昨年末から始めたロシア語を皮切りに、今年は多言語学習にいそしんでおります。
ほんとうはもっとロシア語に力を入れる気まんまんだったんですけど、そしてコロナが落ち着いたら短期留学気分の旅行に行く気まんまんだったんですけど、戦争が起こってしまい、すっかり意気消沈してしまいました。
Duolingoでロシア語とウクライナ語をやるたびに、いろいろ考えてしまって落ち込むので、今仕事でかかわりのある国の言語や今まで学んだことのある言葉をとりまぜながら多言語学習を続けていくことにしました。
41言語を並行学習
Mondlyが対応しているのは現在41語。
日本語で学ぶことも可能ですが、英語の方が問題を解きやすいのでつねに英語→他言語で学んでいます。
英語・英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ロシア語・日本語・韓国語・中国語・トルコ語・アラビア語・ペルシア語・ヘブライ語・ポルトガル語・ポルトガル語・カタルーニャ語・ラテン語・オランダ語・スウェーデン語・ノルウェー語・デンマーク語・フィンランド語・ラトビア語・リトアニア語・ギリシャ語・ルーマニア語・アフリカーンス語・クロアチア語・ポーランド語・ブルガリア語・チェコ語・スロバキア語・ハンガリー語・ウクライナ語・ベトナム語・ヒンディー語・ベンガル語・ウルドゥー語・インドネシア語・タガログ語・タイ語
Duolingoとの違い・多言語横断レッスン
Duolingoは言語ごとに体系的なレッスンが提供されています。文法は別のテキストで頭に入れたほうが効率的ですが、Duolingoでも段階的に学べます。
Mondlyは言語間で同じスキットが使われており、各言語の特徴を生かしたレッスンにはなっていません。
その代わり、ある言い回しを複数言語でどう表すかという横断的な学習ができるのです。
毎日異なるデイリーレッスンが提供されますが、内容が各言語共通です。
「私はスープを飲みます」という文章を英→中→韓→露→越→…で表現していく、といったレッスンが簡単にできるので、多言語学習を習慣づけたい方にピッタリです。言葉は使わないとどんどん忘れてしまうので、昔学んだ言葉のメンテナンスに役立っています。
Duolingoとの違い・無料で使える内容は限定的
Duolingoは、表示される広告を見さえすれば、無料ユーザーも基本的なコンテンツがほぼすべて使えます。
Mondlyは、無料会員だと使えるコンテンツが非常に限定的です。
並んでいるメニューのほぼすべてがロックされているので、損している気がするかもしれませんが、上で紹介した多言語横断学習は無料コンテンツの「デイリーレッスン」で可能です。ここだけ使えばいいと割り切れば、ずっと無料ですし、レッスンの合間に余計な広告を見る必要もありません。
デイリーレッスンをかかさず続ければ、週ごと・月ごとにごほうびの復習レッスンを受けることもできます。
デイリーレッスンにかかる時間は、1言語につき3~5分。言語の切り替え、ラテン文字との切り替えも簡単で、UIが非常に洗練されており、ストレスを感じません(有料会員に誘導されるアイコン以外は)。
PC・スマホのブラウザでも使えます。アカウント作らなくてもお試しできます、こちらから。
Duolingoとの違い・文字を学ばなくていい
Duolingoはロシア語も韓国語もヒンディー語も、まず文字を覚えるところから始めなければならず、最初の時点でつまづいてしまいがちです。
Mondlyが便利なのは、文字を覚えるところから始めなくてもいいところ。
キリル文字を覚えきれていなくても、ラテン文字表記に変更して、学習をスタートできます。
(ああでもこうやってみるとラテン文字表記は本来の発音と違う場合も多そうですね…)
今興味を持っているのがヒンディー語(そして口語はほぼ同じらしいウルドゥー語)なのですが、文字は全然違うけど、
ラテン文字表記にすると、ほぼほぼ同じ。
ベトナム語と韓国語と中国語なんかも、共通の漢字語があるので、発音が似てて覚えやすい語彙も多そうです。
チャットボットとの会話練習
おもしろいのは、チャットボットとの会話練習です。
無料会員でも最初のレッスンは使えるのでぜひ試してみてください。
マイクボタンを押して、チャットボットの発言に返答します。
初心者レベルだと候補が3つ出てきてそれをまねるだけなので簡単。
聞き取ってもらえないときはほんとに全然聞き取ってもらえないので心が折れそうになりますが、でも楽しいです。
MondlyはVRアプリも出していて、Oculus Questでも使えるのですが、たぶんコンテンツはスマホアプリで楽しめるものと同じなので、そちらは未購入です。
課金してしまった
去年の今頃、5000円弱払って年会員になったのですが、ちょうどサブスクの切り替え時期にLifetime Membershipが売り出されていたので、手がすべって購入してしまいました。約1万円、2年分のサブスク料金で買い切り、今後サービスがなくならない限りずっと使えます。
Mondlyは先月、世界最大規模の教育サービス会社であるPearsonに買収されたばかり。少なくとも2年、できれば5年くらいこの値段で使えればいいかなと思って課金しました。
ぜんぶのレッスンがアンロックされます。過去のデイリーレッスンも利用できます。
(無料ユーザーだと、こんなふうにたくさんあるレッスンのほとんどにロックがかかっています。)
このほか、買収の恩恵か、英語レッスンにOXFORDがコンテンツ元の復習テストが加わっています。
この数年見てきた感じでは、年末年始などちょいちょいLifetime Membershipの募集があるみたいなので、急がなくても大丈夫。気になる方はまず無料でしばらく試したあとで、月のサブスクで有料部分を試し、次回の終身会員募集を待つのがいいかも。
こうしていろんな言語学習アプリを使ってみると、各言語ごとにカリキュラムが組み立てられているDuolingoはすごいなあとあらためて思います。カリキュラムがしっかりしているDuolingoと、音声学習に強いMondly、うまく使い分けるとよさそうです。
新しい言語は、文法を東京外大のTUFS言語モジュールで学び、Mondlyで言語を横断して単語と例文を学んでいく予定です。