エリザベス・ストラウトのOh William!を読み終えました。
ルーシー・バートンシリーズの3作目です。
2作目を読んでいないので読まなくちゃ、と思ったら、なんとこの9月にシリーズ4作目が出てました。
4作目を先に読んでしまうつもりです。
エリザベス・ストラウト作品
日本語で『オリーヴ・キタリッジの生活』を読んで、すごく気に入ったのでした。
続編のOlive, againはセールで買ってKindle版を持っているけれど、そういえばまだ読んでない…。
原書で読んだのはLucyシリーズの1作目、My Name Is Lucy Bartonです。
この記事を書いているときにすでに2作目が出ていたのに、記憶のかなたにとんでしまっていて、先日ふと見つけた3作目がセールで安くなっていた時に購入し、一気に読み終えたのでした。
2作目はこちら。
Oh William!
1作目は母との再会の話、2作目は故郷に置いてきた家族の話、3作目は別れた夫の話です。
夫婦というのは、もともとは赤の他人なのに、共に暮らしているうちに家族になっていくのだなあということを、離婚してふたたび他人となった元夫とルーシーとのやりとりを通じて実感します。
これは1作目でも同様なのですが、印象的な場面がたくさんあって、淡々と現在と過去が語られるだけなのに、ふいに自分自身の記憶が引き出され、わーっと泣き出したいような気持ちにさせられます。
This is the way of life: the many things we do not know until it is too late.
オリーヴ・キタリッジのことも好きだけど、ルーシー・バートンはもっと好きです。
ルーシー・バートンの2作目もすでに日本語版が出ているようなので、3作目4作目も続きますように。