電子書籍リーダーBOOX Nova2を買って半年後のレビュー



7.8インチの読書用電子ペーパー端末、BOOX Nova2を買って半年が過ぎました。

長いあいだ、Kindle Paperwhiteひとすじだったのですが、Amazonで買ったコンテンツ以外(楽天Kobo、紀伊國屋kinoppy、微信読書、LINEマンガなどなど…アプリで読める読書コンテンツ全般)も目の疲れないeインク画面で読めるということで、購入しました。
いやー、本当に快適です。今年買ってよかったものナンバーワンです。

Onyx Boox Nova2が届きました。 久しぶりのガジェットUnbox Reviewです。 BOOX Nova2 7.8, 電...

39800円と、お高めでしたが、満足度からいうとお値段以上です。

後継であるNova3が発売されましたが、マイナーチェンジなのでこのブログの記事はまだまだ参考にしていただけると思います。

とはいえ、購入直後のヒャッハー状態で書いたレビューとはちょっと違う感想も持っているので、現在の状況とともに、合っていたところとそうでないところ、BOOX Nova2以外の他の選択肢についても書いていこうと思います。

おもな用途

ほかの方のレビューを見ていると、それぞれがメインで使う用途によって、ほめどころが違います。

BOOXの日本の公式アカウントを見ていると、イラストを描くための端末のような印象を受けますが、本来BOOXは読書用端末なので、購入前は、本を読むときの使い勝手がどんな感じなのかが知りたいのにそこはあまり言及がなくてもどかしかったです。(有用な情報は、英語の公式アカウントもしくは日本代理店のSKTさんの方がしっかり告知されます。)

日本語だけを読むのかそれとも外国語も読むのか、小説メインかマンガメインか、書籍データがPDFかそうでないか…、レビューを読むときは、その方がどんな目的で使われているかをチェックするとよいと思います。

私の用途は、「多言語での読書」につきます。半年使っていますが、ブラウザはほとんど使ってないです。辞書機能を重視してます。

よかったところ

7.8インチ画面は広くて見やすいです。

そして、これまでKindle Paperwhiteではできなかった、Amazon以外の電子書籍が目に優しい電子ペーパー画面で読めるのが大変うれしい。

Twitterで、koboの電子書籍の表示がおかしいというツイートをみかけてしまい、試さずにはいられなくなり、ひとりトラブルシューティングを...

ページ送りも、Kindle Paperwhiteに比べると快適ではないのですが、気になるほど遅くはありません。

購入前に心配していた、辞書アプリを使っての辞書引きも問題なくできました。
(下の記事内で紹介しているClip2Dicというアプリです。このアプリはAndroid10以降では使えなくなります)

Android機を持ち歩くようになってから、AnkiDroidを毎日使うようになりました。 使う前は正直なところ、PCにAnki2とい...

思ったほどではなかったところ

デジタルノート

半年使ってみて、デジタイザーで書き込む電子ノートの機能はほとんど使わないことに気づきました。
読むのはもっぱらKindleか微信読書で、書き込みのできるデフォルトリーダーをほとんど使わないからです。
メモを書きとめるのも、ノートがあれば手書きでノートに、Booxとスマホしかなければスマホに…、と、Booxの出番が全然回ってこない。

アナログノートに手書きでメモの習慣ができあがっているので、デジタルの便利な点はわかっていても、移行するまでに至らなかったというところです。Nova2のペン入力機能自体は、ストレスなく運用できる高レベルにしあがっていると感じるのですが。

目にやさしい電子ペーパーのAndroidタブレット、Boox Nova2レビューはまだまだ続きます。 手書きノートをとれる機能...

平らな所に端末を置いてデジタルペンで書き込む、というシチュエーションがあるなら、自然とiPadに手を伸ばします。
BOOXを勉強にも使いたかったのですが、A4サイズに固定されたPDFを7.8インチで見るのは思った以上に不便。ペーパーライクの保護フィルムを貼っているせいか、さわりすぎると指先がびりびり痛くなっちゃうので、画面のズームが面倒になっちゃいました。

A4サイズPDFへのメモ用途に期待している人は、もうひとまわり大きい機種、BOOX Noteシリーズの方がいいかもしれません。

7.8インチというサイズ感

BOOX Nova2の7.8インチ画面は Paperwhiteより大きくて、1ページにより多くの情報を表示できます。
特に、マンガの小さい字を見るにはとても便利。

フォントを大きくすると、英語の本のをよむとき、辞書引きのタップミスを減らせます。フォントを大きくしても、1ページに表示される情報量がKindle Paperwhiteよりも多くなる。ページあたりの文字数が少なすぎると、それはそれで読みづらさを感じるので、やはり画面サイズが大きいと便利だなと思いました。

いっぽう、頭ではわかっていても、使ってみるまで実感できなかったのが、重さの違いによる使用感の変化です。
画面サイズが大きくなるということは、端末の重さも増えます。

BOOX Nova2(275g)になり、長時間片手だけで端末を持ち支えるのがしんどくなりました。
厚い単行本に比べたら、ずいぶん軽いので、ぜいたくな悩みなのですが、Kindleだとひじ掛けについた手で持ったままずーっと読んでても腕に疲れを感じたりしないので、やっぱり軽い端末って使いやすいんだと実感しました。

マンガ読書はとてもはかどりますが、そんなにずーっとマンガ見るわけでもないので、軽さのメリットを考えると6インチの方が使いやすいかなと感じます。マンガ(特に小さい字の多い作品)読書が多い方は、軽さのメリットを超えて7.8インチの方が快適な気がします!

・リフロー型の電子書籍やマンガを読むには十分なサイズ

・PDF(特にA4固定レイアウト)などを閲覧するにはやや小さく不満を感じる

・大きさ=重さも考慮に入れること!

Kindle Paperwhiteとの比較

これまで長いあいだKindle Paperwhiteを使ってきているので、どうしても比較してしまいます。

BOOX端末はAmazon以外で買ったコンテンツをこの1台で読めるのが最大のメリットなので、あとのことはまあ我慢できていますが、やはりPaperwhiteはよくできているなあと感じることが多い。

Onyx Boox Nova2が届きました。 久しぶりのガジェットUnbox Reviewです。 BOOX Nova2 7.8, 電...

まず、ページ送りや辞書引きなどの操作は、Paperwhiteのほうがサクサク快適です。
(使う人によっては、BOOX Nova2の方が辞書引きが速いという声もありました)
フォントのくっきり感も、気のせいかPaperwhiteの方がよく感じます。

何より、BOOX Nova2では、Paperwhiteの「辞書引きしたら自動的に単語帳に収録される機能」が使えないのももどかしかったです。

BOOXで読む場合は、スマホ用と同じKindleアプリを使うことになるので文句を言ってもしかたないのは重々承知しています。
しかし、画面自体がPaperwhiteと同じ電子ペーパーなので、てっきりPaperwhiteだと思い込んで読んでいたら単語帳に登録されてなくてがっかり、ということが何度かあったため、単語帳機能を使いたいコンテンツを読むときには、あえてPaperwhiteで読むことも多くなりました。Kindleの単語帳機能をガンガン使っている人は、Kindleの方がいいかもしれません。

あと、Nova2(275g)はKindle Paperwhite(180g)に比べると重たいので、布団の中で寝っ転がって読むのに、片手で支えるのはしんどい。

胸の上に置いて読みながら睡魔に襲われると、7.8インチの板が顔面に落ちてきて痛いのも、実際に使ってみることで発見できました。

Nova2以外で候補になる端末

これまで、辞書機能を備えた多言語対応電子ペーパー読書端末というとKindleのe-ink端末くらいしか選択肢がなかったのですが、実際に使ってみて、Amazon以外のコンテンツも電子ペーパーで読めることがとても便利でした。Amazonだけでなく、楽天や紀伊國屋、hontoなど、本の購入先の選択肢が増えてとても楽しい。

安くて高機能なKindleに散々お世話になってきましたが、もうKindleだけでは満足できなくなってしまったなと思います。

BOOX Nova2を実際使ってみて感じた2点をふまえ、

・手書き入力機能なくてもいいかな
・小さいと思っていた6インチの方がいいのかな

現在手に入るその他の端末を見てみました。

気になるのは、BOOX Poke3と、Likebook Marsです。

Likebook Mars

Likebook Marsは、BOOXと別のメーカー、Boyueから出ている7.8インチの端末です。

BOOX Nova2との大きな違いは、ペン入力機能はないところです。いっぽう、こちらはSDカードが使えて、容量拡張できる。

最近のアップデートでAndroid 8.1になり、動作速度も向上したとのことで、これでケースも保護フィルムもついて22200円ならこっちでいいかなと思います。

参考になる外国語学習者さんのブログ。

Kindle Oasisより大きな7.8インチの電子ペーパー端末がほしい、でもペン入力は別にいらないかな、というひとはこのLikebook Marsをおすすめします(Oasisと違って防水じゃないのでご注意を)。

このMarsは発売されてから2年近くたつので、もしかするとそろそろ後継機種が出てくる可能性があります。
とはいえ、他機種にさきがけてアップデートが実施されたことを考えると、まだまだ使える現行の製品を20000円ちょっとで買うのもよい選択肢だと感じます。

BOOX Poke3

私がいまいちばん気になっているのは、この6インチのBOOX Poke3です。

6インチで画面の大きさはKindle Paperwhiteと同じですが、ベゼルが細いぶんPoke3の方が小さめです。

Poke3:153×107×6.8mm 重さ150g
Paperwhite:167×116×8.18mm 重さ180g

Poke3は非防水なので、お風呂で読書ができないのだけが残念です。
そのかわり、Poke3はAndroid端末なので、スマホで使っているアプリを使えるのが強み。
一台で音楽を聴きながら読書もできます。

容量もKindle Paperwhiteと同じ32GBなので、そこまで困ることはなさそう。

韓国では10月末から発売が始まっていて、インスタで女の子たちがすてきな写真をアップしてて羨ましい。
韓国国内代理店がセットでつけてくれる、透明ケースもいい感じ。

なお、BOOXからはPoke2 Colorという、カラー電子ペーパー端末も出ています。

Introducing BOOX COLOR eReader – Poke2 Color

すごく気になってますが、次の世代を待とうかな。

Likebook P6

Likebookの新しい機種、P6。
昨日公式から予告アナウンスがあったのち、よそから先行情報が出ていました。
中国の通販サイトでは数日前からすでに情報が出てたのですが、まさかコレじゃないだろうと思っていたら、まさかのコレでした。

6インチ・ペン入力なし・RAM1GB、ROM16GB。SDカードを挿せるので、容量は追加可。

上記Poke3と比べると、スペックがかなり弱いです。
そもそも中国国内で「青春版(若者向けローエンド商品)」で売られてる。

新しいのが出たら買おうと思っていたのですが、ここまでよわよわだとちょっと悩んでしまいます。試しにLikebook Marsの方を買ってみようかしら。

なお、ペン入力ぜったい欲しい! 防水じゃなくていい! Kindle Oasis(7インチ)より大きい7.8インチって魅力! という方は、最新のNova3もいいですが、Nova2がお安くなっているので、こちらを全力でプッシュします。技適もついてるし。

Likebookの年内発売の新製品が(たぶん)P6ひとつだけだったのは残念ですが、BOOXもBoyueも古い機種を長いあいだきちんとサポートし続けているのは大変好感が持てます。

Kindle Paperwhiteもそうだけど、読書端末ってそんなに酷使しないからこわれないので、長く使うことになります。
こわれていないから大切に使い続けているのに、OSが古いからもう使えませんよとメーカー側から切り捨てられるのはユーザーとしてつらい。

そういう意味では、今年古い機種のOSアップグレードにせっせととりくんできたLikebookのBoyueも応援したいなと思います。

【追記】
結局買っちゃいました。

6インチの電子ペーパーブックリーダー、BOOX Poke3を買いました。 ちっちゃいよ! Android10で動くので、...