朝7時から開いている上海動物園。
まだまだ暑い時期なので、涼しめの朝イチに行ってみることにしました。
バスに乗って出かけます
バスに乗って動物園へ。泊まっていたホテルからはバス1本で行けます。
地下鉄と比べてバスは旅行者には使いづらいものですが、高德地图アプリがめちゃくちゃ役に立ちました。
チケット購入に手間取る
中国はすっかりWeChatかアリペイでのキャッシュレス決済が普及しています。
数年前は海外からの旅行客でにぎわっていたレストランも、確かその時は海外のクレジットカードでの支払いを受けつけていたはずなのに、今回の旅では国際クレカNG、ということが何度かありました。
現金を受けつけないわけではないけれど、おつりが出ないので100元札は敬遠される、ということも。
そして動物園も例にもれず、入口付近にでかでかと掲げてあるQRコードをスマホで読み込んでチケットを買うシステムなのですが、中国国内の携帯番号を持っていない外国人はオンラインでの購入ができません。
動物園は朝7時のオープンですが、有人窓口は朝8時にならないと開きません。
チケットが買えずに困っていると、入口のスタッフのおじさんが他のお客さんに声をかけてくれて、現金と引き換えに代理購入をしてもらうことでなんとか入場することができました。65歳以上の市民は無料で入園できるそうで、入っていくご老人はたくさんいるものの、チケットを買って入場する人がなかなか見つからず、苦労しました。
目指すはパンダ舎です。
朝の園内は老人天国
地図アプリでパンダ舎の場所を確認し、徒歩でのルート案内を参考に進んでいきます。
このルート、通常の遊歩道を外れ、道なき道を進んでいきます。
こんなくさっぱらの真ん中を歩かされます。よく見ると地図アプリのルート通りに人が歩いて、けものみちができている。
地図アプリのルート案内がなかったら、確実に迷って2キロくらい余計に歩くはめになったんじゃないかと思います。ありがとう高德地图。
この写真にもちらほら運動するご老人方が写っていますが、こんなものではなく、あっちにもこっちにもたくさんいらっしゃいました。太極拳をする人たち、ダンスを踊る人たち、鳥の写真を撮ろうとバズーカ砲みたいなレンズがついたカメラを抱えて陣取るおじいさんたち、みんな元気。
ここよりもっと鬱蒼とした森っぽい木立もあって、外灘からバスで数十分のところにこんな自然があるのが不思議な気持ちで歩きます。
パンダ舎
15分くらい歩いてようやくつきました。パンダエリア。
上海動物園には二頭いるそう。
こっちはお年を召した方で、朝なのにこの体勢からピクリとも動いてくれませんでした。
こっちは若いほう、めっちゃアクティブでテンション上がりました。
朝パンダ決めてきた🐼 pic.twitter.com/siQ1rN5OYq
— Marie 📗 (@marie__100) September 7, 2023
はいかわいい。
パンダのおやつだそうです。月餅だ。
飼育員さんがフレンドリーで、すごく話をしてくれて写真もいっぱい撮ってくれてうれしかったです。
朝イチの動物園っていいわーって言ったら、まだ掃除が終わってないからもうちょっとあとくらいがいちばんいいよ、て勧めてくれました。パンダ舎は8時半ごろが朝食タイムだそうです。
飼育員さんより、上海動物園ではほかにゴリラがおすすめとのことでした。絶滅の危機に瀕しているゴリラは世界各地の動物園などで繁殖が試みられていますが、こちらでは繁殖に成功して、現在5頭が暮らしてるそうです。
ゴリラ舎に行ってみると、パンダ舎に負けないくらい立派な建物で、体格のいいゴリラが朝ごはんを待っているのか元気に歩き回っていました。
動物園によっては狭くてかわいそうになってしまう環境のところもあるのですが、上海動物園は動物たちの活動範囲が広くてのびのびしている感じがよかったです。
猫がめっちゃいた
出口に向かって歩いていると、前方に猫に餌をやる女性が歩いています。
キャットフードの入った大きな袋を提げて、声をかけながら歩くとあちこちから猫が飛び出してきます。
地図アプリの助けを借りながら出口にたどりつき、バス停の近くの大眼包子で肉まんを買って帰りました。おいしかった。
楽しかったー。