ついに、日本のAudibleを試してみました!
洋書の聞き読みに便利なアメリカAudibleとの併用についてもご紹介します。
日本のAudibleの使い方
買い切りシステムのアメリカAudibleを使い慣れていた人にとっては、日本のAudibleの読み放題システムは、とても魅力的に見えます。
一か月1500円で、Amazon Audibleに上がっているコンテンツのすべてをどれでも聞くことができます。
気になった作品は、ウィッシュリストに登録する感覚で、とりあえずライブラリに追加しておけば、聴きたいときにすぐにアクセスできます。
30日間の無料お試し期間も提供されているので、実際に使ってみることをおすすめします。
アメリカAudibleとの併用
私は、アメリカアマゾンと日本アマゾンのアカウントを統合しています。
アメリカAudibleも長く利用していて、買い切りのコンテンツもまあまあたくさん所有しています。
日本のAudibleを利用するのに、いちばん気になっていたのはアプリの使い分けでした。
Audibleアプリは、全世界共通なのですが、アメリカAudibleで登録したものと日本で登録したものとは、別々のアカウントと見なされるため、それぞれのアカウントでログインしなおさなければなりません。
ログインしなおすと、端末にダウンロードしていたコンテンツはすべて削除されると聞いていたので、面倒だなあと思っていました。
アメリカと日本、それぞれのアカウントを同じメールアドレスで登録している場合は、パスワードを別にすることで、複数の国のアカウントを使い分けることができます。
どちらのコンテンツも使えた
アメリカAudibleのアカウントでログインし、アメリカのコンテンツがダウンロードされているAudibleアプリを、いったんログアウトして、日本のAudibleのアカウントでログインしなおしてみました。
すると、あら不思議。
ライブラリにはアメリカAudibleのコンテンツは表示されていませんが、端末にダウンロード済のコンテンツは削除されず、利用情報と共に、そのまま残っています。
また、ネットでは「PCでは聞けない」という声をいくつか拾いましたが、私の場合、WindowsのAudibleアプリで日本Audibleコンテンツを利用することができています。もし、日本Audible単体でPCのAudibleアプリが利用できないのなら、アメリカアマゾンと日本アマゾンのアカウントを統合しているせいで、使えるようになっているのかなと思います。
ただし、日本のアカウントでアプリにログインした状態で、アメリカの方で買ったコンテンツをダウンロードすることはできないので、やはり面倒は残っています。
ちなみに、日本のAudibleでは、洋書コンテンツはほぼありません。
私のAudibleの使いみち
実は今回、Audibleを語学に活用しようと思い、利用してみました。
上海で買った、『反応しない練習』の中国語バージョン。これを、最初は日本語と中国語の本を並べて、交互に音読していたのですが、どうもまだるっこしいし、きちんと準備しないと勉強が始められず、億劫になってしまいます。
そこで、オーディオブックを使って、耳で日本語を聞きながら、目で中国語を読もう、と思いついたのです。
これなら、電車の中でも気軽に日本語と中国語を比較しながら聞き読みができ、読書がはかどっています。
Audible聴き放題のメリット・デメリット
気になる作品をライブラリにどんどん追加しておいて、あれこれ試し聴きができるのはとても楽しいです。
English Journalやキクタンなど、アルクのコンテンツがかなりたくさんあるので、語学をやっている人は試す価値があります。
文学作品では、『コンビニ人間』がすごくおもしろかった。朗読が大久保佳代子さんというのもユニーク。
オーディオブックとして聞くのに合っている作品だなと思います。
デメリットとして一番に浮かぶのは、契約解除すると聴けなくなってしまうこと。何度も聞きたい作品がある場合、ほかに聞く予定がなくても、その作品のためだけにずっと月額1500円を払い続けなければならなくなってしまいます。これはちょっとお財布に厳しい。ちょっと高くてもいいから、作品ごとに買いきりできるシステムがあるといいなと思います。
あと、私はかなり視覚優位のタイプなので、ずっと耳からだけの情報インプットというのが苦手なようです。
逆に、本はなかなか読めないけれど、聞くのには抵抗がない、という人にはぴったりだと思います。
もう一つ残念だったのは、思ったよりもコンテンツが多くなかったこと。
旧Febe、現audiobook.jpも使っているのですが、月額750円で聴き放題プランもあり、作品ごとに購入もできるという、こちらのシステムの方が正直ありがたい。こちらも30日の無料期間あり。
私はこのaudiobook.jpでサピエンスを購入し、耳から日本語、目から英語方式で原書を読み終わりました。(『サピエンス』は聴き放題プランで利用できるコンテンツに含まれていないので、購入しなければなりません~)
この方法で洋書を読むの、反則といえばそうなんですが、気軽に英語に触れられるのでおすすめです。
Audibleで聴いた・聴きたい作品
・コンビニ人間 村田沙耶香
・やさしい訴え 小川洋子
・反応しない練習 【特典付き】 草薙 龍瞬
・トンデモ偉人伝 作家編
・世界最高の人生哲学 老子
・自分を操る超集中力 メンタリストDaigo
・天使と悪魔 ダン・ブラウン
・ENGLISH JOURNAL(イングリッシュジャーナル) 2018年5月号(アルク)
・えいごのつぼ 関谷英里子
お休みで時間のある方、移動時間が結構あるという方、耳からの読書にトライしてみてはいかがでしょう?