ひさしぶりに、手帳をテーマにブログを書いてみます。
12月になったので、12月のページを作っていきます。
バレットジャーナルのいいところは、使う人の数だけ使い方があるところ。
数あるやり方のひとつの例として、私の作り方を紹介します。
「ページを自作するなんて、めんどくさくて続かない」と言われがちなバレットジャーナルですが、シンプルな運用なら手間は全然かかりません。
バレットジャーナルで大切なのは、マイグレーション(移行)。
書き込んだページを見返しながら、優先順位や必要性、自分にとって大切なことは何かを確認していきます。
これは特にバレットジャーナルでなくても、市販の手帳でもすぐに実践できること。
マンスリーログページ
シンプルなタイプのバレットジャーナルということで、月の扉絵などは書きません。
月の変わり目に作るのは、その月のカレンダー。
日付を横軸にとった、習慣トラッカータイプです。
定規の使い方がヘタで、いつも直線を引くのがうまくいかない。
でも、いいのです。気にしない。
トラッカーに、毎日やりたいことを書いていきます。
ブログ更新、旅本の原稿を進める、それから毎日のウォーキング。
先月のマンスリーログをチェック
新しい月のページを作るときにかかせないのが、前月のマンスリーログの見返しです。
やるべきこと、やりたいこと、月内の予定や思いつきメモがそれぞれ書いてあります。
できたこと、できないことをチェックしつつ、次の月に「移行」するべきものを取捨選択していきます。
習慣トラッカーは本来のガントチャートとしても使えます。
トラッカーの下の方、グレーのマーカー部分は、工程表にもなっています。
月の後半は業務が重なるので、月末締め切りのものを前倒しで片づけることができました。
インデックスを更新
ノートの最初の方にあるインデックスページを更新します。
ウィッシュリストをチェック
同じくノートの最初の方にある、ウィッシュリストも確認。
こまかくブレイクダウンして、今月のタスクに落とし込めそうなものはマンスリーログに記入していきます。
いいこと起こったリストを更新
今年起こったいいことリストを更新します。
いいことは何度でも振り返りたい。
ほかにも感謝ログ(Gratitude Log)もあります。
ささやかなことこそ、記録に残す。
日々の幸福度を上げるのに貢献してくれています。
過去のデイリーログをチェック
先月のデイリーログを見返して、やり残しをチェック。
また、達成したことから、さらに一歩進められそうなこと、進めたいことを考えたり、ひと月の間に書き留めたアイデアやメンタルログを見ながら、今月に活かしていけそうなことがないかレビューしていきます。
もやもやと頭の中で輪郭を取らずに渦巻いているものたちを、できるだけかたちに、ことばにしてあげます。
Googleカレンダーと突き合わせ
スケジュール管理はGoogleカレンダーで行っています。
ノートを開きつつ、Googleカレンダーを見ながら、今月の予定を確認していきます。
「予定」を遂行するために、あらかじめしておかなければならないことを洗い出して、タスク一覧としてまとめておきます(これはデイリーログに移しやすいように、ふせんに書くことが多いです)。
楽しい記録は日々の満足度を上げる
誰かに評価されたり、何かいいものをもらったり、外からやってきた嬉しいこと。
それ自体はもちろん嬉しいことだし歓迎するべきことですが、それがなくなってしまうと、嬉しさの源も断たれてしまう。
でも、感謝したり、自分が自分を認めたり、といった、自分の中から出てくることは、自分が意識していれば、なくなることはありません。自分以外の誰かの言動に頼らなくても、満足度・充実度をキープできるというのは、日々の暮らしにとってとっても大切なスキルだと思います。
バレットジャーナルを使うことで、「忘れ物が減った」とか、「アイデアを仕事にうまく活かせるようになった」とか、実利に結び付くメリットもたくさんあるのですが、振り返りをノートを使って習慣化させることで、肩ひじ張ることなくマインドフルネスを実践できるようになったことも、よかったことのひとつです。
マイグレーション
以上、月替わりの移行作業「マイグレーション」についてご紹介しました。
扉絵をきれいに描いたり、カリグラフィでページタイトルをきれいに書くことももちろん素敵なことですが、バレットジャーナルのコアである、「マイグレーション」についても、たくさんの人に知っていただきたいなと思っています。
月に一度、日々を見つめなおし、自分にとって大切なことは何か、そのために何ができるか、のんびりと考える機会を持ってみませんか。
ロイヒトトゥルム・ドット方眼・A6・2019年新色パシフィックグリーン