公式サイトの運営者、ライダー・キャロルさんが、まいつき月のかわりめに「準備できた?」とツイートしています。
彼の言う毎月のセットアップは、マンスリーログの日付の書き込みだというのが私の認識です。
Is your #bulletjournal ready for 2018? pic.twitter.com/VXpiH2ETW6
— Ryder Carroll (@rydercarroll) 2018年1月2日
貼暦を使うのもいいですね!
新しいノートへの移行は、大事なことを選び取る機会
1冊のノートを使い終え、新しいノートをおろす。とても楽しい瞬間です。
同時に、何冊も続けていると、「引き続き使いたいコレクション」の数が増えていきます。
インデックスのあとに、何十ページも引き継ぎコレクションを準備しなければならない。
これって結構な負担ですよね。
どのコレクションを残すか
この公式ビデオの、7分25秒あたりからの「何を残すか」というところで、彼はこう言っています。
Notebook migration is a perfect time to ask yourself.
Does this collection really matter?
Is it vital?
新しいノートへの引継ぎは、こういったことを自分に問いかけるのに最適な機会。
このコレクションは本当に必要なものか?
コレクションを移行すること、そして新しいノートで使い続けることは、結構な労力を費やすものです。
その労力に見合ったメリットが、果たして自分の暮らしに還元されているか?
そこが重要だと彼は言っています。
ノート開始ページのコレクションは最小限に
(あとから参照したい・する必要がある)という理由で、これまでつけた記録ごとコレクションを移行したくなります。
これを一度やってしまうと、ノートの冊数が増えてくると、かなりの負担になってきます。
『ちいさなくふうとノート術』および『箇条書き手帳でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』の中では、ページのEvernoteへの保存方法を紹介していますが(下記過去記事参照)、Evernoteを使っていない方は、スマホカメラで撮影してお気に入りや特定フォルダに分類して保存しておくだけでも、古いノートを参照せずとも、必要な時に参照することができるようになります。
ノート開始時点で、インデックスにいろいろ書き込みたくて、コレクションを古いノートからたくさん移行したい気持ちにもなります。
これについても、必要最低限、本当に必要かどうかを考えながら取捨選択していきます。途中でやっぱり必要だと思えば、ノートの途中でも新しいコレクションを作れるのがバレットジャーナルのよさなのですから。
私にとってのBuJoは、暮らしをうまく回すための道具
キッチンツールでも、リビングに置く家具でも、暮らしに寄りそうロングセラーのツールって、余計なものをそぎ落とした、シンプルな形をしていますよね。シンプルなことが、長く愛される秘訣なんだろうと思います。
私にとってのバレットジャーナルも、そんな暮らしの土台となる道具のひとつです。
かわいらしさ、見た目の素敵さは、アクセント的に時々ほしいなと思うけれど、それを定期的なノルマとしてしまうと、本末転倒になってしまう。
シンプルなものはシンプルゆえに、日々更新される「新しいもの、目を引くもの」の中に埋もれていってしまうのですが、それでも私は、シンプルなもののよさを推していきたいなと思っています。
というわけで、描き込むきれいなバレットジャーナルが続かないとお悩みの方に。
続かないやり方は、そもそも自分に必要なかったんですよ。
バレットジャーナルは、既成のスケジュール帳でも十分運用できるんですよ。
続かなくて日があいても、何事もなかったかのように次のページから再開できるのがバレットジャーナルの良さですよ。
というメッセージが伝わるといいなと思っています。