3週間ほどかけて読みました。おもしろかった!!!!!
1990年、実際に起こったイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館での絵画盗難事件をモチーフにした小説です。
若くうつくしい無名の画家Claireのもとに、知人である画廊のオーナーMarkelから作品制作の依頼が届きます。
その依頼はなんと、ガードナー美術館で盗難にあったはずのエドガー・ドガの絵の贋作を描けというもの。
高額な報酬とギャラリーでの個展開催の約束につられて、贋作の制作を承諾するClaireですが、「トラブルなど起こるはずがない」というMarkelの言葉とは裏腹に、次第に事件の渦中に巻き込まれていきます。
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盗難品であるドガの贋作制作・依頼者とのあやうい恋、危険な香りいっぱいの現在に加え、Claireがいまだ立ち直れずにいる3年前のある出来事、そしてガードナー美術館の創設者Isabellaが姪に宛てた書簡が語る歴史の謎…、複数のエピソードが重なり合ってドキドキハラハラ、スリリングな展開に釘付けです。
英語はそれほど複雑でなく、難しい語彙や言い回しも少なく、意味がとりやすい文章です。
DUO 3.0 の例文、毎日200以上目を通すようにしているのですが、例文に出てきた単語がたくさん話の中に出てくるので、いい復習になりました。
後半はスピード感があり、細かいところを深く考えると「?」な部分もあるのですが、先が気になってどんどんページをめくり、終わりの20%ほどを一日で読んでしまいました。まさしくpage-turner。
以前盗難された絵画を捜索する側の物語に惹かれ、いろいろと読み漁りましたが、今度は贋作についての本を読みたくなりました。
修復家だけが知る名画の真実 (プレイブックス・インテリジェンス)
次は読みかけのWar Horseにするか、タイトルが気になってしょうがないこの本にしようか…
The 100-Year-Old Man Who Climbed Out the Window and Disappeared