ちょうどSUPERBETTERを読んでいるところに、著者による10人のゲストを迎えてのhangoutが開催されたことを知り、さっそく観てみました。
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If you missed Jane's #SuperBetter Secret Book Club Hangout you can watch it here! 10 amazing guests in 90 minutes.
https://t.co/ooyWeG17F3
— SuperBetter (@SuperBetter) 2015, 12月 14
Superbetter Secret Pre-Order Book Club
字幕がないので集中しないと意味が取れないので、まだ半分くらいしか見てません。
その中でいちばん面白く聞いたのが、Dr. Janica Scarletによる「Pink Dementor」の話です。
ディメンターといえば、ハリー・ポッターに出てくる、牢獄を警護するモンスター。ひとの幸せな思い出を吸い取って「自分はもうだめだ」な気持ちにしてしまうおそろしいやつです。
この「ピンク」はSUPERBETTERのQuest 6にも出てきたもので、ピンクの象を使った心理実験はとてもメジャーなものなのだそう。
「ピンクの象のことを考えるな」と言われると、不思議なもので人間の脳はピンクの象のことを考えずにはいられなくなる。Quest 6では、その対策としてPとEそれぞれのアルファベットから始まる単語をたくさん考えて、ピンクの象という認知しやすい映像をその単語群と置き換えることで消してしまおうというメソッドです。
ハングアウトのゲストJanicaはSuperhero Therapyという療法を推奨しています。SUPERBETTERにもある、憧れるゲームの主人公に自分をなぞらえてよりよく変わっていくというところは、彼女の研究から導かれたものなのでしょうか。
Janicaの場合、ピンクなのは象ではなくディメンターです。ピンクのディメンターなんて、どこか滑稽でもありますが、ともかく、ピンクのディメンターを頭から追い出すにはどうしたらよいか。
それは、「ピンクのディメンターのことを考えるな」ではなく、「ピンクのディメンターのことしか考えるな」と自分に命じるのです。
すると、それ以外のことがらが自然と頭の中に忍び込んできます。
力ずくで追い出そうとするよりも、共生の道を選んだ方が結果的に悩みごとを小さくしていきます。
この追い出し方は、私も時々使うので(心配ごとは全力で集中して悩みまくり、あとは寝て、濃度を薄める)、とても親近感を覚えました。
気になってしかたない、でも考えてもどうしようもない心配ごとをピンクの象(あるいは熊、もしくはディメンター)だと考えると、普段の生活に役立てることができそうです。
TEDで知った、テストステロンの値を数分間で上げて自分に自信を与える方法も、緊張する場面で時々使っています。
おまじないのようなものですが、こうしたTipsをいくつかもっていれば、必要なときに心を落ち着かせることができるので、なかなか便利です。