マット・ヘイグ『今日から地球人』読み終えました



2月に読んだ本です。

マット・ヘイグ『今日から地球人』。

The humans 今日から地球人

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ログを確認すると、英語版と中国語版を並行読みで2017年の秋冬に読んでました。
主人公が数学者(の身体をのっとった、地球人より断然IQの高い宇宙人)なので、内容的にも理解が難しい箇所が多くあった記憶があります。

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答え合わせのつもりで数年ぶりに日本語版を読みました。
理解の足りない部分は語学力が足りないせいかと思ってましたが、日本語でもよくわからないので問題はそこではなかった。

あらすじ

知ってはならない数学の真理を解き明かしてしまった地球人の数学者。彼とその周囲の人たちを抹殺するため、遠い星から遣わされてきた宇宙人。

これだけ聞くとおどろおどろしいSFスリラーのようですが、実際には、地球人についての知識ゼロのまま数学者になりかわってしまったために、やることなすことトンチンカン。ハダカで夜の大通りを歩き、車に轢かれるわ警察につかまるわすっぽんぽんでニュースに出ちゃうわあいさつと勘違いして唾吐きまくるわ、笑いが止まりません。

とはいえ、宇宙人本人は大真面目で、秘密を知ってしまった関係者を闇に葬るため、彼から見ると気持ちが悪い姿かたちをした地球人に溶け込む努力をしつつ、ちゃくちゃくとプランを遂行していきます。

と、そこに、めばえる家族への愛。

愛は不条理。愛は非合理。

いろいろつっこみどころは多いのですが(著者の作品をいくつか読んでますが、どれもツッコミどころ満載です)、おもしろく読めました。どの作品もちょっと冗長だなと感じるのは私だけでしょうか。

エミリー・ディキンソンの詩が各所に出てきたり、トーキング・ヘッズやデヴィッド・ボウイのSpace Oddityが出てきたり、宇宙人の見ている世界が文学や音楽を通じてダイレクトにこちらに伝わってくるのがすごいなあと思います。

(これ読んでる同じ時期に別の本にもボウイのSpace Oddityが出てきたんだけど、どの本だったっけ。)

ちなみに日本語版装丁イラストはヨシタケシンスケが手掛けています。かわいい。

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