注文テキスト到着。

当当で注文していた商品が到着しました。今回は1ヶ月かかりませんでした。
（最近、中国アマゾンは海外注文NGの商品が増えた上に、送料がおそろしいことになってるんですね。これでは自分で直接買うメリットゼロ…）
まずは、hachiさんのブログを見て「これは！」と即決した「原声漢語　中級実況听力教程」。
設備の整った場所での録音ではない、暮らしの中の普通の人の音声を教材にしているユニークなテキストです。収録されている音声には、ニュースともドラマとも違う独特の臨場感があります。
音声を2回聞いたあと、テキストの問題（記述式・選択式の両方）に答えるという構成になっています。漫然と聞くよりも、問題に答えるという前提で聞く方が集中力が高まるので、これはいいなと思いました。話の中身も、中国の人たちの生活にぐっと踏み込んだ内容になっていて、とても興味深いです。
残念なのが音声教材の音質の悪さ。録音状態の悪さはまあ仕方ないにしろ、単元の最初と最後に流れる区切りの音楽と、スキット（音が小さい）との音量が全然合っていないので、イヤフォンで聞いてると大変です。スキットにあわせてボリュームを上げていると、最初と最後の音楽がワーンと鳴り響いて耳が痛い…
それから、韓国語の単語集も購入。
今まで何度か単語集を買おうとしましたが、結局どの本もあちらを立てればこちらが立たずといった感があり、どれにするか決められませんでした。（キクタンは除いて）
候補はこの2冊なんですが、カナルビがいやだったり、ページ構成にピンとこなかったりで、選べなかったんですよね。
　
発売間もないにもかかわらず、中国での評判もよさそうなこのテキスト、かなりいい感じです♪
韩语词汇词根+分类记忆法 突破韩语词汇10000词
紙質はあまりよくないですが、ペーパーバックみたいに軽いのが長所といえば長所。字の色も黒でなく青で、詰め込んだ感がなく見やすいです。
内容は词根（語幹・語根）・汉字字根（漢字語）・分类词（分類別）の3部構成。日本ではそれぞれのテーマに分けて出版せざるを得ないでしょうが、中国ならこういう構成も可能かつ自然。
一番ツボだったのが、词根による分類。
「箸」だの「指」だのに含まれる「가락」という語根は、「細長い」。これを理解していれば「머리카락」が何か知らなくても、「頭＋細長いもの＝髪の毛」と導き出せるわけです。英語にこういう単語記憶法ありますよね。
「바닷가」についても、가（端、へり）という項目の中で、「바다（海）＋ㅅ（名詞と名詞をつなぐ働き）＋가（へり）＝海辺」と説明があります。
「ㅅ＝名詞と名詞をつなぐ働き」を知っていれば、「나뭇잎」が木の葉だとわかります。
他の例を挙げると、「서다（立つ）」の項目には、
일어서다（立ち上がる＝上がる＋立つ）、
줄서다（並ぶ＝線＋立つ）、
맞서다（対立する＝対面＋立つ）、
세우다（立つの他動詞）、
앞서다（先に進む＝前＋立つ）、
나서다（進み出る・積極的に関与する＝出る＋立つ）
が例文とともに紹介されています。
わかりやすいですよね～。説明が中国語なので簡潔なせいもあるかもしれません。立つという単語から芋づる式にこれだけ覚えられるのはかなり嬉しい。これまでは自力で辞書を調べて関連語を追いかけていってオリジナル単語帳を作っていましたが、このテキストがあればその手間が省けそうです。
こうした説明が毎回丁寧にされているので、覚えようと必死にならず、ただ目を通しているだけでも、ためになりそうなテキストです。単語の構成要素についてここまで丁寧な説明がついている単語集って、日本ではあまり見ない気がします（あったらぜひぜひ教えてください）。
例文が（動詞はほとんど）ついているのもいいですね。簡単なフレーズですが記憶しやすい例文を採用されています。
発音のカナルビもふられていないし、中国語訳は日本語訳ほど目にとびこんでこないので、韓国語で書いてあることに集中できて便利です。（単語集読んでると、日本語に気を取られてしまって、ページのどこにどういう意味の単語があるかは覚えてしまうけれど、肝心の単語はうろ覚えってこと、ないですか？）
テキストの説明によると、韓国国立国語研究院発表の「韓国語学習用語彙目録」にある6000語に、日常生活での常用語彙4000語を加えた10000語を収録。例文は高麗大学韓中辞典より。韓国語能力試験6級レベルの語彙量をマスターできるとのこと。
中国語学習者で韓国語を勉強しようという方にはおすすめのボキャビルテキストです。