ボキャビル本、1100 Words You Need to Knowを元旦から11月までかけてやり遂げようというさくさん主催のアクティビティ、#1100WordsChallenge に参加することにしました!
計画性がなく飽きっぽい性格なので、3か月以上かかる学習計画は立てられないのですが、こうしたイベントごとに乗っかれば、三日坊主になっても忘れ去ることなく何度でもリスタートを切れるに違いない…!というやや後ろ向きな狙いを持ってはじめております。
この記事では主に、私のテキストの進め方、辞書アプリの使い方などを紹介していきます。
三日坊主前提のスタート
月~木の4日間で6個ずつ新出単語を学び、5日目の金曜日にこの週学んだ24個の復習をするという流れです。週末の二日間はバッファにあてて、できなかったところを補えばいいというシステム。
1週間のこの流れをきちんと46回続ければ、46週目の11月17日にテキストを終えられます。
私は意志が弱いので3月まですらもちこたえられそうにないのですが、たとえ休憩をはさんでも、みなさんが続けているのを横目で見てれば、休んでいたところをとばしてでもそこから再開できるはず、と踏みました。他力本願。
実は前にもトライ済み
実は2015年にも取り組んだことがありました。
表紙が青い版で、この頃は1日のノルマは単語5個でした。
最新版は6個で、単語の並びも全然違います。
Kindle Paperwhiteの全文検索(端末に入っているすべての書籍から検索した単語を探して見つけてくれる)機能を気に入っていて、他の語彙本や既読のお気に入り本から好きな例文を探すというようなことをやっていました。
楽しいですが、端末のメモリを食うのでこまめに再起動してやらないと動きがもっさりになるのが玉にキズでした。
全文検索のやり方については上述の過去記事を参照くださいませ。
ノートにまとめたい気持ちを抑える
お正月からTwitterやDiscordで賑やかに学習報告が飛び交っていて、テンションが上がります。
特に手書きのノートやテキストへの色ペン書きこみ。大好物です。
しかし、1日ぶんの例文をノートに書きうつす、といったタスクを自分に課せば、継続日数が短縮されることは火を見るよりも明らかです。
みなさんのようにノートにまとめて写真を撮ってSNSにあげたいという気持ちをぐっと抑えます。
一日のタスク
Kindle版のサンプルはたっぷりあって、7週目の途中まで見ることができます。
最初に新出単語の提示、それから単語6個をすべて用いた文章がひとつ。
新出単語はイタリック体で目立つのでわかりやすいですが、それ以外にもわからない単語がまあまああって凹みます。
それから、6つの例文を穴埋めし、最後に英語での定義に合致する単語を見つける、という流れで一日のタスクは終了。
最終日の5日目は1週間の総復習。
以前にチャレンジした時の記憶では、確か週が進むごとに、それより前の単語も加わって、どんどんしんどくなっていった覚えがあります。
1~4日目はバッファがあるからと言って油断せず、確実に1日でやりきって、残りの金土日でこの最終日のタスクとがっつり取り組むのがよさそう。
ただ、1週目の文章が難解だし例文も頭に入りにくい。
テキストにある例文暗唱とかはつらすぎるミッションになりそうなので、早々にあきらめちゃいました。
語根を把握していく
5日目の復習にExploring Rootsという練習がちょいちょい出てきたり、ほぼ毎回新出単語欄にNotable Rootsが紹介されているように、語根を把握していくのがキモになります。
語根をつかむことで、次に未知の単語に出会ったときの推測力をあげることができる。
私は英語の小説を読むとき、ページが進むごとに先が気になり、あんまり辞書を引かなくなります。
それでもなんとか内容を把握しながら読めてしまうので、自分の語彙力を過大評価してしまいがちなのですが、実は前後の文脈でテキトーに類推しているだけで、いざ単語単体を見せられると全然わからないというのが現状です。
たとえば、最初の週に出てきたconcoctという単語。
Kindle Paperwhiteで全文検索してみると、まさにちょうど読んでいるThe Mostly True Story of Tanner & Louiseに出てたんですよね!
意味的にはちょっと別の意味なんですけど(混ぜて作る/仕組む/でっちあげる)、複数の意味のひとつでも知っていれば、別の意味も類推しやすくなる。
(1月8日現在200円です!おすすめ!)
おもしろい小説をわくわくしながら読む最中には、単語を深堀していくのは難しいです。
自分の語彙不足のせいで解像度が低いっていうのは自覚しているし、もどかしいところ。
せっかく小説を読むなら、もっともっと解像度を上げたい。
そのためにも今回のボキャビル、走り切りたい!
辞書引きメイン
というわけで、辞書引きメインでテキストの内容を頭にたたきこんでいきたいと思います。
辞書を引いて、辞書引きの履歴をこまめにチェックするという学習になりそう。
頭にたたきこむのが目的だけど、完璧に覚えることにあまり執着せず、教材を信じて、薄くでも続けていくことを優先したい。
使用する辞書アプリなど
Kindle Paperwhite
Kindle Paperwhiteで読むときは、購入したKindle用辞書とデフォルトでついてきた辞書を使います。
デフォルトでついてきた辞書からはこのふたつ。
・Merriam-Webster’s Advanced Learner’s Dictionary
・Oxford Dictionary of English
購入した辞書では、英辞郎(現在は購入不可)とCobuildの学習者用辞典、COBUILD Advanced Learner’s Dictionaryの旧版。(下のリンクは最新版です。)画面上でポップアップする電子辞書として使えます。
Kindle Paperwhiteでは、辞書引きした単語は自動で単語帳に格納されるので、その機能を活用して復習します。
iPhone・iPad
iPhone・iPadでは、デフォルトでついているウィズダム英和和英がオフラインでも使えるのが便利。
有料の辞書アプリとしては、物書堂アプリが使いやすく串刺し(横断)検索もしやすいのでおすすめです。購入した辞書はファミリー共有もできます。
iPadではスプリットビューで辞書アプリと並べて表示するのが使いやすいですね。
画面が大きいので、紙版に近いレイアウトでテキストを見ることができるのがiPadのよさ。
iPhoneでオンライン辞書を検索するのには、下のAndroidのところで紹介しているAll英語辞書がおすすめです。
使い方はiOSもAndroidもだいたい同じです。
Android
Androidスマホの場合、All英語辞書というアプリを使うとオンライン辞書の串刺し検索が便利です。履歴一覧を見て復習する私としては、履歴が残らないのが残念な点。
あらかじめ設定されているオンライン辞書サイトを好きな順に並べ替えてタブを作ります。
画面下のタブはこんな感じ。
辞書の使い分けとしては、
一番上(左)に設定しているOxfordで英語での語義を確認し、イメージをかためます。
Oxfordの好きなところは、ピンクのフレームで強調された、コロケーションや語源などの部分。
ここをメインでチェックします。
「More Like This」などのコーナーが記憶に残りやすくてありがたい。
savoryとunsavoryは、look like opposites, but aren’t なのです。同じような組み合わせをたくさん紹介してくれてます。
Collins Cobuildの独特な意味の説明が好きなので、次にチェック。
Merriam-Websterでは、上の方にあるタブで同義語や語源、さらには下の画像のようなおもしろ読み物が読めるのです。
Longmanはコーパス部分をじっくり読むことが多いです。
やはり語根、語源をしっかり確認したいので、その他の辞書でピンとこないときはEtymonlineを確認してます。
Paperwhiteのダークモードがいい
PCやiPadの大きめ画面を見続けると、目が疲れてしぱしぱしてくるので、やはり光らない電子ペーパー画面はいいなと思います。
日頃の読書は電子ペーパーのAndroidタブレットであるBOOX端末を愛用しています。
BOOXの使いやすさも大好きですが、辞書の引きやすさ・全文検索機能、辞書引きのあとの単語帳への自動登録、それにダークモード時のコントラストのクリアな見やすさを考えると、やっぱりKindle Paperwhite最高~~!という気持ちになります。
お風呂でも使える。
ChatGPT
遊びでChatGPTに例文を作ってもらいました。
https://twitter.com/marie__100/status/1743651653679481003?t=_p-j2hvHzAP3tCfJFOWbWg&s=19
でもまあ、辞書の例文を読むほうが確実だなと思うので、こちらはあくまで遊び。
というわけで、11月までがんばります。
お忙しい中、こんなエキサイティングな勉強会を主催してくださる、さくさんに感謝です。
カードもあるそうです。