19日の午後にツイッターを覗くと、英語クラスタのみなさんが大騒ぎしていまして。
何だろうと思ったら、Amazon Kindleストアにて、著作権の切れていない書籍がわんさか無料化されているとのこと。ストアを見てみると、ほんとうに、ベストセラーになった人気の本がたくさん無料になっています。
Kindleストアで無料本がたくさん放出
邦訳を読んでしまっている原書はなかなか手が出なかったのですが(経済的問題により)、無料とあらば!ということで、気になっていた本をたくさんポチりました。なぜかアメリカアマゾンで購入済のものもついでにポチリ。
最終的に、(半数以上は日本語で既読とはいえ)死ぬまでに読みきることはなさそうな冊数にあいなりました。
おまつりに参加した当初は、日本アマゾンのみで無料だと思っており、しかもこんなに大量に購入するとは予想しておらず、以前和書の無料Kindle本をDLするのにお試しで作った日本のアカウントでポチッていたのですが、途中で「日本で無料になっている本はアメリカアマゾンでも同じく無料」という話を小耳に挟みました。
そこでアメリカアマゾンを見てみたのですが、あれ?無料になっていません。書籍によって違うのかな?と不思議に思いながら、引き続き日本アマゾンでのお買物を続けたわけですが、あとで、私がログインしていたアメリカアマゾンのアカウントは、米国住所に設定していたことに気づきました。気づいた時には、おまつりはすでに終了。
無料まつりは日本在住のユーザー限定だったということですねー。
そのとき気づいていれば、これまでのKindle用アメリカアマゾンのアカウントひとつですんだのですが…、終わってみれば、日本アマゾンのアカウントに洋書がたんまり。
Kindle Paperwhiteを持っていない私は、iOSやAndroidのアプリで読むほかありませんが、もはや長時間読書はe-inkの画面でないと耐えられない私。
PWの次期モデルが秋ごろに出るかなーと漠然と期待していたのですが、ニュースを読むと望みは薄そうです。いつになるかわからないe-inkの次世代機発売を待てるか?いえ到底まてません。
そして一番気になっていたことをカスタマーセンターに電話して確認。
日米のアカウントを結合して、米アマゾンの方をメインに設定すれば、英語書籍であれば、日本アマゾンのアカウントでは利用できない、Kindle keyboardやkindle touchでも読めますとのこと。(日本語書籍はNG)
これはやってみるしかありません。
アメリカアマゾンと日本のアマゾンのアカウントを統合
今メインで使っているアメリカアマゾンアカウントとの統合も考えましたが、Audibleとのシンクなど、アメリカアカウントでなければ使えない機能を捨てるのは惜しい。(アメリカアカウントをメインにしてれば使えるのかもしれませんが、未確認。聞いとけばよかった。)
ということで、新たにつくった米アマゾンのアカウントと結合することにしました。
カスタマーセンターに電話して、15分ほどで結合完了。日米アカウントの両方のライブラリに、購入書籍がたっぷり入っています。うれしい。
Kindle keyboardから、この新アカウントにログイン。この端末はすっかり中国語書籍専用端末と化していて、Kindleのデータは全然入っておりません。
10個くらい、めぼしいのをクラウドからダウンロード。ちゃんと読めました。よしよし。
ここで、Kindle keyboard内にDLされているデータをPC経由で、現行アカウントで登録したままのKindle touchにインポート。
アカウントが違うので当然といえば当然、書籍のデータを開くことはできませんでした。
タイトルは表示されますが、タップして本を開こうとすると、DRMうんぬんのアラートが出ます。
意外な展開はここからです。
Kindle keyboardの新アカウントをログアウトし、現行アカウントで再ログイン。その状態で新アカウントからDLしたデータを開いてみたところ、普通に読めたのです。
「おおっ」と思い、今度はKindle touchで試します。
現行アカウントからログアウト→新アカウントでログイン→日本アマゾンから無料でゲットした英語書籍をDL→新アカウントからログアウト→現行アカウントで再ログイン→どっちのアカウントのデータも同じように読める
あーまどろっこしいですが。
2つのアカウントに属するデータが、1つのKindle端末で読めてしまうのです。
多分、Kindle端末のDRMはシリアルナンバーにひもづけされているようなので、その端末経由でDLしたデータは異なるアカウントでも読めちゃうのかなーと。推測ですが。
おなじことをKindle for PCでやってみましたが、ダメでした。多分AndroidのKindleアプリでも同じかなーと思うのですが、どうでしょう。
本当は、このあたりを参考に、DRM解除してみようかなと思ったんですが、やらずにすみました。DRM解除は個人使用の目的でもAmazonの規約に反するとどこかの記事で読んだので、興味のある方はデメリットもよく考慮してチャレンジを。
以上、あまり誰の参考にもなりそうにないアカウント結合の体験記でしたー。