クオバディスさんから、7月発売のバレットジャーナルノート3種を提供いただきました。
クオバディス ライフジャーナル発売のお知らせ | Brand | News | Quo Vadis
クオバディスの公式サイトです。各ブランドの紹介、新商品情報、取扱店、メディア紹介の他、オンラインショップも運営しています。
海外ではもう発売されていて、バレットジャーナルユーザーに人気なんだそうです。
それぞれに特徴があるので、3種類の中からいちばん自分に合ったものを選んで使う楽しみがあります。
手帳評論家の舘神龍彦さんによる、展示会レポートでも詳しく紹介されています。
クオバディス・ジャパン展示会レポート。バレットジャーナル用ノート3種類が3ブランドから登場|tategami|note
私はノートをはじめ文具に関しては専門家ではないので、ふわっとした感想メインになってしまいました。
また、写真を何度も撮ってみたのですが、ノートのステキさを10%も表現できないへなちょこセンスなので、商品イメージは公式サイトに頼ることにして、文章メインで思いを伝えてみたいと思います!
まずはいちばん気に入ったロディアのゴールブックからご紹介していきます。
Rhodia ゴールブック
ロディアというブランド、私にとっては、ビジネスマン御用達というイメージです。
このゴールブックもそのイメージにたがわず、「日々のノートとしての機能はもちろん、あなたのゴールまでの道程を完璧にサポート」というキャッチコピーがついていることもわかるように、よく考えられた機能的な構成になっています。
実はこのゴールブック、表紙の色は派手めですが、ビジネスユースでいけるな!と思い、仕事用としてオフィスに置いて使っています。
仕事用バレットジャーナルとして
毎朝いちばんに、やるべきことをノートにリストアップ。
デスクの上に開いたまま置いて、常に目に入るようにしています。
進捗状況が把握しやすい上に、このリストをデスクに置いていることで、私がその日抱えている仕事のボリュームが周囲の人にもある程度わかります。
依頼された割り込み仕事を引き受けるのが難しいとき、ノートに書いたリストを指で追いながら説明すると、何もない状態でできない理由を口頭で挙げるより、依頼を断りやすいというメリットもあります。
イメージはこんな感じです。
A5だとページの半分が余っちゃうので、メモスペースとして使っています。
電話のメモ、誰かの書類と一緒に来たふせん、手近にあった裏紙を使ってとった打ち合わせメモ、領収書…、オフィスでは小さな紙片がたくさん発生しますが、それもとりあえずノートのページに貼りつけるか、ポケットに入れておく。
ノートのポケットをからっぽにする作業を、1週間に1度自分のスケジュールに入れておくと、ポケットが用途不明の紙クズだらけにならずに済みます。
置き手帳なら重さも気にならない
コンプライアンスの観点から、ノートを家に持ち帰らず、オフィスに置きっぱなしにしているので、普段使いの手帳としてはちょっと重いA5サイズ・約200ページのサイズ感も気にせずにすみます。
普段使いの手帳はA6サイズのドット方眼を使っています。
ロディアにもウェブノートブックという、ドット方眼・ハードカバーのA6ノートがあるのですが、これを使わない理由の一つが、ドットの色が濃いというところです。
プライベート用のA6ノートには、シグノの0.28㎜の細~いペンで、5㎜の方眼に収まるようなちまちました字を書いているのですが、この線の太さがドットよりも細いので、小さい字を書く私の場合、字よりもドットの方が目立ってしまうという問題が起こるのです。
ちなみにモレスキンの方眼(ドット方眼でなく)も、同じように罫線の色が強いので、使いにくいと感じます。
ところが、オフィスではサラサドライの0.4(私にしては太めのペン)をメインに使っており、A5サイズという比較的広いスペースに、字も大きめに書くので、ドットの色の濃さがあまり気にならないのです。
これは使ってみないとわからなかったことです。
紙質もしっかりしていて、裏抜けもしません。
サラサドライというペンの超速乾性インクのおかげもあってか、書いてすぐ触っても手や紙がよごれません。
便利なインデックスとカレンダー
バレットジャーナルに欠かせないインデックスページもあらかじめセットされていますが、私がいちばん重宝しているのは年間カレンダーと半年ごとのフューチャーログが書けるページです。
シーズンによって決まったイベントがあるので、そのスケジュールや準備期間の把握ができる年間プランページがあるのは嬉しい。
フューチャーログはまさに、未来のためのメモに使っています。
ページナンバー
ページナンバーも振られています。
ページの端っこで邪魔にならない、かといって視認性も悪くない、ジャストサイズです。
しかも、求めるページを探すときって、ページの角だけをペラペラーっと指でしごいて検索しますよね。
ページ下中央にあるよりは、ページの角にある方が、目指すページを見つけやすいのです。
それから表紙について。
ロディアのノートの表紙と言えば、ウェブノートブックのあのふかふかしたハードカバーの印象がある人も多いかと思いますが、このゴールブックはソフトカバーで、ウェブノートブックと比べるとかなり薄めです。ふかふか感はありません。
イタリア製合皮の手触りは本当に気持ち良いし、発色もすごくきれいです。
私がいただいたのは「ラズベリー」ですが、カラーラインナップの中でも、この色がいちばん好きかもしれません。
きれいなカラーがそろっていますが、どれもビジネスシーンでも浮かない落ち着きを備えています。
スピン(しおり)
裏表紙とスピンは、ロディアカラーといっていいのか、あのパキッとしたオレンジです。スピンは2本付いています。
価格は税込み¥3,024円。1冊のノートだと思うと高価ですが、1年使えるスケジュール・タスク管理帳だと思えば納得できる価格でしょうか。
ライフジャーナル DOTS
こちらはクオバディスから出たライフジャーナルシリーズ。
シンプルなDOTSと、あらかじめ汎用性の高いフォーマットがプリントされたINFINITEの2つのラインナップです。
こちらはとにかく可愛い!! めちゃめちゃガーリ―です。
表紙には、LIFE JOURNALの金箔押しがあります。
(本家Bullet Journal・ロイヒトトゥルム公式ノートの無骨な型押しとはかなりギャップがあります。可愛いのが好きなユーザーは公式よりも断然こっちです)
表紙を留めるゴムバンドにはゴールドの刺繍というのか、模様が入っています。
ものすごく手触りのいい合皮カバーは、4色のカラー展開。
プルーン・ブルーベリー・ピーチ・ミントと、色の名前まで可愛い。
もうたたずまいがお姫様です。
殺風景な職場で使ったら、癒しのオアシスになりそうですが、周囲から見ると、プライベートな日記を書いてるのかと間違われそうなのがちょっとこわい。
インデックスページは5ページついています。
A5サイズの5ページなら、インデックスとしては十分のボリュームでしょう。
ページは5mmドット方眼で、ロディアに比べるとかなり白っぽいです。
ドットの濃さや大きさが控えめで主張しておらず、イラストを描いたりしても邪魔になりません。
紙質は、するすると書きやすく、太めの水性ボールペンを使っても裏抜けしません。私は万年筆も使わないし、あまり紙の質にこだわるタイプではないので、的確なレビューができず残念。
このタイプのハードカバーノートにはもはやデフォルトと言ってよい、表紙裏、巻末のインナーポケットもついています。
スピンは1本です。ページ数が多いので、もう1本あると便利かもしれませんので、外付けをおすすめします。
これはおそらく日本での販売のみにつけられたおまけではないかと思うのですが、モダンカリグラファー島野真希さんデザインのマンスリーステッカーがついているそうです。乙女心をくすぐる仕様です。
ライフジャーナル INFINITE
バレットジャーナルというキーワードでSNSを検索してみると、「やってみたいけどそんなにきれいにフォーマットを描けない」という意見を頻繁に目にします。
私のバレットジャーナルは黒ペンで書いた文字が8割がたを占め、定規で線を引くこともごくたまーにしかないので、(そんなに悩むならこっちのシンプルなBuJoにおいでー)と念を送ってみるのですが、そういうもんではないんですよね。
わかります。
やってみたいのはおしゃれなバレットジャーナル。
きれいなフォーマットを配布しているサイトも多いので、それを印刷して使うという手もあるのですが、そればかりやっていると、ノートが無駄にふくらんでいくんですよね。
だからできればノートの厚さに影響しない手書きで、美しいフォーマットをたくさん描きたい。
わかります。
そんなジレンマを解消してくれるのが、このライフジャーナル・INFINITEです。
おしゃれなバレットジャーナルでよく使われている典型的なフレームが、あらかじめ用意されているのです。
あらそれなら普通のスケジュール帳と変わらないではないですか、と思われるかもしれません。
私もそう思いました。でもこのカリグラフィーの書体で書かれた外国語や、手書き調のフレームを利用したいけれど自分では上手に書けない人にとっては、あらかじめ印刷されているというのはとても魅力的なんだろうと思います。
公式サイトの商品ページにある作例、めちゃくちゃかわいいです。
★イヤープラン作例。(印刷はカリグラフィの文字とフレームのみです)
★マンスリー作例。
★ウィークリー作例。
フレームが薄いラインで印刷されているので、好きな色を塗って仕上げるぬり絵感覚でバレットジャーナルを楽しめるようになっているんですね。
構成としては、1冊を1年間で使い切るようです。
フリースペースとしては各月3ページが確保されています。
巻末のフリーページには、映画リストとか、フランス語でコレクションタイトルがデフォルトで入っているので、完全フリーではない感じです。
基本的なバレットジャーナルは、あらかじめページを区切らない自由さが最重要としているので、こちらは発展型のバレットジャーナルユーザーを対象としたノートということになります。
私は手帳に空白のページが発生することや、逆に書きたいことがたくさんあるのにノートのスペースが足りなくなってしまうことにネガティブな気持ちを抱いてしまうタイプなので、一定の期間とページ数が比例した形で使っていかなければならないこのタイプのスケジュール帳は使いこなせそうにありません。
逆に、自分でフォーマットを書いて作り上げるタイプのバレットジャーナルに興味があり、ある程度の空白はイラストやコラージュでどんどん埋めていくことに楽しみを感じる人にとっては、スタートにふさわしいノートになっていると思います。
慣れてきたら、自分の作りたいフォーマットのイメージも浮かんでくるだろうから、フレームの印刷されていないフリーページで練習するのもよさそうです。
ものすごい母数を持っていそうな海外のバレットジャーナルユーザーの使用例を見ていると、毎日毎日発生する、うんざりしてしまいそうな家事や勉強のTo-doに対して、いかに楽しく可愛く見せながら取り組んでいくか、という意気込みを感じます。
「楽しく可愛く」手帳を使いたいという層に、このライフジャーナルがフィットするのだろうなと思いました。
尚、INFINITEには、一部ウィークリーページに誤植があるとのこと。
誤植のページを含む製品がお手元にある場合は、返金または交換で対応とのことです。
(参考)クオバディス ライフジャーナル インフィニットA5 誤植のお知らせとお詫び
まとめ
すでにお気づきの方も多いでしょうが、個人的にイチ推しなのは、ビジネスシーンでもかっこよく使えそうな、ロディアのゴールブックです!甘めテイストより、かっこいい方が好きなんですよねー。
ロディアを使い慣れている男性に、きれいめカラーのゴールブックをチョイスしてぜひ使ってほしいなと思いました。
公式サイト商品ページ
●ロディア goalbook ゴールブック A5
●クオバディス ライフジャーナル ドット A5
●クオバディス ライフジャーナル インフィニット A5
(※記事中の商品画像は許可を得て公式サイトのものを使用しています。)