交流備忘録



今回、なんだかんだと無理やり韓国語を話すチャンスを見つけてはトライしてみましたが、釜山訛りが…とか言う以前に、自分の口から、カタコトとすら言い難い単語の羅列しか出てこなかったことがショックでした。で、その単語も発音が悪くて通じないという…(涙)
やはり独学では、かなり意識してアウトプットの練習をしないと、実用レベルにもっていくのは厳しそうです。
語彙をどんどん増やしていくのと同時に、超基本的なことを瞬間韓作文でじゃんじゃん言えるようにならないとだめだなと実感しました。
発音も大きな課題が残ります…、現状では音読録音など、構えてやれば多少は聞けないこともない発音ができているような感じではありますが、練習なし台本なしの本番一回勝負だと、なかなか思うようにいきません。声に出す練習がまだ不足しているのでしょう。
ただ、ものすごく相性のよかった木内先生のラジオ講座(前半のみ)をかなりやりこんでいたおかげで、講座のスキットの中に出てくる文章に関しては、フレーズまるまるスラッと口からすべり出てきました。「フレーズで覚える」「音読100回(できてないけど)」の効果を実感しました~
ちなみに、木内先生のラジオ講座の各課のタイトルになっていたフレーズが、韓国語版ゴーオンジャー見てたら2個も飛び出してきて驚きました。(「マウメトゥロヨ」と「マルドアンデ」)
知らない単語は音でしかなくても、覚えてるフレーズって、ちゃんと意味を持って聞こえてくるのがすごいな~と思いましたよ!
ではでは、忘れないように交流備忘録。
かなりくだらない上に、なんの参考にもならなさそうなので、お忙しい方はぜひすっとばしていただきたく。


 
【交流1・地下鉄駅】
地下鉄駅のベンチに座って休憩していたら、うちの子供を構いたいらしく「アギヤーアギヤー」と、後ろから呼びかける爺1。
(爺1)「父ちゃんはどこだ」
(子)「……」
(私)「(子供に通訳しつつ)日本にいます」
(爺1)「ここに住んでんのかー」
(私)「(子供に通訳しつつ)いえ日本から来ました」
(爺1)「アギはいくつだー」
(子)「(私が通訳しても)……」
(爺1)「この子は口が聞けんのか、耳が聞こえんのか」
(私)「いえ子供は韓国語がわからないんです」
爺1、この子供は耳が聞こえないぞと周囲の爺数人に教える
(爺2)(見かねて)「いやいやそうじゃないだろ日本人だから韓国語がわからないんだ」
爺2、片言の日本語で子供に話しかけてくれる。爺1、首をひねり続ける。
爺1はなぜか私でなく子供と話そうとムキになっていらして、子供は10秒おきくらいに繰り出される「アギヤー」にかなりひるんでおりました。
その後、爺たちに別れを告げて地下鉄に乗ろうとホームに向かったのですが、なんと私たち、反対方向の改札口を通過してしまいました。
近くに駅員さんも見当たらなかったので、迷わず話が早そうな爺2に事情を説明(といっても相当のカタコト)。爺2はすぐに駅員を呼びにいってくださり、無事反対側のホームに下りることができました~。感謝ハムニダ。
地下鉄の中では、寝入った子供を抱っこした私を見かねておばあさんが席を譲ってくださいました。ガイドブックなんかではお年寄りには席を譲るとか、立っている人の荷物を座っている人が持ってあげるとか、親切心あふれる車内を想像していましたが、意外に若い子達が年配の方に席を譲らないのに驚きました。ちょっとさびしかったなあ。寝たふりはだめだよ、若者たち。
【交流2・タクシー】
海雲台に行くのに、広安大橋を通ってみたかった私。行きのタクシーでは、橋がどこにあるかすらわからなかったので(トンネルが多かったからその間に通り過ぎたのかしら)、帰りのタクシーではぜひ通ってもらうようお願いしてみました。(無事通じてよかった)
いろいろ問いかけたものの、返ってくる答が聞き取れず会話は弾みません(投げっぱなし)。でも、UN記念公園の前を通ったときには、丁寧にガイドしてくださったり、とても親切な運転手さんでした。
広安大橋、1000ウォン通行料金を払うだけでかなり爽快なドライブになりました。楽しかった~。所要時間もタクシー料金も、行きとほとんど変わりませんでした。

【交流3・郵便局】
増えた荷物を日本に送るのに、郵便局へ行きました。ダンボール箱を買って、荷物を詰めて、EMSの送り状を書いて…。エアメールの郵便料金の支払いも。そのたびに親切に声をかけてくださいました。まあほとんど身振り手振りで事足りたんですが…、問題はその後。
ホテルに帰ったら郵便局から「忘れ物してますけど今から取りに来ますか」と電話が。「すぐ行きます」と答えて、ホテル裏の郵便局へダッシュ。電話口で相手の言うことが一発で聞き取れて、ちゃんと答えることができたのは奇跡だわ~。結構嬉しかったです。転んでもただじゃあ起きませんよ。
郵便局のおじさま、いろいろお世話かけました。
【交流4・ホテル】
行きたいレストランが見つからず、尋ねてみたところあれこれ相談に乗ってくれたホテルのフロントのお兄さんとお姉さん。でも書いてくれた地図は結局よくわからなかった…。泊まったホテルはサンセットホテル。きれいだしロケーションもばっちりで大満足でしたが、韓国ならではのペダル(配達)がNGでした。それだけが残念。
【その他】
実質2日間の短い旅行だったにもかかわらず、食堂のおばさんに二度も連行されました。あのパワーには勝てません…
焼肉屋のおばさんに、子供(3歳)が「パジョンジュセヨ~」。おばさん「オプソヨ~」。子供はしつこく3度くらい言ってましたが、おばさんはそのたびに「オプソヨー」と言ってくれました。忙しいのにカムサハムニダ~。
夕食をとった焼肉屋さん「国際会館」のメニュー。牛肉も豚肉もやわらかくっておいしかった~!!
 

シェアする

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. rororo より:

    Marieさん、すばらしいではないですか!ちゃんと聞き取れているし交流なさってる。
    韓国に久しぶりに行ったとき、優先席で寝たふりをしている若い男の子を発見し、あーこの国も日本と同じになっちゃったと思いました。以前はほんとに席を譲ったり鞄を持ってくれたりは当たり前だったのに。バスに乗ってるとお菓子を分けてくれたりね。

  2. Marie より:

    >rororoさん
    いえいえ、聞き取れたのは単語だけで、あとは推測で補ってました。言いたいことが伝えられなかったこの不完全燃焼感を、これからの勉強に生かしたいです。
    地下鉄では結局、お年寄りにばかり手助けしていただきました。公衆道徳の低下、ということもあるのでしょうが、日本(文化)に親近感を持っている若者でなく、日本に対して複雑な思いを持っている年配の方々がためらわず手を差し伸べてくださったということにいろいろ考えさせられました。

  3. kumaneko より:

    お年寄りは日本よりガッツがあるかな~って思いました,良くも悪くも。
    シルバーシートは、お年よりが「こっちよ!」って感じでちゃんと座ってましたから~
    でも譲ってくれたのもお年寄りで、若い人はなんかしらー、でしたわね。
    最近いくつか行った国では、どこも子連れにすごく配慮してくれて、楽ちんだったので、韓国はちょっと冷たいな~って思ってしまったわ~。
    中東は、たぶん、ある種のマッチョズムで、若者~中年くらいの男性が、さっと子どもに席を譲ってくれるし、
    中国は、おばちゃんとかお姉さんも親切だけど、おじさんが優しかったかな?ともかく、子どもが寝てしまって、だっこしたまま,誰も譲ってくれないっていうのは、日本と韓国しか経験なしです。(日本は譲ってもらったことない!)
    ま、子は育ちますので、次回はたぶん戦力になりますよ。
    そのうち荷物もってくれたりしてね。

  4. nikka より:

    子連れにやさしくない社会というのは、お先真っ暗な感じします。
    だから、私たちが率先して、そういう社会を変えないとダメだと思っています。
    電車に乗ってるときとか、階段でベビーカーを抱えて上り下りしているお母さんとかいたら、絶対声を掛けるようにしてます。
    私たちの世代が、そういう姿を子どもたちに見せていくようにしましょうよ!
    …で、アウトプットの問題ですが、独学だと本当に課題ですよね。若者なら、いろんなコミュとかに参加する方法もあると思うけど、そういうのもなかなかないですから…(>私の年代だと^^;;) 私は週1回の教室だけが、アウトプットの機会となっていて(授業が全部韓国語です)、それだけでもずいぶん助かってます。

  5. Marie より:

    >kumanekoさん
    ほんとですね。韓国のお年寄りは元気だし、人に優しい感じです。日本は、若者が…というよりは、全体的に、他人を人間とみなさないって言うか、目に入ってないみたいにふるまいますよね。私は田舎育ちでそういうことを経験せず、大人になって都会の様子を目の当たりにして、ものすごいショックを受けました。
    今住んでいる所も知らない人にやさしくなくて、言葉もきついし、最初はすごく嫌いでした。でもまあ、自分が同じようになっていくのもつまらないので、外では積極的に手を貸すのですが、皆さん慣れてないんで驚いてまず「ビクッ」とするんです…。
    そう、子は育ちます。そして「えーまたー?」と私のふらふら旅行を嫌がる前に、しっかり一緒に楽しもうと思います♪
    機会があればまたご一緒しましょうね~

  6. Marie より:

    >nikkaさん
    私も、社会を変えるため!とかではないですが、同じようになるのはイヤだなあという理由で積極的に声をかけています。
    小学生の女の子がお年寄りを押しのけて乗車して、優先席に友達の分まで確保して大股広げて座った時は、悲しくなりましたね…。その子の隣にいた私がお年寄りに席を譲りましたが、何とも思わなかったかもしれません。子供は結局、大人の姿を真似してるんですよね…。
    授業が全部韓国語ですか!いいなあ。私は、留学生に家庭教師でもお願いしようかと思ってます…。