クレア・キーガンのSmall Things Like Theseを読み終えました



セシリア・アハーン、サリー・ルーニー、など、いいなあと思った作品がアイルランドの作家であることがちょいちょいあるので、アイルランドの文学賞をチェックしています。(ほかにもオーストラリアの文学賞もチェックしています。)

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陰気な話の中にチラチラする明るさやユーモアが好きなのだと思いますが、作品によってはずっとどんよりしているものもあるので(サリー・ルーニーの新作とか…)、作品選びが難しいカテゴリです。

今年のKerry Group Irish Fiction Awardを受賞したクレア・キーガンのSmall Things Like Theseは過去の作品に比べ、ソフトというか明るいというか、そういったレビューをいくつか目にしたので、読んでみることにしました。

オーディオブックも2時間ほどの、80ページほどの短編なので、すぐに読めます。

ページ数が少ないのにKindle版もなかなかお高いのですが、Scribdに活字も朗読もありました。
Scribd使ったことのない方は、下のページのリンクから、2か月無料で始められますので、よろしければぜひ。

洋書読みの皆さんが愛用されているScribd。 昨年末頃から、怒涛の洋書読みシーズンに入ったのを機に使い始めました。 私が読みた...

マグダレン・ランドリー

アイルランドで18世紀から20世紀後半にかけて運営されていたマグダレン修道院が物語のモチーフとなっています。
この施設では婚外交渉で身ごもった「堕落した」女性を収容し、苛酷な環境での重労働を強いていました。

1993年、施設の敷地内で115名の名前のない墓が発見されたことをきっかけに事件が明るみとなり、1996年に全ての施設が閉鎖したのち、2013年になってようやく当時のアイルランド首相が正式に謝罪を行いました。

1985年、厳冬のクリスマス

主人公のBill Furlongは、恵まれない子供時代を過ごしました。しかし今では、妻と5人の娘たちと、貧しいながらも幸せな暮らしを送っています。アイルランドの厳冬のクリスマスシーズン、ささやかな幸せを守るために日々働く主人公はある日、ひとりの少女と出会います。少女との出会いは彼に過去を思い出させ、同時に、教会に支配されている町の人々がある事実から目をそらし続けていることを気づかせます。

心がじわじわとあたたまる物語です。

よい作品をもっと読みたい

クレア・キーガンの作品は日本語でも出版されています。

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サリー・ルーニーのConversations with Friendsも邦訳が出ました。

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ほかにウィッシュリストに入っているアイルランド作家の作品は、

(Scribdに朗読あり)

(Scribdに朗読あり)

Anne GriffinのWhen All is Saidは読了記録に入ってますが、ブログ過去記事を検索すると出てきません。これもよかったので今度紹介しようと思います。

(Scribdに活字あり)