バンクーバーの旅②本屋めぐりとストに翻弄される一日

バンクーバーの旅で拠点にするのは、クイーンエリザベス公園近くのお宿です。

Airbnbで借りたお部屋は新婚時代に暮らしたアパートよりも確実に広いのに、バンクーバーの平均的なホテル価格よりリーズナブルで、交通の便もいい。家主さんもやさしいかたで最高でした。

(これに加え12畳くらいのバスルームがある)

人類学博物館

さて、この日まず向かうのは人類学博物館(Museum of Anthropology at UBC)。
ブリティッシュコロンビア大学のキャンパス内にあるミュージアムです。
バンクーバー出身の建築家アーサー・エリクソンの設計。

ビル・リード作の「The Raven and the First Men」。
ハマグリから生まれいずるニンゲンたち。
360度、どこから見てもすごい。

先住民族文化に関するコレクションを目的に訪れましたが、世界中のありとあらゆる民俗資料がぎゅうぎゅうに詰まった展示室に圧倒されました。時間が全然足りない。

屋外展示も素晴らしいです。ハイダ族の集落を模したエリアを散策。

キツラノからダウンタウンへ

後ろ髪を引かれながらミュージアムをあとにし、キツラノエリアに移動。

このあと、怒涛の本屋さんめぐりがはじまります。

これがバンクーバー旅行の一番の目的だったので、大満足。

詳しくは別記事でじっくり語りたいと思います。

バンクーバー市立中央図書館

本屋さんめぐりを終えたら今度は図書館へ。
まるで古代ローマのコロッセオのような外観の中央図書館です。

設計はモシェ・サフディ。
シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズやジュエル・チャンギ空港を手掛けた建築家です。

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9階建ての建物ですが、窓が広くて明るく、そして利用者が自由に過ごしているくつろいだ空間でした。
屋上庭園でのんびりしました。

ストライキに翻弄される

図書館の地上フロアのショップで購入した絵葉書を投函するために、ショップの方に聞いて近くの郵便局へ向かいます。

「近くに郵便局ってありますか」
「赤い牛を目印に行って」
「???」
「行けばわかる!」
…わかりました。

入口ドアに近づくと、「ごめんね、たった今、ストが始まっちゃって営業してないんです」と職員らしいお姉さんが声をかけてくれました。

話を聞くと他の支店も合わせて一斉にはじまった大がかりなストらしく、切手をいつ買えるかもわからないし、そもそも郵便配達業務自体がずっととまるかもしれない、いつ終わるかもわからない、とのこと。

すごすご図書館に戻り、絵葉書を書いたり本を読んだり日記を書いたりのんびりしたのち、午後の一大イベントであるところのバンクーバー交響楽団のコンサートを聴くため、会場のオルフェウム劇場に向かいました。

するとなんとここでもミュージシャンがストライキ。
待遇の交渉途中とのことで、会場入口でデモをしているスタッフのひとたちを見守っていましたが、チケット購入の際登録したメールアドレスに、今日のコンサート中止のお知らせが届きました。

今年の前半はエアカナダが大規模なストライキにより欠航になったりしていたようで、今年はストの多い年なのでしょうか。労働者の権利なので、ストについてはしかたない。何より私にとってもいい経験になりました。ミュージシャンたちも、来てくれた人たちごめんねって言いながらスターウォーズテーマの一節を路上で演奏してくれてました。

ぽかんと空いた夜のゴールデンタイム、何をして過ごそうかととりあえず映画館に足を運んでみます。

日本より少し早く公開した『ワン・バトル・アフター・アナザー』がかかっていて、やった!と思いましたが、上映時間を大きく過ぎていてあきらめました。

Google Mapを眺めていたら、近くにミシュラン掲載されたこともある評判のよさそうなバーを見つけたので、行ってみることに。

Homer St. Cafe and Bar

お店に入り、席案内をしてくださった女性が日本人で、そのかたが同僚の日本人の男の子に伝えてくれたらしく、とても親切にしてくださいました。

ありがたいありがたい。

カウンターで渋くお酒を飲む紳士の横で、アメフトだったか野球だったか、テレビ中継を見ながらひたすら食べて飲んで。

お食事もおいしく、飲み物もおかわりしちゃった。
フルーティーなIPA。

このお店のおかげで、コンサートドタキャンのバンクーバーの夜も楽しく過ごせました。
人間万事塞翁が馬。

Airbnbのお部屋に戻り、明日のためにぐっすり眠ります!!

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