自分を見失わず、大切なものをつかみとる。バレットジャーナル開発者のイェール大学講演



今年の1月、TEDxYaleにて、Bullet Journalの開発者、Ryder Carrollさんの講演が行われました。

この講演のことをつい最近知り、さっそく動画を見てみました。

日本語の字幕はついていませんが、英語字幕を出すことができ、ライダーさんもかなりゆっくりめに話されているので、だいたいの意味は分かると思います。

私がバレットジャーナルを運用する中で感じた、「バレットジャーナルを使ってよかったこと」がたくさん語られており、とても心に残るスピーチでした。

ADD(注意欠陥障害)であった子供時代

Bullet Journalは、子供時代にADD(注意欠陥障害)であったライダーさんが、「注意を集中させる(focus)」するために試行錯誤して作ったメソッドです。

何年もかけて作り上げたメソッドが、実はADDの人たちだけでない、職場の同僚が試しても有効であることに気づき、このノート術をネットでシェアしたところ、ものすごい勢いで拡散されていきました。

この動画です。

これがオーソドックスなバレットジャーナル。箇条書きと記号でマネジメントするメソッドの基本です。

決断を繰り返すことの難しさ

ひとは一日に50万個ものひらめき、考えを思いつくのだそうです。

その思いつきをどう処理するのか、そのたびに決断が必要になります。

決断をするためには集中することが必要で、それには二つの重要な資源を使わなくてはなりません。

エネルギーと時間です。

たくさんの中から選び取ること、どうするか決めること、情報社会の現代では、たくさんの選択肢がありすぎて、選択することに疲れてしまうことも多々あります。そうするとどうなるかというと、きちんと考えることができず、間違った選択をしてしまう。

あたまの中の考えをいったん外に出してみる

考えるための余地を頭の中に作ってやるには、頭の中にあるものをいったん外に出してみればよい。
ということで、ライダーさんは「紙とペンを用意して、そこに書き出す」ことを推奨しています。

する必要があること(need to do)、しなければならないこと(should do)、したいこと(want to do)。

頭のなかにふわふわ浮かんでいることはつかみづらいですが、紙に書き出してしまえば、しっかり捉えることができる。

ふたつの質問で不要な責任感から解放される

やるべきこと、やりたいことが頭のなかに渦巻いて、やらなければならないことのためにかえって身動きがとれなくなってしまう。

そんなときに、ふたつの質問をしてみようと、ライダーさんは提案します。

①Is it vital?(生きるために必須かどうか?)
②Does it matter?(自分や大切な人にとって重要なことか?)

いずれも「No」であれば、紙に書き出したその項目にはピッと横線を入れて消してしまってOK。
なんとなく囚われていた義務感から解放されます。

ゴールにたどり着くための道筋づくり

ふたつの質問をクリアして残ったことがらを、きちんと実りあるものにするためにはどうすればよいか。

大きなことを成し遂げるためには、まずはやるべきことを小さなタスクに細分化することが必要です。

そのためには3つの条件が必要。
ひとつは、すぐに始められること(no barriers)。
ふたつめは、タスクの内容を明確にすること(clearly defined tasks)。
みっつめは、一か月以内に完了するプロジェクトであること(less than a month)。

小さなゴールを積み重ねていくことで、目指す大きなゴールにたどりつくことができるのです。

夢や目標を色褪せさせないために

かつて抱いていた夢や目標が、環境の変化や時間がたつとともに、どこかに行ってしまうというのはよくある話です。

時間は流れ、ひとは変わる。

自分の頭の中にあることを書き出したリストは、自分を導く地図になります。
地図が地図として正しく機能するためには、常に最新の状態にアップデートされていなければなりません。

頭の中にあることを整理して、「生きるために必要&自分および大切な人にとって重要」なものだけを選択し、そのリストを日々更新し続けることがとても大事。

忙しい毎日の中で、忙しさに振り回され自分を見失うことなく、自分がやりたいことをきちんとやれる人生を送れるように。

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

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