ノイズキャンセリング機能がついたイヤホン2種を試してみた



家の近くでの工事。
コワーキングスペースでの作業。

周囲の音が気になることが増えたので、以前から気になっていたノイズキャンセリング機能のついたイヤホンを買ってみました。

どれを買うか悩む

どのメーカー、どのタイプを買おうか、ずいぶん迷いました。

ヘッドホンは、耳をすっぽり覆ってくれるので、消音性は高そうですが、イヤホンと比べて大きいので、持ち歩きには不便です。

ノイズキャンセリングの二大巨頭、BOSEとSony、どちらにするかも悩みどころです。

最新のワイヤレスは取り回しが楽そうですが、有線の方が価格が安い上にノイキャン性能が高いというレビューも多く見ます。

Sonyのワイヤレスイヤホンが第一希望でしたが、ノイズキャンセリング機能を期待したユーザーから、がっかりしたというレビューが多くついているようです。

家電量販店のお試しコーナーでかなりの時間を試聴に費やした結果、BOSEの有線タイプを選ぶことにしました。

ノイズキャンセリングイヤホン おすすめ BOSE

そして、せっかくなので聞き比べるためにSonyの製品も…と思いましたが、予算が足りないので、Amazonで比較的評価の高いノーブランドのアクティブノイズキャンセリング機能の付いたワイヤレスイヤホンを買ってみることにしました。

ノイズキャンセリングイヤホン おすすめ

BOSE Quiet Comfort 20

実際に家の中やカフェなど、環境に慣れきって、騒音があることにも気が付かないような場所でノイズキャンセリング機能をオンにして使ってみると、家電量販店のお試しコーナーで聞いた時とは違う驚きがあります。

本当に静かになって、イヤホンを外した時に、周囲の騒々しさにびっくりします。

工事の音はもちろん、休日に学校から聞こえてくる打楽器や吹奏楽器の音、電車の音も消えてしまいます。

イヤホンをつけていると、ホームに入ってくる電車はハイブリッド自動車のように無音なので、本来周囲で響いているはずの音が聴こえていないという状況のこわさも感じました。

電車の中では、周囲の人の声は消え去ることはありません。小さくなりますが、話し声や放送の音声は聞こえます。

AndroidとiOSバージョン

Quiet Comfort 20は、Android用とiOS用と、それぞれ異なる仕様の製品が出ています。

こちらがApple製品用。

iPhoneからイヤホンジャックがなくなってしまった今となっては、AndroidとiPhoneを併用する私にはAndroid(Samsung)バージョンの購入一択のみです。

AndroidバージョンをiPod touchで使ってみると、リモコンの音量ボタンが反応しません。
ノイズキャンセリング機能のスイッチボタン(Awareボタン)は使えます。

私の持っているスマホはSamsung製品ではありませんが、基本的な機能は普通に使えるようです。

久々の有線イヤホン

バッテリーボックスの存在がきっと気になるだろうと覚悟はしていましたが、思ったよりはコンパクトです。

ただ、イヤホンジャックに近い位置にあるので、カバンの中に放り込んでおくと、スマホとぶつかってしまいそうなのが気になります。

このところずっとワイヤレスイヤホンに慣れていたので、有線の取り回しづらさは感じます。

付属ポーチに入れておくと、取り出して使うときに絡まっているのが少々ストレスです。

ノイズキャンセリングイヤホン おすすめ BOSE

車酔いしやすい人は要注意

このイヤホンをして音楽を聴きながらいつものルートを乗車したところ、20分くらいでものすごい車酔いになりました

普段は電車通勤をしていて、めったに酔うことはないので、びっくりしたのですが、体調がかんばしくないときにノイズキャンセリングをオンにして電車でイヤホンを使うと、確実に車酔いします。

ブランコを数往復こいだだけで気持ちが悪くなってしまう、私のように三半規管が弱い人は、移動しながらの使用は厳しいかもしれません。

飛行機に乗った時に使うのが楽しみだったのですが、このぶんだと飛行機でも気分が悪くなってしまうかもしれません。

こんなことになってしまうのは私だけかと思っていたら、gizmodoに記事がありました。

ノイズキャンセリング・ヘッドフォンで気分が悪くなる人がいるのは何故?

ニューヨークの耳鼻咽喉科専門のSarah Stackpole医師は、音波は互いに遮断し合っても依然として、内耳の有毛細胞に繋がる平衡感覚器官を刺激するに足る程度、非常に低周波数の波動を伝えている可能性もある、との推測を立てています。こうした波動は爆発の突風やスキューバダイビングの気圧障害と同種のものですが、もっと効果は低いと医師はいいます。

(ヘッドフォン装着で)一部の人が感じる不均衡な感覚は、両目が「頭が止まってる」という信号(シグナル)を送っているのに、波動が「頭が動いている」と事実とは異なる信号(シグナル)を送ることでさらに悪化します。このようなシグナルの混同でヘッドフォン装着者もめまいを感じるのです。

手ごろな価格のノーブランドワイヤレスイヤホン

SONYのワイヤレスイヤホンを買って聞き比べるつもりでしたが、いまいちレビューがよくないので、どうせがっかりするなら別のものをと思い、アマゾンで売られているアクティブノイズキャンセリング機能の付いた、よく知らないメーカーの製品を買ってみることにしました。

「ノイズキャンセリング機能」表示に注意

「ノイズキャンセリング イヤホン」でECサイトを検索すると、たくさんの商品が並びます。

比較的安価なものもあるので、嬉しくなりますが、実は「周囲の環境音を減らして再生中の音楽などを聞きやすくする」意味でのノイズキャンセリングをしてくれるものと、そうでないものがあるので要注意です。

CVC(Clear Voice Capture)

「ノイズキャンセリング:CVC 6.0/8.0を搭載」というように謳われている商品のノイズキャンセリングは、「通話中に周囲の音で通話を邪魔されないようにする機能」です。音楽再生中の環境音を消す・減らすものではありません。

音楽再生中に周囲の環境音を消す・減らしてくれるイヤホンはどうやって選べばよいのか?というと、「アクティブノイズキャンセリング」機能がついているかどうかというところをチェックする必要があります。ANCと表示されていることもあります。

アクティブノイズキャンセリングは、周囲の雑音をキャッチし、それと逆位相、正反対の波形をした音を作り出して重ねることで、雑音を打ち消すという仕組みです。

仕組み上、電力を多く消費するので、通常はバッテリーを備えており、アクティブノイズキャンセリング機能のオンオフボタンもついています。

山ほどある「ノイズキャンセリングイヤホン」の中から、ANC機能のついたものを判別するのに、いちばんわかりやすかったのは、このANCのオンオフスイッチがあるかどうかというところです。

よく知らない名前のメーカーからいろいろ出ていますが、apt-X、Bluetooth4.2、IPX5(雨やシャワーOK)、通話可能、リモコンで操作できることが多い…など機能で比較したうえで、16gと軽量で、左右の重さバランスが気にならなさそうな形状のこちらにしました。

単体での使用感

BOSEと比べず、単体で使った時の感じとしては、

・ワイヤレスだけど音の遅延がほとんどないので、映画を見るのに使っても快適
・16gと軽い上に、リモコンとバッテリが左右にあるのでバランスが良い
・イヤープラグは小さい耳にもはまってそこそこ痛くない
・アクティブノイズキャンセリングは機能する(BOSEと比較して後述します)
・ANCオフで8時間、オンで4時間、待機時間200時間と長持ち

価格に対しての満足度はまずまずです。

BOSEと比べての使用感

7倍くらいの価格差があるのに、比較するのもかわいそうですが、とりあえず比べて使ってみた感想を並べてみます。
もうひとつの方はXUNHONと呼びます。

:BOSEの低音すごい。素敵。XUNHONの方も頑張っていると思います。ワイヤレスなのに途切れないしクリアで低音もそこそこ出てます。音についてはあまり語る言葉を持っていませんが、それでもまあBOSEがよいのはわかる。

取り回し:ワイヤレス圧勝です。顔回りのケーブルの存在は本当にうっとうしいので、本当ならBOSEもワイヤレスを買うべきだったのでしょう。XUNHONの方は、首の後ろの部分でケーブルの長さを調整できるのもうれしい機能の一つです。

イヤーチップ:BOSEのイヤーチップは軽くて柔らかくてまったく違和感がありません。耳が痛くならないのにフィットして外れにくい。ANCの効果を上げるためにグリグリしてフィット感を高める必要はありませんでした。

XUNHONの方は、不快感はありませんが、装着時にそれなりの異物感というか、耳に何か詰めてます、という感覚はあります。

耳のひだひだにはめて固定させるゴムのチップがもう少し柔らかければいいなと思います。
装着時に痛くないポジション、しっかりフィットするポジションをちょっと探す必要があります。
でも全体的に軽いのでOKという感じです。

耳への装着がうまくいくと、ANCの効果も高く感じるので、ノイズが低減されないと感じた時は、付属の大小イヤーチップを変えて試してみるとよさそうです。

ノイズキャンセリングイヤホン おすすめ

ANC:BOSE圧勝です。電車のガタゴト音、風の音、エンジン音、ANCをオンにした途端、しーんとして、音楽がスコーンと頭の中に響いてきます。BOSEのANCのレベルを100とすると、XUNHONの騒音低減は20~40くらいの感じです。BOSEのワイヤレスイヤホンの価格を見てXUNHONと比べた時、7倍の価格差に対してこの性能があれば、まあ許せるかなと思いますがみなさまにおかれましてはいかがでしょう。

車酔い:ANCの効果がBOSEに比べて弱めなおかげで、XUNHONを同じように装着して同じ音楽を聞いてみたところ、車酔いは起こりませんでした。

何度か試してみた感じとしては、BOSEは周りの音を消しすぎてしまって、私の頭は「自分は動いていない」と認識しているのに、実際は揺られているので、その頭と体のギャップによって不快感が引き起こされるのかもしれないと思いました。

または、騒音を別の音で打ち消すという機能は、耳にとっては実質2倍の音を通していることになるので、それがしんどさの元になっているということもありそうです。

どのメーカーの説明を見ても、「逆位相の音で打ち消すことは人体に害はない」と書いてあるので、そこはそうなんだろうなと思いますが、体調が悪くなる人もいるのも事実のようです。

お店でどれだけ試聴してみても、「動いている電車の中での状況」はお試ししようがないので、こればかりは実際に使ってみなければわからないことでした。

ジェットコースターなどの乗り物が、単に嫌いというだけでなく、乗ったらしばらく体調不良で動けなくなる、という私のようなタイプの方は、BOSEについては慎重に検討して購入したほうがよいかもしれません。

まとめ

結果的には、BOSEはノイズキャンセリング機能はすごくよいけど移動中には私は残念ながら使えなさそう。
カフェなどでは使えるけれど、ANCをオンにして長時間装着していると、耳への圧迫感や頭がぼわーっとしてしまう感じがあることがわかりました。飛行機で使うときには酔い止め薬が必須と思われます。

XUNHONについては、ワイヤレスで軽くて非常に取り回しがしやすく、雨もシャワーも大丈夫な程度の防滴があり、価格にしては十分な騒音低減機能がある、というところでおすすめしたいです。

SONYのノイズキャンセリングイヤホンでは、この製品が一番コスパがよさそうですね。

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