昨日は仕事がお休みで、やっとこの映画を観終わりました。
まあ夫婦喧嘩のすごいことすごいこと。
过把瘾よりも壮絶でした。
この口論、台本なしのアドリブとのこと。見てるほうも疲れるけれど、演じるのも大変だろうな…。
顔のアップですごく感情がこちらに伝わってくるのに驚きました。
怒りって一番伝染しやすい感情なのかも、悲しみよりも。
さて、夫婦喧嘩がリアルすぎて、凹んでいたところにこの結末。どうなんでしょう?
ネットで検索するとすぐに王朔の原作が見つかり、最後のあたりだけざっと読みましたが、かなり原作に忠実な映画になってるんですね。
过把瘾は確か違う終わり方だった気がする(妻が病に倒れる?)んですが、記憶違いかしら…とんとうろ覚え…
ネタばらしはしたくないので、観た方にぜひお聞きしたいのですが、これってかなりヘビーな終わり方ですよね?
最後に立ち上がる徐静蕾の微笑みは慈愛に満ちているようにも、これまでの地獄絵図が今後も続いていきますよという暗示の恐ろしい笑みにも思えるんですが…
夜中に自転車を走らせる徐静蕾、彼女の父親の挿話なども考えると、後者の可能性が高いような。
ドラマ过把瘾の方は、もう少し娯楽性が高いというか、楽しい場面も多々あり、妻のかんしゃくも可愛く見えないこともない程度だったので、映画が予想以上にテンションが高い夫婦喧嘩に満ち満ちているのに驚いてしまいました…
2本立てで、生日快楽も観ようと思っていたのに、疲れてしまって断念。
主人公杜桔が感情のままに荒ぶるさまが、自分の「感情的な日」を思い起こさせ、それで疲れてしまったんだと思います。女の人でも個人差があると思いますが、私は感情の起伏がものすごく激しくなり(いわゆるPMSとかPMDDだとかいうもの)、コントロールが難しくなることがあります。そんなときに頻発する痴話喧嘩…この映画はまさにその再現…うんざりするはずですわ。逆に言えばだからこそ、文化を越えて共感(≠うんざり)させることができるんでしょうね。
徐静蕾は、シーンによって突然すごく綺麗に見えたり、全然そうは見えなくなったり、不思議な女優さんですね。キイキイ叫び続けるこの映画で彼女を知った人は、違う映画を観て驚くんでしょうね。今回はなぜか、映画のストーリーよりも、彼女のとがった歯並びが妙に心に残りました。
この映画がとても好き。