Walk Two Moons 読み終えました



ずいぶん前のことですが、洋書無料まつりでゲットした(と思われる)児童書を読み終えました。ニューベリー賞受賞作です。

いつもは洋書を購入するとき、あらすじを読むほかにgoodreadsなどのレビューを読んで参考にするのですが、今回はまったく予備知識なしで読み進めました。予備知識なしでよかった!としみじみ感動できる本だったので、みなさんできるだけネタバレ文を読まずに読んでみてください!

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そのぶん、波に乗って読みやすくなるまでにずいぶん時間がかかりました。半分近く読んでも、ページをめくる速さがのびていかなかったので、途中でやめてしまおうかと思ったくらいです。

それでも読むのをやめることができなかったのは、作品の持つ力なのでしょう。後半3分の1も引き続き淡々とした進行でしたが、すっかりのめりこんでしまいました。

最初のあたりで飽きてしまった方にも、がんばって最後まで読んで!とおすすめしたくなる作品です。主人公と一緒にエンディングを迎えることができてとてもよかった。

お話自体は、家を出てしまった母親のたどった道を祖父母と一緒に追いかける旅をする「現在」と、主人公のSalが回想する母と暮らした「過去」、それから、Salが旅のなかで祖父母に語る、友人についての「物語」の3つの流れで構成されています。

祖父母との「現在」から、途切れなく「物語」に移行するので、そのあたりの切り替えが慣れないと難しいかもしれません。

英語自体は、そんなに難しい単語も出てこず、読解が難しい文も少ないのですが、この構造のために読みづらいと感じることもありそうです。要所要所で「格言」が登場するのですが、この格言の意味をしっかり把握して読むと、全体の流れを見失わずにすむかなと感じました。

登場人物も、最初に登場してからずいぶんたって再び出てきたり、ファミリーネームとラストネームが混在してよくわからなくなったりしますが、Kindleだと「X-ray」という機能があるので、だれがどの場面で出てきたかをすぐに確認できるので混乱せずに読むことができます。

小学校高学年~対象の児童書ですが、大人が読んだ方がぐっとくるところが多いのではないかなと思います。
読んでよかった!と心から思えるよい本でした。

邦訳が絶版のようなのがとても残念。

多読チャレンジ2016 途中経過】
英語A:①Walk two moons
英語B:①Presence ②Essentialism ③
英語C:①The Woman in Cabin 10
英語D:①Harry Potter 
英語E:①

中国語A:①
中国語B:①
中国語C:①
中国語D:①北京折叠
中国語E:①不用工作的城市 ②

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