Amazonプライムで無料になっている映画『マイ・プレシャス・リスト』の原作、Carrie PilbyがScribdで読める&聴けることに気づきました。
どちらから先に読もうか&観ようか悩みましたが、小説から先に読むことに。
Scribdについてはこちらに詳しく書いてます。未体験の方は招待コードもあります!
あらすじ
キャリー・ピルビーは19歳。3年飛び級してハーバードに入り、卒業したIQ185の天才です。
父親の借りてくれたNYのアパートの部屋で本ばかり読んでいる引きこもりの彼女は、週に1度父親の友人のセラピスト、ペドロフ先生と面会するのが唯一の人づきあい。
年の瀬も押し迫る、感謝祭にクリスマスと人恋しい季節の中で、キャリーはペドロフ先生に渡された幸せになるためのリストをいやいやながらも実践していきます。
人づきあいが苦手で、ひとりでいることが苦じゃない女の子が、もがきながらも人とのつながりに意味や幸せを見出していくお話です。本ばかり読んでいて、一人でいることが全然平気な私にとっては、とても共感するところの多い物語でした。
感想
映画はとても原作に忠実です。
省かれたエピソード、加えられたエピソードもありますが、原作のセリフもそのままのところが多く、流れもほとんど同じです(でもエンディングに向けてのクライマックスは別のところにあるので、どっちも楽しめます)。
教授とのかかわりの部分は、小説よりも映画の方が痛々しく感じました。そのぶん、後半の展開でバランスがとれてたかな。
映画も小説も、Cyとの場面がもっとほしかったです。映画ではウィリアム・モーズリーが演じていましたが、とても素敵でした。
主人公を演じるベル・パウリーが役にぴったりですごくよかった。キュートだけどめんどくさい性格をすごくリアルに演じてました。
映画からでも小説からでも、どっちからでも楽しめると思います。
先にも書きましたが、本が好きで、ほっといてもずーっと部屋で読書してれば満足。誰かと話をするのは嫌いじゃないけど、うまくコミュニケーションを取れなくて失敗して、結局いつも自己嫌悪に陥ってしまうので、ひとりの方が気がラクかなと思いがちな人間としては、ひとごととは思えない作品でした。
映画の方に出てた『フラニーとゾーイー』、ベタですが私も愛読していました。
おお、今は村上春樹訳なのですね。
私が読んでたのは新潮文庫の野崎孝訳でした。『ナイン・ストーリーズ』とセットで。
もっといろいろ書きたいことがありますが、ひとまずここまで。
小説はティーン向けで、英語も読みやすかったです。
映画もですが、小説でも会話シーンに印象的なところが多く、セリフ部分にたくさんハイライトを引きました。