沈大成の短編集、《迷路员》を読み終えました。
豆瓣2021年読書ランキングに入っていたのを見てすぐに読み始めました。
微信读书で読めます。

豆瓣2021年読書ランキングから読んだ中国語本・これから読みたい本
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微信読書を使ってみました 読めば読むほどポイントがたまる
遅ればせながら微信读书を使ってみました。Kindle Paperwhiteで一元化したくて、他の電子書籍アプリは多看くらいしか日常的に使っていませんでした。微信读书が思ったより使いやすかったので、使用感をご紹介します。微信读书無料(2018...
ちょっと奇妙な短編集
ふとした拍子に、主人公が現実から迷いだし、奇妙なできごとに遭遇します。
ふしぎなことが起きているんだけど、登場人物も読んでいる私も、なんとなく受け入れてしまう。
川上弘美とか栗田有起とか、ちょっと雰囲気が似ているかも。
抑制がきいている文章、人物の名前があいまいなところは、村上春樹っぽいです。村上春樹らしさというのは、著者本人もどこかで言及していたような気がします。
どんなお話かというのは、短い言葉で説明するとおもしろさが伝わらなさそうです。
冒頭の短編、《知道宇宙奥义的人》は、その感覚、私自身もいつかどこかで経験したことがあるような気がしました。
いちばん好きだったのは、《陆地鲸落》でしょうか。
さびれた町の宿の感じとか、古い百貨店のある街並みとか、こちらも既視感がありました。最後の終わり方もすごくよかった。
次は中編や長編を読んでみたいです。
BTW,
Apple中国の春節お祝い動画がすごい。

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