マダガスカルで年越しし、いよいよアフリカ大陸上陸です。
ポートエリザベスは南アフリカ東ケープ州最大の都市。ここで一晩停泊し、二日間を過ごします。
ポートエリザベス近郊デイトリップ
1日目はTripadvisorであらかじめ予約していたプライベートのデイトリップツアーでチチカマ国立公園へ向かいます。
いわゆるガーデンルート、国道2号線を通って景観のいいスポットを巡ります。
事前にガイドさんにその日の朝の下船予定時刻を伝え、ちょうどいい時間に港に迎えに来てもらうようにしていたのですが、下船時刻が大幅に遅れ、出発がずいぶん遅くなってしまいました。予約時からWhatsAppでやりとりしていたおかげで、逐一報告しつつ予定時刻から2時間半後に落ち合うことができましたが、どうなることかと焦りました。WhatsAppとRoamlessだいじ。

Storms River Bridge (Paul Sauer Bridge)
時間が押しているので、予定のルートを変更し、まず一番遠いところまでまっすぐ向かいます。
最初に向かったのは、チチカマ国立公園エリア内のStorms River Bridge。橋の長さは100メートル、川面からの高さは120メートルのアーチ橋。
深く切り立った渓谷に架かっています。ものすごい峡谷美。

約4億〜2億5千万年前の古生代に堆積したものが地殻変動によって隆起し、現在の地形が形成されました。
川の流れがこの硬い砂岩層を何百万年もの時間をかけて侵食し続け、現在の深く急峻なV字谷をつくりあげてきています。
この、大地のなまなましさ。荒々しさ。

橋を渡りながら動画を撮りましたが、手ブレしまくってるし最初から最後まで「こわいこわい、あーこわいこわい」しか言っていないしで、何のために撮ったのか自分でもわからない低クオリティでした。高いところはこわかった。
ドライブインでアイスとキッシュを食べました。おいしかった。


モンキーランド
続いてはチチカマ国立公園内のモンキーランドへ。
期待していなかったけど、サルたちが自然の中で飼育されていて、希少種もたくさんいてとてもよかった。
マダガスカル現地の動植物公園にはいなかった(または、いたけど檻の中に閉じ込められていた)マダガスカル固有種のサルたちもいて、ちょっと残念で悲しい気持ちになりました。
マダガスカルでは会えなかった、マダガスカル固有種のワオキツネザル。

最初はものめずらしくて出会うたびに写真を撮ってたけど、そのうちだんだん飽きてくるくらい、園内でたくさん遭遇しました。
ベルベットモンキーの親子。
サバンナモンキーともいわれる、オナガザル科のおさるさんです。

赤ちゃんがいっぱいいた。

中南米に生息するフサオマキザル。おもしろい髪型。

ホエザル(Howler Monkeys)の親子。

橋の欄干でChoo Choo TRAINしてるハヌマンラングール。

てくてく歩いてやってきたシロテテナガザル。

マダガスカル固有種、クロシロエリマキキツネザル。

リスザルの親子。

園内ではスタッフさんによる英語ガイドがありました。
Birds of Eden
続いては隣接するバーズ・オブ・エデン。
世界最大の自由飛行が可能な鳥類保護区です。

ショウジョウトキ。

群れで生活しています。
フサホロホロチョウ。逃げない。

カナダグースの親子。かわいい。
きみはハゴロモヅルよね。

色鮮やかなキンケイ。油絵みたい。

ホロホロチョウにエンカウント。逃げない。

サギのコロニー。

カモやらフラミンゴやらコウモリやら(コウモリも?!)。
園内の遊歩道は意外にアップダウンもあり散策するにも楽しく、のびのび過ごす鳥たちに会えて楽しいひとときでした。
チチカマ国立公園の海岸へ
続いては国立公園の海岸線を歩きます。

小さな滝や、昆虫のジュラシックパークを通り、

そしてケープハイラックスにも挨拶して。
きみが分類学的には象やマナティの仲間というのが信じられない。

インド洋に飛び込み。
アフリカなのにインド洋。

ストームズ川河口の吊り橋
先に訪れた橋もストームズ川に架かっていましたが、こちらは川の河口に架かる吊り橋です。
海岸線に3本の吊り橋が連なっています。

こわいこわい。めっちゃ揺れました。誰かわざと揺らしたな。ここでも表に出せないムダな動画を撮ってしまった。
なぜヒトは、用もないのに吊り橋を渡りたがるのだ。
海に沈んでいく、ものすごくうつくしい夕日を目撃しました。

ジェフリーズ・ベイ
すっかり日が落ちて帰路につきましたが、せっかくなので世界最高の波が立つ場所のひとつとして、世界中のサーファーに愛されるジェフリーズ・ベイに立ち寄り、暗い中、波の音に聞き耳を立てて満足し、船に戻りました。
ガイドのカーリンさんがとてもいい人で、ポートエリザベスのすてきな思い出をつくってくれました。
外部ツアー利用メモ
メリット:
・オプショナルツアーより安い
・プライベートツアーだとフレキシブルに行きたいところを選んで回れる
・港でタクシーをチャーターするよりも、プロ意識が高いガイドをしてもらえる(WEB上で評価されるから)
デメリット:
・下船時刻が変更になると、乗り合いグループツアーだと置いていかれキャンセルになる
・オプショナルツアーと違い、帰船時刻に間に合わないとアウト
・英語ツアーがほとんどなので、英語でのコミュ力は必要
いろんなタイプの人と集ってツアーを利用するのって大変だなあというのがひとつ。余計な取越苦労をしがちな私は、明後日の方向に気を遣いムダに気疲れしてしまい、そのくせ社会性がないので集団行動できず同行者に迷惑をかけてはいないかとヒヤヒヤ凹んだりもして。でも終わってみれば、ぜんぶおもしろ楽しいステキな思い出になったかな。



