2016年度より英検の問題形式がリニューアルされ、準1級では英作文がエッセイ形式となりました。
これから準1級を受験するなら、新形式対応の問題集を購入したいのが人情。
新形式対応の教材を集めてみました。読み比べてみると、それぞれ個性があって面白かったです。
定番・旺文社の教本
英作文パートの内容がリニューアルされているほか、最近の出題傾向に合わせて問題が差し替えられていたり、新形式に合わせた情報更新がなされています。
Amazonのレビューには厳しい点数がつけられていますが、解法のポイントや問題の傾向がきちんと説明されているので、まとめの1冊には適当なのではないかと感じます。
解説が丁寧なアスクの総合テキスト
「はじめに」を読んでわかるように、ユーザーの視点に立った丁寧な解説がこのテキストの持ち味です。
ページが色分けされていたり、解答解説が別冊になっていたり、使いやすさもよく考えられています。
英作文や二次面接についての解説がほかのテキストとは違うユニークな面をもっているのが特徴的です。
「確認問題」「実戦練習」については過去問を利用・模擬試験問題はオリジナルだそう。改定前のこの本を持っている場合は、変更が英作文パートのみ、残りはまったく同じ問題です。また、書店だと改定前のものと改定新版が並んで販売されていることもあるので、購入時にはご注意を。
低価格高評価な高橋書店テキスト
問題が出題頻度に合わせてA/B/Cにランク分けされており、どんな問題がよく出るのかを確認できるのがとてもよいです。
また、解説部分に赤シートを合わせると、選択肢の正答以外の単語の意味などを隠すことができ、問題を解くだけでなくより深い学習ができるよう工夫された構成になっています。
英作文パートがリニューアルされているほか、出題傾向に合わせて他の問題もリニューアルされています。
書店の特設棚では旺文社の黄緑色のテキストに占拠されて目立ちませんが、ボリュームに対して1400円(税別)と比較的リーズナブルな上に、ユーザー評価の高い1冊です。
植田一三氏の英検総合教材もリニューアル
英検教材では評価の高い著者の総合テキストもリニューアル。過去問題と解説もすべて一新されているそう。
傾向と独自の対策解説の詳しさが魅力ですが、好き嫌いが大きく分かれがちな著者のテキストです。
今年いちばんはじめに出た新形式対応テキスト
二次面接試験の実際を再現した「実況放送」がCDに収録されているので、二次試験の緊張防止に役立ちそうです。