9月の訪中は、韓国を経由したことでトランジットビザ免除となり、ビザ不要で入国できました。
せっかくとったLビザは、3か月で使えなくなってしまいます。有効活用すべく、次の旅を企画しました。
トランジットビザ免除での中国入国は、入境したエリアから出られません。上海であれば、上海・江蘇省・浙江省エリアであれば移動できるけれど、北京や西安などエリア外に行くことはできません。
なので、できたらうんと遠くに行きたい。
四川省成都へ
ということで、上海から乗り継ぎが便利で、まあまあ飛行距離が長くて、行ったことがないところで…と条件を絞って、目的地は四川省成都に決定しました。
飛行機のチケットも、中国東方航空・上海乗り継ぎでの日本成都往復で42000円というバグみたいな安さでした。
上海で国内便に乗り継ぎ
中国東方航空では、国際線から国内線への乗り継ぎは90分以上あればOKとのこと。
久々の国内便乗り継ぎを心配していましたが、何事もなく移動できました。
国際線からの乗り継ぎのために通る通路がものすごく裏道っぽくて、しかも「あっちね」とひょいと指さしてくれただけでスタッフの同行もなかったので、この裏道で迷子になったら終わりだな…と、方向音痴の私はかなり緊張しました。
国内線搭乗口待合に本屋さんがあって、ふらふら引き寄せられ、買ってしまいました。
同済大学のこのシリーズ、全部買いたいくらいでした。ヒューデックの建築マップ本もありました。重くなるのを厭わず買えばよかった。
本屋に入ると手ぶらでは出てこれないマン
たとえそれが空港搭乗口までの道であっても pic.twitter.com/ZHtCsNfxh3— Marie 📗 (@marie__100) November 4, 2023
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地
夜遅くに天府国際空港というピッカピカの新しい空港に到着。地下鉄は最終が出るか出ないかという時間帯だったので、エアポートバスを利用しました。
すごい空気が濁ってました…。月がコーヒー色でした。目がすぐに結膜炎になってしまいそう。
ここ数日特にひどい、とタクシーのおじさんが言ってました。まあそのおじさんはというと、助手席に火のついたタバコを置いたまま運転してたので、空気悪くても大丈夫そうでしたが。
夜に天府空港に着いたのち、朝いちばんにパンダ基地に行きたいという方は、成都動物園付近の宿をとるのがおすすめ。
エアポートバスの動物園行き(15元)に乗れば楽に移動できます。朝は路線バスか地下鉄で30分弱、タクシーなら15分くらいでパンダ基地に到着です。
シャンシャンがいるのは市中心からもう少し離れたところにある基地で、今回行ったところは市内からアクセスのいい場所にあります。
パンダ基地のチケットは基本ネットからの事前予約制。ホテルのフロントのお姉さんが予約を手伝うと申し出てくれましたが、彼女の使っているサービスでは外国人パスポート番号の登録ができませんでした。
出発前に自分で調べた限りでは、支护宝内のTripプログラムから買えそうだったので、そちらでチャレンジしてみると、パスポート番号は入力できるのですが、中国国内の電話番号を求められてしまいます。フロントのお姉さんの電話番号を入力してもらって購入ボタンを押すと、購入完了。(特にお姉さんのスマホに認証番号がとぶわけでもなく、あっさり完了。)
ちなみに天府国際空港からのエアポートバスのコード決済も国内電話番号を求められ購入失敗しましたが、こちらは現金での購入が可能でした。
さて、翌朝、バスでパンダ基地に向かいます。
各地のバス・地下鉄QRコードは支护宝のプログラムで簡単に使えます。
このシステム、ほんとにらくちん。
通常は7時半開園ですが、11月から冬季の営業時間に変わり、8時からの開園。
まあまあ早めに着いたつもりでしたが、ディズニー並みに行列できてます。
パンダ基地周辺で、アンオフィシャルなパンダグッズをおじちゃんおばちゃんたちが売り歩いています。
上海ディズニーの周りにもめっちゃいた。中国でよく見る光景です。
クマの耳みたいにパンダの顔が左右にふたつついてるパンダカチューシャ(5元)が人気商品のようです。
買わずに通り過ぎましたが、行列で誰もかれも、おばあちゃんですら、パンダカチューシャをはめているのを見て、自分も買えばよかったとちょっと後悔しました。
5分前から開園。身分証をピッピッとスキャンしていくだけなので、あっという間に人々が園内に吸い込まれていきます。
上の写真の赤い丸に「无」とある列が、身分証をスキャンして入れない人用の入口です。
この通路にはスタッフがいるので、赤丸「无」か、またはすぐ隣の緑丸「有」の列に並んで待ちます。
パスポートスキャンで入場できました。めっちゃ簡単。
入場してすぐ左手の階段を上るとインフォメーションセンターがあり、ここで荷物を預けられます。
コインロッカーはたくさんあります。無料。
ゴールデンパンダ。
竹林の中の道をひたすら歩きます。
幼年大熊猫エリアをめざす人が多すぎて、待ち時間1~2.5時間。要所要所に柵が設けられ、人数制限がされています。
結果、このエリアにはこの時間にはまだ全然パンダは出ていなかったという肩すかし。
ヒト類のみなさまの観察を楽しませていただきました。
いちばんアクティブだったのがこのパンダ。
まだ登るのかと思いきや、だらーんと脱力してしまうのがかわいすぎる。
成都のパンダ基地に行きました!🐼🐼
(ちょっと再生速度上げてます) pic.twitter.com/EhjXN0BZUy— Marie 📗 (@marie__100) November 4, 2023
このエリアはまあまあ年若いパンダだったのか、ケンカしたりゴロゴロ転がりまわったり、元気でした。
スタッフの「ホアホアが出てきたよー!」という声がかかると、人類大移動が起こっていたので、最近の人気パンダはホアホアさんのようです。
パンダ基地の絵葉書ショップでポストカードと切手を買いました。
エアメール用の切手の糊が蒸発してて(もしかしたら単なる不良品かもだけど)、人の流れが止まっていた時間のことをしみじみと思いました。 pic.twitter.com/UYSMxcNgOp— Marie 📗 (@marie__100) November 4, 2023
郵便ポストはなく、投函はできないのですが、国内料金分の切手が貼られたポストカードや、エアメール用の切手を売ってます。自由に押していいスタンプも用意されてました。
自分宛に送りまーす。
スタンプのパンダは小川という名前らしい。小川…ちいかわ。
タイミング的なものなのか、今回目撃したパンダの数は、和歌山のアドベンチャーワールドに行った時とあんまり変わらなかったかも…。うようよしてるのかと思ってたのでちょっと残念でしたが、木登りパンダを見れたので大満足です。
その②に続く予定でーす。