立してしまっている状態で、殺人の疑いをかけられた主人公に、手を差し伸べてくれる人たちが現れます。
そのあたりでようやく読みやすくなったなと思ったところに、ふたたび後半、しんどくなってしまいました。

私にとってはかなりの「イヤミス」だったのですが、一晩明けてみると、結末にも納得できたし、何よりものすごいPageturnerで、ぐいぐい読ませてくれたので、読んでよかったと思える本でした。

ここからネタバレあり(タップで開く)
(コロンボ)
おばあちゃんもモリーも『刑事コロンボ』が好きだというエピソードが繰り返し語られるので、(ああ、モリーはきっと犯人が分かってるんだろうなあ)と思いながら読んでました。

(真実とは、正義とは)
これも何度も出てきたので、結末への伏線なんだろうなと思って読んでましたが、おばあちゃんの件、枕じゃなくてほかに方法がいくらでもあるのでは?と疑問が残ります。プロット的に枕でないといけなかったんでしょうけど。

(Giselle)
彼女はモリーに不利な証言をしていたのに、最後は何でああなったの?友だと信じていたの?指輪を質に入れて得たお金も含め、なんでお金もらいっぱなし?そもそも指輪を盗む時点で、「メイドの鑑」じゃなくない?

(Mr. Prestonとの関係)
そんなのってある? ただのお友達で充分なのでは。

(Juan Manuel)
弁護士、被疑者の家に関係者呼ぶ? ダメンズ大好きモリーはそのうちまたダメンズ見つけてだまされ、Juan Manuelを裏切ってしまいそうでこわい。

次は何を読みましょう。