2014年の1月に、「今年の手帳には、去年から気になっていたBullet Journalを取り入れてみる」という記事を書いてから、もう4年がたとうとしています。
2017年の1月に、これまでの自分のノートの使い方をまとめた『ちいさなくふうとノート術』をKindle出版したことがきっかけで、この電子書籍に大幅加筆した『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』という紙書籍を出版することができました。(本については内容紹介ページ・レビュー一覧をどうぞ)
これまでの自分のノートの使い方を振り返りつつ、本の原点ともいえる、バレットジャーナル関連記事をまとめてみたいと思います。
半年以上使ってからの、あらためての見直し
半年強Bullet Journal(あとから記事に手を入れて「バレットジャーナル」と書いてますが、この頃は一般的にカタカナ表記は存在せず、英語表記一本でした)を使ってみて、あらためてバレットジャーナルの使い方の基本をまとめたページです。
デイリーログの書き方が全然変わってなくて(いろいろ変遷があり、戻ってきた)、自分でもちょっとびっくりします。
シンプルが一番続く。
ノートのカスタマイズ
当時はダイスキンを買いだめして使っていたので、使う前にあれこれ手を加えて使い勝手をよくするのが恒例行事でした。
モレスキンのドット方眼を使うようになった現在も、「ふせんの仕込み」「チャームのセット」「表紙裏の好きな言葉」は続けています。
ふせんの使い方が定まってくる
バレットジャーナルは、日々のタスク管理にはとても適しているのですが、未来のスケジュール管理についてはなかなか難しい面があります。
その短所をふせんで補う手段がこちら。
海外のBuJoコミュニティでも、近い未来のスケジュール管理がうまくできないという話題がよく出ていて、「ふせんでいいじゃん!」と何度もアピールしたのですが、「日本のふせんと違ってこっちのはすぐ落ちちゃって使えないからダメ」と繰り返し却下されたのは懐かしい思い出です。
予定管理のやり方を試行錯誤
タスク管理もスケジュール管理もノート1冊で、というバレットジャーナルのコンセプトに合わせようと努力してきましたが、この頃ついにあきらめて、スケジュール管理はデジタルツールに集約する方向でノートを使い始めています。
ノートに書くのは、「この予定をアプリに入力する」というタスク。
未来のスケジュールの確認は、カレンダーアプリに頼み、その当日、デイリーログに必要であれば書き写す。
ここが定まったことで、ノートの運用方法がすっきりしてきました。
上の記事にも紹介している、Peanut Butter and Jellyのわっとさんの記事をいまだにリスペクトしています。
http://watono.com/2014/11/2015moleskine/
最近はブログ更新の頻度が少なくなりましたが、今でもお気に入りのブログの一つです。
公式サイトに出資・公式ノートを入手
KickstarterでBullet Journal公式サイトのリニューアルのための資金調達が実施されました。
これに出資して、限定公式ノートを2冊ゲット。
好きなものに出資して応援することにワクワクしました。待っている間も楽しかった。
ブログのネタ出しとインデックスの使い方
ブログのアイデア、一瞬の思い付きを残す方法。
以前はオフライン環境にいることが多かったので、録音アプリを使って音声でアイデアを保存していました。
今はつねにオンラインなので、歩いているときに思いついたことなどは、音声入力でTextwellにメモすることが多いです。
新しいノートへお引越し
バレットジャーナルが市販の手帳と大きく違うのが、1年に何冊も新しいノートをおろす機会があること。
いつも新鮮な気持ちで新しいノートへお引越しします。
2015年秋、ちょうど2年前のこの頃はまだダイスキンを使っていますね、ふふ。
タスクの細分化の具体的なやり方
1冊のテキストをどのように学習していくか、という計画を立てるのに、タスクの細分化をしました。
ひとつのタスクにどのくらい時間がかかるかという見積もりも、リストに追記していきます。
漠然と「毎日2ページやる」というような計画を立てるよりは、テキストを学習し終えたときに自分がどう変われるかというところまでイメージできることもあり、継続しやすいというメリットがあります。
新しい月のセットアップ
この、月替わりのセットアップをブログ記事にするのがはやり始めたのはこの頃でしょうか。
私もやってみたけど、地味系バレットジャーナルは絵面が毎月同じなので、最近は自分でも飽きてきました(笑)
とはいえブログに記録を残していると、その月にどういう目標を持っていたのかがよくわかるのでいいなと、振り返ってみて感じます。
バレットジャーナルの新しいキー
公式サイトがリニューアルされ、箇条書きにつける記号も新しくなりました。
チェックボックスから、中黒(・)から展開する形のキーに変更。
公式ノートにも丁寧な使い方マニュアルが載っています。
私は結局、従来通りチェックボックスを使っています。
ノート新旧交代の儀・その2
2016年6月。まだダイスキンを使っています!ダイスキンは今でもダイソーに並んでいるので、気になる方はぜひ使ってみてください!表紙を固定するゴムはかなり丈夫でベロベロ伸びたりしません。
進化するバレットジャーナル
2016年あたりから、自作手帳としてのバレットジャーナルが流行し始めました。
これまでブログへの検索流入は「Bullet Journal」がメインだったのが、少しずつ「バレットジャーナル」の割合が多くなったのもこの年の夏から秋頃です。
ブレットジャーナルと記載して、バレットジャーナルという表記への違和感を表明していましたが、影響力がなさ過ぎて、まったく効果なし。
日本で「バレットジャーナル」という呼び名が定着していく様子をじっと観察しておりました。
これだけ流行しているのだから、さぞかし使いやすいことだろうと思っていろいろ導入してみましたが、ずぼらな私のことなので、やはり複雑なものは続きません。
過熱していく「バレットジャーナルの素敵なデザイン」。日本の進化形バレットジャーナルでは「Bullet」のもつ箇条書きの意味がまったく消えてしまっています。
なんとか、シンプルなバレットジャーナルのよさも知ってほしい、と、私自身が基本のバレットジャーナルのすばらしさを再確認し始めたのもこの頃。
シンプルなバレットジャーナルのことを知ってほしくて書いたのがこの記事です。
わざわざ手書きするのが苦痛、というひとのために、「いろんなテンプレートを印刷して使う手もあるよ」と提案したのがこの記事。
バレットジャーナルの肝心かなめは、素早く記録できること(Rapid Logging)だよ、とネットの隅っこからアピールしようとしました。
モレスキンのドット方眼に移行
2016年の春から、モレスキンのレギュラーラインナップにドット方眼が追加されたことを知り、試してみたところとても使いやすかったので、それ以来モレスキンやロイヒトトゥルムを使うようになりました。
罫線と違って、方眼やドット方眼は作表しやすいのとイラストを描くのに邪魔にならないのがよいです。
タスクの細分化について考える
タスクを細分化する、小さいタスクに分解する、というけれど、慣れないうちはそれが難しい。
実行しやすいタスクが作れれば、習慣化もしやすくなります。
今回の書籍では、この部分についてかなりページを割いて解説しています。
タスクを次の日に持ち越すときの屈辱というか敗北感と、どのように対峙していくか。
細かいタイムスケジュールも、フォーマットを描き込むことなしに管理しています。
臨機応変に対応。
コレクション、ただトラッカーにチェックするだけではもったいない。
タスク管理に活かして、日々をちょっとだけラクにしましょう。
手間ばかりかかるバレットジャーナル、という見方について
バレットジャーナルのデメリットである、「書く手間」について考えたことを書いています。
この頃、私が推している「バレットジャーナルの書き方」について、正しいバレットジャーナルじゃない!というような意見が届くようになりました。
「きれいにデコられたコレクションが並び、月の初めにあらかじめフォーマットをたくさん書いて準備しておくのがバレットジャーナルであって、このブログの記事に書いてあるのは邪道だ!」みたいなことを言われることが多くなると、正直凹みます。
自作手帳を楽しむ人を否定するつもりはありませんが、本来のバレットジャーナルのよさは別のところにあることは、多くの人に知ってほしいなと思って記事を書き続けました。
私がページの1枚にゼンタングルを描くような気持ちで、きれいなフォーマットを描く人もいるのだから、それはそれでアリだと思っています。
こちらも、バレットジャーナルを楽な気持ちで続ける秘訣について。
毎月のセットアップ。新しいノートへ更新の時のセットアップ。
頑張りすぎると続きません。
その他いろいろ
習慣化トラッカーの活かし方。
ただトラッカーを作るだけでは、なかなか習慣化できないので、どうやったら継続できるか、について考えた記事です。
開発者であるライダー・キャロルさんのTEDx講演。
今回の本の原稿を書いたときにはこの講演をチェックできていなかったのですが、着地点が同じだったのが嬉しかった。
ウィッシュリストを100個も書けない人に、役に立ちそうなヒント。
最近はロイヒトトゥルム1917も入手しやすくなりました。
いろんなカラーがそろっています。
以上、このブログのバレットジャーナル関連記事・総集編でした。
書籍に掲載していないテーマもあるので参考にしてみてください!
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