『中国の大半を通り抜けてあなたを寝に行く』《穿过大半个中国去睡你》という詩で、去年朝日新聞にも取り上げられたことのある詩人、余秀华の詩集を紹介するのを忘れていました。
月光落在左手上 (Kindle电子书)
作者: 余秀华 (作者)
※この本には《穿过〜》の一編は収録されていません。
詩集は「読み終えた」という感覚がなく、何度でも読んでしまいます。
俳句のように鮮やかに視点が切り替わったり、いろんなシーンを切り取った色とりどりの写真が次々に目の前に繰り出されるような、でもそれでいてとても静かな、そんな詩集です。
『霜降』や『我身体里也有一列火车』がお気に入りです。