スリランカの旅③-1 キャンディ1日目・スパイスガーデン・紅茶・アーユルヴェーダ



スリランカ3日目。
シギリヤからキャンディーに、2日間チャーターしたホンダ車で向かいます。

スパイスガーデン

まずは、「シギリヤ・ロック登頂お疲れさま!」ということで、ドライバーのミシェンがジュースバーに寄ってくれました。

パイナップルジュースを頼んだらココナッツミルクブレンドでめちゃおいしい。

右側の娘のはパッションフルーツ。

ミシェンが運転がんばってくれるお礼にと、「彼のジュース代も一緒に支払うよー」とお店の人に伝えたつもりが、レシートの中にミシェンのぶんの代金が入っていません。

尋ねたところ、ガイドやドライバーにはドリンクは無料で提供してるんですとのこと。スリランカじゅうのどこにいってもガイド用宿泊施設が無償もしくは安価で提供されるんだそうです。

さて、スパイスガーデンへ。
アーユルヴェーダのファーマシーが併設されているお庭です。

スタッフのおじさんがめっちゃ真剣にスパイスのアーユルヴェーダ効能を解説してくれるので、ガイド終了後の売り込みがこわいなあと思いつつお庭を回ります。

これは糖尿病、これは不眠症、これは高血圧に効く植物。
英語の病名がよくわかるのは小説を読んでいるおかげかしら。

ローストカレースパイスをつくる実演。
いい香りが立ちます。

ローストしたのは肉や魚向き。野菜にはローストしないスパイスがよいとのこと。

アーユルヴェーダの薬はちょっと私には高すぎたので、ローストカレースパイスとブラックペッパーをガイドのお礼がてら購入しました。

ランチは地元感のあるドライブインへ。

ドーサとオムレツを注文。
「こちらへどうぞ!」とうやうやしくVIPルームに案内してくれたのはいいけれけど、エアコンついてない密室だったため、汗をだらだらかくことになりました。サウナ。

オランダから来た夫婦と交流がはじまったはいいですが、日本旅行はいつがいいかぜひ聞かせてくれと言われ、英語でのプレゼンをすることに。さらに大汗をかきました。

日本はまだ行ったことがないとのこと。お金持ちぽかったので、4月に南日本からスタートし、ガイドと一緒に桜前線と一緒に北上しては? とおすすめしました。
やっぱりおすすめは春ですよね?

マータレーを通過

途中、ダンブッラのミシェンの住む街を通ったり、友達のところに荷物を取りに寄ったり、まあまあ自由なミシェン。

二日目になると、ミシェンもかなり打ち解けてきて、私のつたない英語でも、話がはずみます。

マータレーあたりでは、自分の通ったインターナショナルスクールを教えてくれました。ダンブッラの家から片道2時間弱を毎日スクールバスで通ったんですって。

ミシェンの英語、「べりーびゅーてぃふるネー!」などと、語尾に「ネー」がやたらつくのが気になり、「もしかしてシンハラ語って、強調や同意の意味合いで語尾に『ネー』ってつける? 日本語もおんなじだよー」という話で盛り上がりました。

語尾の「ねー」は日本語と似た使い方をするらしいです。

ミシェンの車はホンダ車なのですが、シンハラ語で「ホンダ」は「良い」という意味。
「ユア カー イズ ベリー ホンダイ ネー!」と言ってみたところ、ミシェンの爆笑をいただきました。

車窓からAluviharaya Rock Cave Temple。
写真には撮れなかったけど、山の中腹に金色の仏像が見えました。

車は高地へ。
途中、90%がムスリムという街を通過。
山の中なのにぎゅうぎゅうに家が建ち、賑わっていて不思議な感じ。

古都キャンディへ

キャンディ到着。
仏教の聖地として街全体が世界遺産に登録されている古都です。

ホテルまで送ってもらい、ミシェンとはここでお別れ。
2日間どうもありがとう。

今回泊まるラドホテルはいい雰囲気。
ウェルカムドリンクのピーチティーソーダがすごくおいしい。タフィーも甘くて疲れが飛びます。

お部屋も素敵でした。仏歯寺も歩いてすぐです。

少し休憩しながらアーユルヴェーダのシロダーラを受けられるところを探します。

フロントのスタッフが教えてくれたお店のサイトを見ると、そのお店は、キャンディ市内であればトゥクトゥクで無料送迎してくれるらしい。

即座にWhatsAppに電話番号を打ち込み、チャットで連絡を取り、光の速さで数時間後の施術を予約。

WhatsApp、めっちゃ便利なのでぜひ活用しましょう。

ひと息入れた後、街へ繰り出します。仏歯寺の外側を散策。

18時半からのプージャーに合わせてお寺に入場するつもりで、外国人用の入口付近をうろうろしていたら、「今からキャンディーダンスだよ!」と勧誘するおじさんに遭遇、ふらふらついていってしまいました。

「おかあさんは声かけられたらすぐついていく💢」と娘にちょいちょい叱られています。

仏歯寺すぐそば、湖畔の劇場にて、2000ルピーでキャンディの伝統舞踊を鑑賞。

1時間のショーでは、18個くらい演目があって、なかなか見ごたえがありました。

だまされたりぼられたりするのかと思ったらそんなこともなく、「この演目が終わったら火渡りダンスだから下の階に降りてくるんだよ!」などと親切におしえてくれるおもしろおじさんでした。

悪魔祓いのファイヤーダンス。

ダンス鑑賞を終えた後、夜の仏歯寺のプージャーに行くつもりでしたが、シロダーラを受けるお店から「ちょっと早く来れない?」というメッセージが。

プージャーを翌日に回して、ホテル近くのカフェでクッキーを買って小腹を満たし、アーユルヴェーダのお店に向かいます。

お店はGreen Chaya Spaというところ。
あまりよくない評価もついてるのでちょっと心配したけれど、料金からすると悪くないサービスかなと思いました。日帰りアーユルヴェーダをお手軽に楽しめます。

ホテルまで、お店が手配してくれたトゥクトゥクがお迎えに来てくれました。

ホテルからお店までは15分もかからないとのことだったけれど、トゥクトゥクはぶぉんぶぉん言いながら、夜の街をどこまでも進んでいきます。

中心地から離れるほどに街路灯が暗くなり、あたりの様子がわからないまま、坂道をのぼるのぼる。
あれよあれよという間に、えらく高台までのぼって来たようす。住宅街の、かなり傾斜のある細い坂道をふかしまくってガンガン上がっていくトゥクトゥクは、まるでジェットコースター。

ようやく到着。よろよろと座席から降り、靴を脱いでお店の中に入ります。

薄暗い広間に通され、メニューの説明を受けます。
シロダーラと首肩背中のマッサージに加えて、フェイシャルもお願いすることに。

クレジットカード払いが今できないと言われて動揺。
「えー!現金もってない!」「日本円でもいいヨ」「ない!」
ちょっとだけすったもんだがありましたが、無事クレジットカードを読み取る機械が動いてくれて、カード払い完了。

アーユルヴェーダのマッサージはいまいち効かないといったレビューを読んでいたので期待していなかったのですが、思ったよりマッサージがよかったです。フェイシャルはちょっと刺激が強すぎた。

窓を開け放った部屋で施術をしてもらったのですが、夜だったので、部屋の明かりに誘われてカナブンみたいな虫が入ってきて、ブーーーーーンと飛んでいる音がずっと聞こえていました。

身体がオイルまみれでべたべたハエ取り紙みたいになっているので、虫が着地しないか気が気ではありませんでした。(たぶんだいじょうぶだった。)

背中マッサージがなしのコースだった娘は、私よりも少し早めに終了。
スタッフから「マザーが終わるまでユーはスリープしといて」と言われたにもかかわらず、スリープせずにクスクス笑いながら私の写真をいっぱい撮っていました。

額にダラダラと熱い油を流すシロダーラは、なかなかおもしろい経験でした。
無の境地になります。アロマオイルではなく、ごま油みたいな香りで、自分が食材になったような気持ちでした。

施術後、オイルはすぐに落とさず、しばらくそのままにしておくようにとのことだったので、シロダーラの油でベタベタの髪をなんとかお団子状にまとめ、ふたたびトゥクトゥクに乗って街に戻ります。

ホテル近くのドーサのお店でおろしてくれるようトゥクトゥクのお兄さんにお願いし、いとも簡単にばんごはんスポットに到着。 

ドーサとは、米と豆の生地を発酵させて薄くクレープ状に焼いたものを、カレーやチャツネと一緒に食べるスリランカのお料理。

おいしいとうわさのドーサのお店、Balaji Dosaiは、評判通り、ローカルの人たちでにぎわっていました。

チーズオニオンポテトドーサを注文。

隣の地元のご家族が食べるのを見よう見まねで、手で食べました。

おいしかったー。
おなかいっぱい大満足で、てくてく歩いてホテルに帰り、頭の油を流して寝ました。

キャンディの街は、のんびりしていてとても過ごしやすかった。何もしないのが楽しい、みたいな気持ちになれて、すごくリラックスできました。

つづきまーす。

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