バレットジャーナルの「セットアップ」は最小限にするのが続く秘訣

バレットジャーナルの「セットアップ」は最小限にするのが続く秘訣



公式サイトの運営者、ライダー・キャロルさんが、まいつき月のかわりめに「準備できた?」とツイートしています。
彼の言う毎月のセットアップは、マンスリーログの日付の書き込みだというのが私の認識です。

貼暦を使うのもいいですね!

新しいノートへの移行は、大事なことを選び取る機会

1冊のノートを使い終え、新しいノートをおろす。とても楽しい瞬間です。
同時に、何冊も続けていると、「引き続き使いたいコレクション」の数が増えていきます。
インデックスのあとに、何十ページも引き継ぎコレクションを準備しなければならない。

これって結構な負担ですよね。

どのコレクションを残すか

この公式ビデオの、7分25秒あたりからの「何を残すか」というところで、彼はこう言っています。

Notebook migration is a perfect time to ask yourself.
Does this collection really matter?
Is it vital?

新しいノートへの引継ぎは、こういったことを自分に問いかけるのに最適な機会。
このコレクションは本当に必要なものか?

コレクションを移行すること、そして新しいノートで使い続けることは、結構な労力を費やすものです。
その労力に見合ったメリットが、果たして自分の暮らしに還元されているか?

そこが重要だと彼は言っています。

ノート開始ページのコレクションは最小限に

(あとから参照したい・する必要がある)という理由で、これまでつけた記録ごとコレクションを移行したくなります。

これを一度やってしまうと、ノートの冊数が増えてくると、かなりの負担になってきます。

『ちいさなくふうとノート術』および『箇条書き手帳でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』の中では、ページのEvernoteへの保存方法を紹介していますが(下記過去記事参照)、Evernoteを使っていない方は、スマホカメラで撮影してお気に入りや特定フォルダに分類して保存しておくだけでも、古いノートを参照せずとも、必要な時に参照することができるようになります。

質問など反響がいくつかあったので、続きを書きました。 デジタルとアナログのいいとこ取り、難しいです。 人によって感じ方も生活習慣...

ノート開始時点で、インデックスにいろいろ書き込みたくて、コレクションを古いノートからたくさん移行したい気持ちにもなります。

これについても、必要最低限、本当に必要かどうかを考えながら取捨選択していきます。途中でやっぱり必要だと思えば、ノートの途中でも新しいコレクションを作れるのがバレットジャーナルのよさなのですから。

公式ビデオとの矛盾

キャロルさんが作る公式ビデオや、講演で語る「Rapid Logging」のエッセンス。

一方、公式サイトで紹介されるさまざまな手のかかったノート手法。

このふたつは、「ライフログ」という共通点のみを残し、実のところ全く別の方を向いている。

正直私は、公式サイトが何を目指しているのかよくわからなくなってきています。

開発者が執筆中という本も、公式サイトでは「あなたのバレットジャーナルの使い方募集中!」とアナウンスが出ているので、もしかすると、凝ったコレクション実例を集めたムック本のようなものになるのかもしれないという危惧を抱いています。

もともとがシンプルな手帳術なので、注目され続けるには、なかなか難しい面もあるのでしょう。
諸事情かんがみるとやむを得ないスタンスなのかなとも思いますが、年々矛盾が大きくなっているように感じ、本来のBulletJournalメソッドを愛用している私は、少々複雑な気持ちでいます。

私にとってのBuJoは、暮らしをうまく回すための道具

キッチンツールでも、リビングに置く家具でも、暮らしに寄りそうロングセラーのツールって、余計なものをそぎ落とした、シンプルな形をしていますよね。シンプルなことが、長く愛される秘訣なんだろうと思います。

私にとってのバレットジャーナルも、そんな暮らしの土台となる道具のひとつです。

かわいらしさ、見た目の素敵さは、アクセント的に時々ほしいなと思うけれど、それを定期的なノルマとしてしまうと、本末転倒になってしまう。

シンプルなものはシンプルゆえに、日々更新される「新しいもの、目を引くもの」の中に埋もれていってしまうのですが、それでも私は、シンプルなもののよさを推していきたいなと思っています。

というわけで、描き込むきれいなバレットジャーナルが続かないとお悩みの方に。

続かないやり方は、そもそも自分に必要なかったんですよ。
バレットジャーナルは、既成のスケジュール帳でも十分運用できるんですよ。
続かなくて日があいても、何事もなかったかのように次のページから再開できるのがバレットジャーナルの良さですよ。

というメッセージが伝わるといいなと思っています。

以前、ほぼ日手帳を使っていた時は、使い初めは張り切ってたくさん書いて、カラフルに色を塗ったりしていたものの、日がたつにつれて、だんだん続かな...
習慣トラッカー。習慣化リスト。いろいろな呼び名がありますが、「習慣化したいことをリストにして、毎日できたらチェックする」図表です。 毎...
今年の1月、TEDxYaleにて、Bullet Journalの開発者、Ryder Carrollさんの講演が行われました。 ...