日本のAudibleで洋書が聞けるようになりました。英語学習に活用!



日本でAudibleのサービスがはじまったのが2015年。

月額1500円で聴き放題という内容で、ものすごく期待していましたが、ふたを開けてみると、聴き放題の中に洋書が含まれておらず(パブリックドメインを除く)、アメリカアマゾンのAudibleユーザーとしては、肩すかしをくらった気分でした。

とはいえ、30日間の無料体験期間があるので、実際に使ってみました。

ついに、日本のAudibleを試してみました! 洋書の聞き読みに便利なアメリカAudibleとの併用についてもご紹介します。 ...

日本語の耳読書も意外におもしろいなと感じましたが、気に入った書籍を所有できないというのが残念でした。アメリカAudibleは有料会員ではなくなっても、それまでに入手したものはずっと自分のものとして聞けるので。

日本でもクレジット(コイン制)が導入

そして今年、聴き放題のシステムが終わり、アメリカのクレジット制と同じ、コイン制に変わりました。

2018年8月28日よりダウンロード販売の開始に伴い、会員プラン特典を「聴き放題」から「コイン制」に変更します。
世界数百万人のAudibleユーザーが利用している「コイン制」に変わり、セレクションの大幅な拡大を実現します。
ライブラリーにあるタイトルは、8月28日の会員特典変更後にアプリから削除されます。コイン制への変更後30日間は無料体験期間となります。

これまでの聴き放題のシステムを気に入っていた方には改悪に見えるでしょうが、アメリカAudibleを使っていた方には朗報ともいえます。
というのが、システムが変わってから、洋書Audibleも日本のアマゾンから購入できるようになったのです!

Audible 無料体験

新しいシステムでは、アメリカAudibleとほぼ同じように使うことができます。

「コイン制」とは?
お好きなタイトルを購入できる「コイン」が毎月1つ付与されます。
コインでお好きなタイトルを購入します。
コインや追加料金なしで楽しめるショートコンテンツもご用意しています。
一度購入したタイトルは退会後もずっとお聴きいただけるようになります。
購入したタイトルがお気に召さない場合、会員なら交換できます。
会費はこれまでと同じ月額1,500円。
利用しなかったコインは自動的に翌月に繰り越し。コインは6か月で失効します。

アメリカアマゾンでは、Audible版とKindle版と両方購入する場合は、商品によっては大幅に値引きしてくれるものもありますが、日本ではまだこのサービスは適用されていないようです。
Audible版とKindle版のデータ同期サービス、Whispersync for Voiceがまだ日本では使えないので、しかたないですね。

聴き放題を無料体験済の人も新たに無料体験できる

私は以前の聴き放題システムを無料体験したのですが、新しくなったコイン制の無料体験も申し込むことができました。

無料で1コインがもらえて、無料体験を終了した後も、入手したAudibleはずっと手元に残るので、お得感が大きいです。

さらに今なら、12月12日(水)までに30日間の無料体験を申し込むと、最大3,000ポイント(1日100ポイントが30日間)もらえるキャンペーンをやっています。無料体験がまだの方は、ぜひこれを機にお試ししてみてください。

有料会員特典
毎月1つ付与される「コイン」でお好きなタイトルを購入。
購入したタイトルは退会後もあなたのもの。
聴きはじめてからでも交換OK。
追加料金なしで楽しめるショートコンテンツも。
お持ちのコインを使い切っても、会員であれば、追加でタイトルを定価の30%OFFで購入可。

お気に入りの書籍

聴き放題の無料体験のときに、かなりの本を試し聴きしました。

紙の本と違い、超高速の流し読み、拾い読みができないので、1冊を通読(?)するのにある程度の時間がかかってしまいます。それでも、速度が調整できるので、ビジネス書などの場合は倍速で聴いて時間を節約することは可能です。小説はあんまり倍速で聴きたくないですね。

Audibleで聴いてすごくよかったのが、大久保佳代子朗読の『コンビニ人間』。小説自体が一人称で、大久保さんの朗読する「私」の声が語る物語に没頭できました。

小説以外で言うと、『反応しない練習』も気に入っています。

ビジネス書はオーディオブック向きだとよく言われますが、実際に体験してみると、正直、目で読んだ方が頭に入ってくるし時間もかからないので、私はAudibleじゃない方が自分に合っていると感じました。オーディオブックの最大の弱点は、つまみ読みができないことですね。

Audible無料体験をさっそく試してみる

さっそく無料体験に登録していきます。

無料体験を登録するときにお勧めなのが、登録するその日に、カレンダーアプリに、無料体験が終了する1~2日前にアラートが出るように設定しておくこと。
無料体験が終わるタイミングを忘れて、不本意に有料会員になってしまうことを防げます。

無料体験をするには、登録ボタンをぽちっと押すだけ。

ほしいタイトルが決まっている方は、商品ページからも無料体験ページに行けます。
これまではまったく対象外だった洋書のAudibleも買える!

Audible 無料体験

Audible 無料体験

Audible 無料体験

Audibleアプリを使って耳読書

入手したオーディオブックを聞くには、Audibleアプリを利用します。
アメリカAudibleを使っている方は、アメリカから日本にアプリの切り替えが必要です。

Audible 無料体験

Audible 無料体験

アメリカAudibleと併用している人で、日本アマゾンと同じメールアドレスを使っている人は、パスワードを別のものにしておくとアプリへのログイン時に混乱せずにすみます。

私は日本とアメリカのアマゾンアカウントを統合しているので、アメリカAudibleで購入したタイトルも一緒に表示されるかなと期待していたのですが、アメリカAudibleで購入済みのものは表示されず、今回の無料体験で入手した1作品のみが出てきました。日米アマゾンアカウントを統合していると、Kindle書籍はどちらのアカウントでも使えるのですが、Audibleは統合には対応していないようです。

Audible 無料体験

章ごとの頭出しOK

Audible アプリ 使い方

速度変更

Audible アプリ 使い方

ドライブモード

Audible アプリ 使い方

スリープ

Audible アプリ 使い方

アメリカの場合は、同じ本のKindle版とAudible版の両方を持っている場合、AudibleアプリとKindleアプリで、どこまで読んだかが同期されたりするのですが、日本ではまだサービスが適用されていません。

前々から気になっていた、KindleのWhisperSync for Voice機能をいろんな方法で試してみました。 WhisperS...

洋書をAudible単体で聴く場合、私はいつも集中できなくて、すぐに寝落ちしてしまうのです。寝ている間に進んでしまったところまで活字版と同期されるとかえって困ってしまうので、実のところ、私の場合は連携はしない方が使いやすいです。

その他詳細設定

その他の詳細設定。

Audible アプリ 使い方

Audible アプリ 使い方

巻き戻しの秒数もカスタマイズできます。

Audible アプリ 使い方

ボタンを使わずジェスチャーで操作するモード。

Audible アプリ 使い方

ポイントがもらえるキャンペーン

12月12日(水)までに30日間の無料体験を申し込むと、1日5分以上聞くとAmazonポイントが100ポイントもらえます。30日間かかさず5分以上聴き続けると、3000円相当のポイントになるというゴージャスなキャンペーン(プライム会員の場合。非会員でも最大1500ポイントがもらえます)。
ポイントの付与は登録日の翌々月の中旬だそうです。

英語学習への活用

洋書を読みたいけれどなかなか1冊読み切ることができないという人は、活字を追いながらオーディオブックを聞くことをおすすめします。

活字だけを追っていると、それほど難しくなく感じる英語の文章でも、読んでいる場所を見失って何度も同じところを読んでしまったり、文字を追いかけているのに目がすべって意味が頭に入ってこなかったりして、なかなか進まないことがあります。

オーディオブックを聴きながら読書すると、音に引っ張られるので、ひと休みしている暇はありません。

ちょっとわからない単語があっても、辞書を引く間もなく追い立てられるようにページを繰っていくことになります。

わからなくてどうしても困るものは音声を一時停止して辞書を引くことも必要になりますが、強制的にどんどん進むことで、知らない単語でも推測しつつ辞書を引かずに読んでいくことができます。

1ページに知らない単語が何十個もあると、わからなすぎて本の内容が何も頭に入ってこないということになるので、耳読書の場合は知らない単語が1ページに数個あるかないか、というような簡単な英語の本か、または、日本語でしっかり読んでいて内容がよくわかっている本をおすすめします。

外国語の本×日本語のオーディオブック

先日試してみておもしろかったのが、中国語原書を読みながら日本語のオーディオブックを聞くという方法です。

中国語と日本語を完全に同期した状態で読むわけではなく、日本語のオーディオブックの方は適当に流しているだけなのですが、中国語を読んだときに(日本語ではこう言うのか)と日本語でどう言い換えればいいかを確認しながら読むことができます。

日本語の本と中国語の本をつきあわせながら机の上で勉強する時間はなかなかとれないのですが、オーディオブックを活用することで似たような学習をすることができます。

中検を前に、中国語強化中です。 ちょっと前に、こんな記事を書きました。 もしこの記事を見て、実際にやってみた方がいらしたらぜ...

待ちに待った、日本アマゾンでの洋書Audible取り扱い開始。
ぜひ活用して英語学習をより楽しんでください!

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