中検1級受験を検討してます。
3年前にはじめての中検受験で1級にチャレンジし、まだまだ合格には遠いとがっかりし、2年前の準1級初受験では、ぶっちぎりで合格できるかなと挑戦したのにとっても平凡な成績でがっかりしたのでした。
もう試験は受けなくていいかなと思っていましたが、定期的にがっかりする機会を持つのも必要かなと、今、強く感じています。マゾ?
持っていなくても全然困らないけど
「ずっと仕事で中国語に関わっていく」という目標には到達できていますが、中検1級に合格できる知識がなくても、日常的には困らないのですよね。
今関わっている仕事の内容は、一般的な商取引に関わる書類翻訳やチャットなどなのですが、岡本さんのブログにあるこの言葉を実感しています。今の状況がずっと続くならば、無理してガツガツ新しい言葉を覚えなくても、今持っているもので苦労なくやっていけないことはない。
はっきりいって日常で必要なレベルは超えていますので、中国語ネイティブとおしゃべりしているだけでは到達できません。
中国語検定1級合格に向けた勉強のしかた | 南天中国語研究所
こんなふうに吃老本し続けるのもつまんないなということで、マラソン大会に参加するような気持ちで今年も受験することにしました。医療関係の用語を使う機会もできたので、それも含め、がっつり覚える機会にしようと思います。
発音再確認
まずは、自分に足りてないところを埋めていきます。
読書とか翻訳とか、普段触れる中国語は、目からの情報インプットがメインなので、漢字の読み方を絶望的に忘れています。
読み方を忘れているということは、リスニング力が落ちているということでもある。
読み方は覚えているし、聞き取れるけれど声調が曖昧という単語もまあまあたくさんあります。
特に「二声だったかな?三声だったかな?」というのが多くて、聞き取れるけれど自分で発声するときに声調変化を間違えます。お恥ずかしい。
ネイティブと話すときは、適当な声調で言っても話の流れで理解してくれるから、曖昧なままでもすごく困りはしないのも問題です。
ちゃんとあとで確認しようと思ってはみても、結局わからないまま放置している語句がたくさんあります。
ということで、勉強はそこから。
HSKの5000語総ざらい
HSK6級までに必要とされる語彙リストに載っている語彙のピンインを全部チェックしていくことにしました。
HSK6級のシートには、1級から6級までの単語がずらり5000個並んでいます。
ピンインを隣の列に入力していきます。
ピンイン一括変換は、オンラインサービスもいろいろありますし、Google翻訳を使ってもできますが、私は長年PinConv+を使っています。
ピンインを隣の列に入れたら、文字色を白に変えて、見えないようにします。
5000個の中には「一」とか「我」とか、超基礎単語から入っているので、意味と発音を確認しながら、問題ないものはどんどん行ごと削除していきます。
単語が入ったセルを移動しながら、即座に発音。
声調があやしいものは「2、3」「3、2」と何声かを口に出して確認。
発音したらすぐ隣のピンインのセルに移動して正誤をチェックし、あっていれば行全体を削除します。
どんどん単語の数が減っていく気持ちよさをモチベーションに続けていきます。
発音が曖昧なもの、意味が日本語でパッと浮かばないものは消さずに置いておきます。気になるものは意味を調べて脇にペーストしたり。
何度も目を通すうちに、「この感じの読みは二声だったかな?三声かな?」といったあやふやな記憶が、きちんと修正されていきます。
瞬間的に意味が出てこないものは、一見簡単な文字の組み合わせの語句にも多いです。
「失事」と「失误」を残して、グレーアウトしている部分は消しました。
リストはピンイン順に並んでいるので、ランダム関数を使ってソートし、シャッフルしてもいいと思います。
表計算ソフトの便利な使い方についてはこちら。
単語の意味を併記したければ、いちばん簡単なのが、Googleスプレッドシートを使って、翻訳関数を使うやりかたです。
地道な作業を続けていたら、2000個台まで減ってきました。
語彙力増強というと、つい知らない単語、難しい語彙を覚えようとしてしまいますが、知っているつもりの単語を見直すのも大切だなと思います。
これとは別に、小説の音読と単語調べもやっています。
そして今回は子どもたちも中検を受ける予定です。
そのあたりについては、また別の記事にて。