ざっくり大掃除リストを書き出してみましたが、すんなり進むとは思えません。
いつもそうです。
やることリストを書いても、その通りに動けない。
「やることリスト」としてデイリーログに書いているし、目に入っているし、やらなければならないとわかっているのに、着手できない。
「やらなくちゃいけないとわかっているのにできない・やらない」という状況は意外と頻繁に発生します。
学生の頃は、定期試験直前に部屋の模様替えをやらずにはいられませんでした。
冷静に考えれば、ただ素直に試験勉強をすればいいだけなのに、なぜか全然別のことをしてしまう。
プレッシャーから逃げるためです。
フリーランスの友人で、確定申告のためのレシート処理(1年間ため続けるそうです)が嫌で嫌で、年明けしばらくは気分がずっと低空飛行になる人がいました。
そんなに嫌なら最初から税理士さんにお願いすればいいのに、まず税理士さんを探すことすら、嫌で逃げ回っていましたが、とうとう観念して外注することにしたようです。
問題の本体と向き合ってしまえば、案外なんということもないことなのに、不安ばかりが大きくなって、後回しにしてしまうということは、暮らしの中でわりとよく起こることです。
やらなければならないことを先送りにし続けていると、意志が弱いとか、私はなんてダメなやつだとか、自己肯定感をすり減らしてしまう思いが湧いてくるので注意です。
自分を責めるより、やれる仕組みをつくっていったほうがいい。
他人に相談する
解決策として有効だと感じるもののひとつが、他人を巻き込むことです。
ただ聞いてもらうだけでもいいですが、少しだけ関わってもらうと効果が大きいです。
やりたくないことに着手するには、私の場合、なんらかの強制力が必要。
家のことをいつも後回しにしてしまう私ですが、家族に最初の小さな作業をお願いすることで、やらざるを得ない状況を作ります。
リビングのファンの埃払いをしたいから、リビングにある自分のものを回収しておいて、とか。
下駄箱の大掃除をしたいから、中にあるもう履かない靴を出して集めといて、とか。
うまくいけば家族が続きもやってくれることもあります。
細分化は、ばかみたいだけど効く
とりかかるのがおっくうだと感じることは、小さな小さなタスクに細分化するとはじめやすいです。
家族に任せる最初のとっかかりも、細分化した最初の小さなタスクです。まず必要なのは細分化。
書けば1行ですむやるべきことを、いちいち細かく分けていくのは、正直ちょっとばかみたいなのです。
でも、「取引先で14時にミーティング」という1行には、いろいろしなければならないことが詰まっています。
14時にきちんと到着するためには何時に出発しなければいけないか、どういうルートで行けばいいか、出発までに用意しなければいけないものは何か、などなど。
「下駄箱の大掃除」にしても、「いらない靴の選別(家族全員分)」「靴を出していいごみの日を確認しておく」「棚に敷く防臭シートの替えを購入しておく」「拭き掃除」「シート交換」「消臭剤交換」「ついでに沓脱場も掃いて拭く」といった小さなタスクが集まったものです。
拭き掃除を終えてから、替えシートを買い忘れていることに気づいたら悲惨です。
頭の中がすっきりしていて、脳内で段取りをちゃんと整えられる人ならば、このくらいちゃちゃっとできるのでしょうが、私には難しい。
「大掃除リスト」を作っただけでは、何も進まない。
そこから派生して、細分化した「下駄箱の大掃除リスト」が必要になります。
こまかすぎてちょっとばかみたいな「下駄箱の大掃除リスト」から、ひとつひとつやることを取り出して、デイリーページにセットし、(こんなことリストにしないとできないなんてばかみたいだな)と思いながらこなしていきます。
箇条書きにすることもあるし、こんな図にすることもあります。掃除じゃないですけど。
3か所を回って、1日でやることをやりきれるかどうか不安だったので、移動時間と所要時間の予測を書き出してみました。
頭の中で考えるだけでは確信が持てないので、書いて目に見える形にすることで安心するのです。
大掃除リスト・2つのタイプ
この時期、大掃除のリストを作る人は多いと思いますが、このリストを作る人には2つのタイプがいそうです。
「ざっくりした大見出しの大掃除リストを作るだけで、最後まできちんと終えられる人」と、「大掃除が嫌でたまらないのでとりあえず大掃除リストを作ってやる気を奮い立たせてみる(けどリスト作っただけで終わる)人」。
自分が後者だという(私のような)方は、ぜひ(こんなのばかみたいだなあ)と思いながら、細分化したリストを作ってみてください。
やるのがゆううつだなと思う項目であればあるほど、効果があると思います。(リストの半分もできたら自分をほめまくって、自己肯定感を高めましょう!!笑)