ホテルヘリタンスティーファクトリーを出発し、この日は首都コロンボへと向かいます。
あこがれの紅茶列車に乗るため、サマンさんの運転するバンで、ナヌオヤ駅へ。
ホテルからナヌオヤ駅へ
前日のドライバー、サマンさんとは、口約束だけで電話番号やWhatsAppも交換しておらず、「ほんとうに迎えに来てくれるのだろうか…」と心配していましたが、約束の時間少し前にちゃんとホテルに来てくれました!
直近の南米やアフリカの国々の旅の経験や、スリランカのお隣の国インドでの壮絶体験談を聞いていたこともあり、かなり構えながら現地の人たちと交流していたのですが、スリランカではほんとうにいい人ばかりに出会うことができました。
サマンさんはヌワラエリヤのバスターミナル真ん前の仏像の前にある駐車場が「いつもの場所」だそうです。
おんぼろバンですが、ヌワラエリアに行かれる方、ご縁があればぜひ声をかけてみてくださいませ!
この仏像の真下にある駐車場です。
やさしいお顔の仏様。
バスターミナル目の前にある郵便局。
ハガキを買っておうちに送れます。
サマンさんが「ナヌオヤ駅には何もないから、ここでごはん食べていったらいいよ!」としつこく勧めてくれたのに、列車に遅れるのが心配で誘いに乗らなかったことをあとで激しく後悔します。
いいレストランもあったっぽいので、ぎりぎりまでヌワラエリヤでゆっくりしてればよかった。
この日は競馬のレースも開催中で、目にうつるものすべてが新鮮でワクワク車窓にくいついてました。
ヌワラエリヤの競馬場は、レースがない時はポニーの乗馬体験もできるそうなので、時間がある方はぜひ。
さて、ナヌオヤ駅に到着。
チケットはWEBサイトで購入済みなので、のんびりホームへ向かいます。
本日の時刻表。
まさか2時間以上も遅れるとは。
何もないホームのベンチに座り、ぼんやり列車を待ちます。
犬がいっぱいいた。
やっと来ました。コロンボ行きの列車。
紅茶鉄道
予約したのは一等車相当の、展望車の座席。
ほかの列車の一等車と違い、展望車は窓が開くのがよいところ。
こんな感じの車両です。
「いいじゃーん」とよろこんだのもつかの間、自分の席には誰か別の人が座っているわ、実はこの車両は最後尾なので列車は座る向きとは逆方向に進むわで、ちょっとかなしくなりました。
でもなんとか景色がよく見える側の並びの席を確保して座ることができました。
憧れていた景色を目の前にして、二時間半待った疲れも空腹感もふきとびます。
世界の車窓からの音楽を脳内再生〜 pic.twitter.com/Q6y3whv5Ar
— Marie 📗 (@marie__100) July 22, 2025
夕やけに染まる大地。
予定より大幅に遅れて首都コロンボに到着。
Uberでトゥクトゥクを拾い、スムーズにホテルにチェックイン。
ホテルそばのバーで遅いばんごはんをいただきました。
おまけ:鉄道切符の事前購入方法
列車のチケットは事前にWEBで予約購入できます。
現地で発券の必要もなく、スマホでQRコードのついた購入ページを見せるだけ。
まずはトップページから、出発駅と到着駅、乗車日、乗車人数を入力し、列車検索をします。
こんな感じで候補が出てくる。
一等車・二等車・三等車と色分けされてます。
Availableの欄が、残席数。
一番下のObservation Saloonというのが展望車で、私たちの乗った車両です。一等車扱いですが、ほかの一等車と違い、窓が開けられます。
候補を選択して次のページに進みます。
名前など必要事項を入力していきます。
NIC/PASSPORTのところはPASSPORTを選び、パスポート番号を入力。
最後のところで、一等車・二等車・三等車の最終変更ができます。
値段の比較ができますが、比較する必要もないくらい安い。
支払方法を選びます。
クレジットカードは手数料がかかります。
これはスリランカ国内でも同様で、だいたい手数料が乗っかる。
支払いが完了したら、登録したメールアドレス宛にモバイルチケットのPDFが届きます。
念のために印刷して持参しましたが、スマホ画面を見せるだけで問題なく乗車できました。QRコードの読み取りすらなかった。
事前にWEBからチケット購入ができると、旅先での列車移動がさらに楽しく便利になりますねー。
ちなみに、どこもそうかもしれないけれど、スリランカ鉄道も午後を回るほど遅延時間が大きくなっていくので、朝早い列車のほうが比較的時間に正確に到着するかもですー。
コロンボ編に続きまーす。