夜更かしして、あっというまに読み終えてしまいました。
台湾、中国、日本と舞台を変えながら、話は過去と現在、そして未来を行き来します。
台北の路地、青島から少し離れた郊外、そして日本と、時代は違えど自分が歩いたことのある景色を本の中に見つけて、嬉しく懐かしくなりました。
中華ノワールにありがちな(馳星周の『不夜城』的な)流れになるかと思いきや、そうはならず、安心しました。暴力シーンは苦手なのです。
デビュー作からずっと追いかけていましたが、直木賞受賞めでたい!今後もどんどん素晴らしい作品を世に出していただきたいものです。
興味のある方はぜひ読んでみてください!
直木賞に決まって 東山彰良さん 作者を困惑させる多面的な深度 – 産経ニュース
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